30代で絶賛タイに移住なうな筆者(バンコク、パタヤ、チェンマイに合計7年くらい居住歴あり)が、移住、ロングステイの方法、必要な準備、費用、注意点、メリット、デメリットについて全力でまとめてみたので、移住を考えている方は是非参考にしてください!
ロングステイビザが貰えないような若い年齢の人でもタイに移住することは簡単です。
移住やロングステイと書くとなんか凄い大げさに見えるかもしれませんが、観光の延長程度に1〜2ヶ月程度住んでみるプチ移住から1年以上のそこそこ長い移住まで様々な人の役に立つようまとめてあります。
タイは移住、ロングステイが簡単な5つの理由
まずタイは海外移住、ロングステイにおいて比較的ハードルが低いということから説明を始めます。
タイが他国と比べて移住、ロングステイが簡単な理由は以下の5つです。
- 他国と比べてビザの条件が緩い
- 他国と比べて物価が安い
- 治安が良い
- 文化が日本と近い
- 移住の実績が豊富で情報が多い
ほとんど海外旅行の延長的なノリで移住、ロングステイを始めることができるくらいハードルが低いです。
この5つについて説明していきます。
タイは移住、ロングステイに必要なビザの条件が緩い
ノービザで隣国への出入国を繰り返す、いわるゆるビザランで2年、3年と住み続けることができた時代の人達が
等と発言をしているのをたまに聞きますが、他国の常識と比較すればぶっちぎりで全然緩いです。
筆者のようなロングステイビザをもらえないような年齢の(ギリ)若者が無条件で長期滞在し続けることができる国なんて世界中見渡してもそうそうないですからね。
2ヶ月までのプチ移住、ロングステイならビザを取る必要すらないし、2年〜3年住むだけなら普通の日本人であれば特になんの問題もなく誰でもビザの問題をクリアできます。
※ただし観光ビザとEDビザの取得が少し厳しくなっているのは事実なのでこれらを使って長期滞在を希望する場合は計画的にやる必要があります。
ビザに関しては後ほど詳しく説明します。
タイは物価が安いので移住コストが安く済む
首都バンコクの物価は日本の物価にかなり近づいてきていると言われている今日この頃ですが、それでもタイの物価は基本的にほぼ全ての分野で日本よりかなり安いです。
よっぽど遊びすぎない限りは日本で生活するよりコストはかなり抑えられます。(よっぽど遊び好きでも日本で同じ生活するより遥かに安く済むと思いますが)
たまに
等と発言している方を見かけますが、余程のど田舎出身じゃない限りは首都のバンコクですら日本と比べたら物価は全然安いです。
タイは日本より家賃が大幅に安い
まず生活の中で最も大きな固定費となる家賃が日本と比べて圧倒的に安いです。
例えば、上の写真のオシャレなプールのコンドミニアムはチェンマイだけど、最安で8000バーツ(2022年10月現在のレートで31000円)くらいから借りられます笑(10000バーツくらいからの部屋が多いけど)
首都バンコクですら、超一等地にある高級コンドミニアムにでも住まない限り(超一等地に住んだとしても六本木や麻布十番で同じレベルの部屋に住むことを考えたら比較にならないくらいバンコクの方が安いですが)日本とは比較にならない安い家賃で広い部屋、綺麗でプール、サウナ、ジム付きのコンドミニアムに住むことができるし、地方に行けばさらに物価は下がります。
また大抵のアパートやコンドミニアムには家具等の生活に必要なものがついてるのでスーツケース一つで海外生活を始めることができます。
参考までに筆者は今チェンマイに住んでいますが、チェンマイで2万バーツ(7万円くらい)以下、特に1万バーツ(3万8千円)前後で借りられるコンドミニアム、アパートをまとめた記事があるので参考にしてみてください。
以前新宿に住んでましたが、新宿じゃ15万円以上出してもチェンマイの15000バーツ(60000円)程度の部屋すら住めません。
スーパーやレストランも日本の物価の半分程度
生活用品についてはだいたい日本の半分程度の感覚です。
レストランでご飯を食べる場合でも例えば有名なタイ料理でいうとカオマンガイやパッタイ、ガパオなんかは30〜40バーツ(100円〜150円)程度で食べることができるので、毎日外食してても大した負担になりません。
タイの現地人もご飯は外で買ったり、屋台やレストランで食べる人が多いです。
上の写真はチェンマイのラーメン屋ですが、安くて美味しいので気に入ってます。
当たり前ですが、輸入品を買ったり日系のレストランで食事をすると日本よりは高いです。
でも例えば日系の大戸屋とかCoCo壱で食べても体感的には日本の1.2倍程度の価格なのでそんなに騒ぐほどのものではないです。
筆者は日系のレストランでほぼ毎週、というか多分2日に一回くらい大戸屋とか吉野家とかCoCo壱とかで食べてますが、それでも総合的な生活コストは日本に住んでた時とは比較にならないくらい低いです。
タイは車、バイクの維持費が安い
- 車の維持費は税金と自賠責合わせてだいたい2300バーツ程度(9000円)
- バイクの維持費は税金と自賠責合わせてだいたい600バーツ程度(2400円)
と日本と比べると維持費は安いし、整備費用も安いし、駐車場も基本無料(orめっちゃ安い)です。(もちろん持ってる車、バイクによって多少違います)
日本でお馴染みのHONDA、KAWASAKI、YAMAHAあたりは日本で買うのと同じくらいの価格(たまにちょっと安い)で買うことができるし、主力が150CC前後だったりとなかなか面白いです。
タイに住んでる外国人は複数台バイクを所有してることが多いですね。
さらに鉄道にバイクを乗せることができたりとバイク旅にも向いてます。
タイでバイクの購入に興味がある方はこちらの記事を参考にしてみてください。
バイクに乗ったことがない方も問題ありません。
タイ国内には設備が充実した教習所がいくつかあり、日本より安い金額で気軽に習いに行くことができます。
詳しくはこちらの記事を参考にしてください。
免許も一から取得可能です。
車に関しては新車も中古車も日本より高めなんですが、その分自分が売る時も価格があまり下がらないので、数千万、数億円するような高級車は別にして、ごく一般的な日本車を買う場合、売却する時の価格や維持費を考えると最終的にかかるコストは日本より安くつく場合が多いと思います。
車の購入に関してはこちらを参考にしてください。
タイは治安が良い(※けど過信は禁物)
在住者としての目線、また過去に観光客として何十回もこの国を訪れた経験から見て世界でもかなり治安の良い国だと思います。
筆者が以前新宿に住んでた時は、3ヶ月に一回くらいは頭のおかしいちょっと危険な人に遭遇したし、繁華街で輩同士が抗争してるのにも遭遇しましたが、今住んでいるチェンマイでは住み始めてから(多分)一度もそういった変な人には遭遇しないです。
むしろ筆者がこの界隈で一番変な人ry
いやもちろん悪い人もたくさんいますよ?
特に大都市で人がたくさんいて、外国人観光客がたくさん来るような場所は世界中どこに行ったって悪い人が集まるんです。
でも滞在中に起こり得るトラブルのほとんどは常識的な行動で防げるし、自力で防御できます。
例えばクラブ帰りに酔った女性が深夜に一人で人通りの少ない繁華街の路地裏をフラフラ歩いてても安全かと言われたらそれはさすがに安全とは言い難いです。
こう言った常識外の行動、油断のし過ぎによって被害に巻き込まれてる人がほとんどで、普通に生活している分にはそんなに治安面で不安を感じる国ではありません。
※世界的に見れば治安が良い国だというのは間違いないけど、タイは日本とは比較にならないくらい銃が出回ってたりします。
巻き込まれる確率は極めて低いですが、銃関連の事件に巻き込まれたり、テロに遭遇する確率は日本よりは高いです。
タイは日本と同じアジアなので文化が近い
筆者はアジア圏外にも居住経験がありますが、日本人が生活する場合アジア圏はやはり住みやすいです。
文化的に共通するところが多いというのは非常に大きなメリットです。
タイと日本は食文化が近い
大抵の日本人はヨーロッパやオセアニアを旅行すると1週間もすると食べ物に飽きます。(筆者は初日で飽きますが)
毎日パスタ、パン、ピザ、フィッシュ&チップスで我慢できる日本人はそうそういないと思います。
この間2ヶ月くらいスペイン、モロッコを遊び行った後、タイに戻る前に台湾に寄ったんですが、台湾に着いてから最初に海南鶏飯っぽいやつを食べた時の安心感と満足感が半端なかったんですよ。
やっぱり日本人は米と麺なんです
みなさんご存知の通り、タイ料理はカオマンガイ、ガパオ、カオパット、パッタイ、パットシーイウ、バーミー等たくさんのメジャーな米や麺中心の料理を安く食べることができるし、最近は日本食の人気も高いので現地の人がやってる安い日本食レストランもたくさんあります。
オリジナルの日本食が恋しくなったら吉野家、大戸屋、CoCo壱、世界の山ちゃん、一風堂と言った日本のチェーン店で食べることも容易にできます。(ただし上で述べた通り、これら日本のチェーン店は日本で食べるより若干割高です)
また自炊したくなったらスーパーに行けば日本食材は何でも手に入ります。
筆者も家にラーメン、うどん、素麺、納豆等いろいろ溜め込んでますから。
食べ物に関するストレスがアジア圏外と比べると圧倒的に少ないのは大きなメリットです。
タイと日本は街中の文化も近い
街中の構造、人々の生活スタイルもやはり似ています。
24時間営業のセブンイレブンが乱立し、1つのエリアになんでも揃う大型スーパーがいくつもあり、多くのレストラン、観光施設は土日祝日問わず年中オープンしてます。
無計画で深夜にお腹が空いてもセブンイレブンやマックでいつでもどこでもご飯を食べることができます。(便利過ぎるってのは良いことばかりでもないかもしれませんが)
アジア圏外の多くの国ではこうはいきません。
深夜はほぼ全ての店が閉まっている国が多いです。
深夜にお腹が空いて家に何もなかったら翌朝まで我慢しなければいけないのできちんと計画的に買い物をする必要があります。
例えばオーストラリアで日曜祝日に街に出てみるとよくわかります。
(特に朝なんかは)廃墟の方が人いるんじゃないかってくらい人がいなくて店も軒並み閉まってます。
筆者はアデレードに住んでいた時にイースター休暇を知らず、準備不足だったことで餓死しかけたことがありますから。
タイに移住、ロングステイの情報が溢れてる
情報がたくさんあると言うのは非常に大きなメリットです。
海外移住、ロングステイに関してタイほど情報が溢れている国はないでしょう。
世界中から多くの人々が移住、ロングステイしにきているので、ほぼ全ての主要言語でリアルタイムの情報を豊富に得ることができます。
もちろん日本人の移住者は特に多く、基本的な情報に関しては仮に英語やタイ語を一切理解できなかったとしても問題なく得ることができるし、住むエリアによっては日本語だけで押し通すことも可能でしょう。(当然最低限の英語、タイ語はできた方が良いですが)
また受け入れ側のタイも移住者、ロングステイヤー、外国人観光客に慣れているため、こうした人たちに向けのサービスが豊富に用意されています。
タイに移住、ロングステイするための具体的な方法と準備=5ステップ
複雑なことはなく、基本的には海外旅行の延長的なノリで移住、ロングステイ生活を始めることができます。
- 住む場所を決める
- 住む日数を決める
- パスポートを用意して、航空券、ホテルを予約する
- 海外旅行保険をどうするか決める
- 現地に飛んでアパート、コンドミニアムを探す
の5ステップです。
ていうかフットワークの軽いアクティブな人ならとりあえずタイに飛んでみて良さそうなら住む、なんか微妙だったら帰るっていう軽いノリでも全然OKです。
タイのどこに移住、ロングステイするかを決める
外国人に人気があるのはバンコク、パタヤ、チェンマイ、プーケットあたりの比較的規模の大きな都市です。
サメット島やパンガン島と言った離島に住んでる若くてフロンティア精神旺盛な人の話もチラホラ聞きますし、タイ人女性と結婚してる人なんかはチェンライやメーサイ、コンケーン、ウドンタニ等の地方都市に住んでる人とお会いしたこともありますが、あまり一般的ではないので説明を省きます。
インターネット等で情報を集めて直感で選ぶのでも良いですし、日本人はタイに60日間(イミグレで延長した場合)はノービザで滞在することができるので、一度タイに旅行がてら偵察にきて決めるのが良いかと思います。
一応上の4つの都市について簡単に紹介します。
バンコク=タイ移住、ロングステイのド定番、東南アジア屈指の大都市
東南アジア屈指の大都市で、多くの日本人在住者がいるバンコクはタイ移住、ロングステイ初心者向きと言えるでしょう。
バンコクの良いところ
- 日本から直行便があるので行き来が楽
- 大きな国際空港が2つあり、安いLCCがたくさん飛んでいるので国内、周辺諸国への旅行も便利
- 大都市なので都会に住みたい人向け
- 多くの日系スーパー、デパート、美容院等があり日本のものが何でも手に入る
- (要注意)夜遊びが充実している
やはり首都だけあって利便性はダントツでしょう。
住んでいる日本人も多く、日本人専用のサービスもたくさんあります。
夜遊びもクラブ、バー、怪しいお店等何でも揃っていますが、これは次のバンコクの悪いところでも説明するように注意が必要です。
バンコクの悪いところ
- 大都市なので人が多いし、場所によっては悪い人もいる
- 中心部の人気あるコンドミニアムは短期契約できないことが多い(1ヶ月〜契約可能なアパートはあります)
- 立地のいい場所に住もうとすると家賃が高い
- 夜遊びしすぎたら金がいくらあっても足りないし危険も増す
日本で言うところの東京です。
良い人もいれば悪い人もいるし、タイの中では比較的家賃が高いです。
またバンコクのコンドミニアムは短期滞在を受け付けてくれるところがチェンマイやパタヤと少ないような気がします。(でも短期滞在したい人向けのアパートはたくさんあるので住む場所が見つからないと言うことはないでしょう)
そして夜遊びに関してですが、一部の旅行客にとってタイと言えばこれがメインになるほど夜遊びで有名な国です。
別に夜遊びするなとは言いませんが、毎日夜遊びしてれば生活コストは普通に東京に住む場合と比べて高くつくだろうし、トラブルに巻き込まれる可能性だって高くなります。
筆者が以前パタヤに住んでいた時は2週間に一回くらいは夜の街で働いてる女の子(4割くらいレディボーイだけど)と外国人がトラブってるのを見かけたし、顔面から血を流して倒れてるヨーロピアンのオッサンも見かけました。
支払いで揉めてレディボーイにハイキックされたそうです。
パタヤ=バンコク近郊にある夜の街で有名なリゾート地
夜になると街全体が歓楽街と化すわけのわからないリゾート地です。
パタヤの良いところ
- バンコク市内やスワンナプーム空港からバスで2時間程度と立地が結構良い
- ビーチフロントのコンドミニアムが割と多いのでリゾート気分が味わえる
- 1〜3ヶ月程度の短期滞在が可能なコンドミニアムが多くバンコクよりは割安
- 近場にラン島やサメット島と言った海が綺麗な離島がある
- ビザの延長手続き等をするイミグレーションが緩い
- 夜は星の数ほどのバーやレストランがあるので飲む場所には困らない
バンコクからそんなに遠くなく気軽にリゾート気分を味わえる街です。
スワンナプーム空港に直行バスがあるので、タイ国内、周辺国、日本へ行く際には便利ですね。
夜になるとウォーキングストリートやソイブアッカオは数えきれないほどのバーやクラブで盛り上がってるのでこういった賑やかな街が好きな人にはおすすめです。
パタヤの悪いところ
- 娼婦、怪しいマッサージ屋さんの勧誘がしつこすぎる
- 家賃以外はバンコクよりも物価が高いエリアがある
- 場所によっては賑やかすぎる
- リゾート地ではあるけどパタヤビーチの海は全然綺麗じゃない(海を楽しみたかったら離島まで行く必要がある)
- 外国人に慣れすぎ(ローカルの食堂でチップを要求されたのはこの街が初めて)
何と言っても娼婦と怪しいマッサージ屋さんの数が尋常ではないため、目の前を歩くだけでとてつもない勧誘の嵐になります。
筆者は全く興味がないので、毎回スルーしてたんですが、スクラム組んで進路妨害等は当たり前のようにやってきます。
と言って切り抜けるんですが、毎日これ言ってたらついに日本語で
と嘘つき認定されていまいました。(まぁ間違ってはないですw)
たまたま筆者が住んだエリアがこういうの多いところだったので、買い物行くだけで毎回絡まれてかなりストレスになりましたね。
こういうのが好きな人なら良いですが、そうでない方はパタヤ南部のジョムティエンビーチ周辺なら比較的落ち着いて過ごせるかと思います。
チェンマイ=タイの移住、ロングステイ先として人気No. 1!デジタルノマドの世界首都
筆者が今住んでいる街です
タイ国内のあらゆる地域を旅して回ってバンコク、パタヤにも住んでいたことがある筆者ですが、タイで一番おすすめの街を選べと言われたらダントツでチェンマイです。
チェンマイに関しては説明がかなり長くなるので以下の記事を参考にしてください。
チェンマイの良いところ、悪いところについてまとめてあります。
プーケット=ヨーロピアンの移住、ロングステイ先として人気!タイ南部の超有名リゾート地!
美しい島々と賑やかな歓楽街の両方を持つタイ南部の有名リゾート地です。
筆者は何回も行ったことあるんですが、住んだことはないので知っている範囲内で良いところ、悪いところをまとめてみます。
プーケットの良いところ
- 東南アジア屈指のリゾート地で周辺に美しい離島が多数ある
- 歓楽街でもあるので夜飲む場所や遊ぶ場所にも特に困らない
日本人の方にもよく知られているピピ島やシミラン諸島、ローク島はここからツアーが出ており透明度の高い海でシュノーケリングやダイビングを楽しむことができます。
また街も結構賑わっているので夜遅くでもご飯を食べる場所等には困りません。
プーケットの悪いところ
- タイ屈指の物価の高さ
- 雨季は海で遊べる機会も減る
- バンコクから飛行機で1時間20分程と立地がそんなに良くない
- ロングステイ等で気軽に移住する場合、上の3都市と比べて情報が少ない
プーケットはタイ国内屈指の人気リゾート観光地なので物価の高さが気になりますかね。
家賃の安いアパートは内陸の方にありますから、パタヤのようにそこそこ安くビーチフロントのコンドミニアムを借りる等と言うことも難しいでしょう。
なので例えばマリンスポーツが好きで年がら年中マリンスポート関係の活動をしたいとかそういう特別な目的を持っている人向けかと思います。
数ヶ月に一回綺麗な離島に遊びに行きたい程度でしたらバンコクやチェンマイに住んで、プーケットに旅行に来れば良いだけですからね。
タイにどれくらいの期間滞在するかを決める=ビザの話
どのビザを選択するにせよほとんどのケースで初回入国は様子見も含めてノービザでの入国になると思いますが、滞在期間によってその後必要になるビザの種類が変わってきます。
例えば2ヶ月以内の滞在でしたらビザを取る必要はないですし150日くらい滞在したいということになると観光ビザを検討する必要が出てきたりといろいろです。
滞在期間ごとのビザ選びに関しては以下の記事でまとめてるので是非参考にしてください。
パスポートを用意して航空券と最初の数日用のホテルを予約する
航空券はスカイスキャナー等の価格比較サイトを利用すると良いでしょう。
航空券を購入したらタイに到着後、コンドミニアム、アパートを決めるまでに泊まるホテルも予約します。
まぁだいたい1週間くらい予約しておけば十分決まると思います。(決まらなきゃ延長すれば良いので)
ホテル予約サイトはたくさんあるのでどれを使ったら良いか迷うと思いますが基本的にはbooking.comあたり使っておけばOKです。
タイに滞在中の海外旅行保険、医療保険をどうするか決める
タイの医療費はそんなに高くないですが、クレジットカード付帯の保険でもなんでも良いから海外旅行保険は入っておくべきです。
タイに滞在中の海外旅行保険代、医療費を完全無料にする裏技については以下の記事を参考にしてください。
海外旅行をするような人だと既に持ってる人が多いと思いますが、入会費、年会費無料のマルイのエポスカードを持って日本を出国すると90日間自動的に海外旅行保険が付帯します。
キャッシュレス(保険会社が直接病院に支払う)に対応しているので現地で病気や怪我等のトラブルがあっても病院で1円も支払うことなく病院で診てもらったり、入院することができ非常に便利です。
近年高騰し続けてる海外旅行保険代を0円に抑えるのに大変役に立ちます。
90日を超えて、例えば連続して1年とかタイに滞在予定の人はタイ長期滞在用の海外旅行保険、医療保険を以下の記事でまとめているので是非参考にしてください。
タイに到着したらアパート、コンドミニアムを探す
タイの物件探しは基本的に現地で足で探すのが普通です。
2022年現在、足で探すのはもう時代遅れ気味になってきました。
格安のアパート形式の部屋以外のコンドミニアムは最初から不動産屋や不動産専用サイトを通した方が話が早いことが多いです。(仮にそれが10000B前後の安い価格帯のコンドミニアムだとしても)
基本的に一部を除いてタイのアパート、コンドミニアムは家具等生活に必要なものが全て付いてますので、スーツケース一つで入居して生活を始めることができます。
以下はチェンマイでの物件探しの方法ですが、タイの他の都市でも同じような手法が使えますので是非参考にしてください。
以上の5ステップで移住は完了です。
タイに移住、ロングステイするにはどれくらい費用がかかるの?
結論を先に言いますが
人それぞれです
1年間100万円で足りる人もいれば200万円あっても足りない人もいます。
人それぞれではありますが、これで終わるとこの記事の価値が全くないので筆者自身や周りの友達の体験を元にちょっと書いてみます。
100万円で1年間住むのは可能(※レート次第)
バンコクの人気エリアでBTSから徒歩圏内だと難易度が高いですが、それ以外のエリアや特にチェンマイ等の地方都市なら100万円で1年住むのはお金の使い方が上手な人なら可能です。(2022年10月現在、とんでもないクソレートなので、通常時より全体的に難易度は上がってます)
それもカツカツではなく普通に友達や彼氏彼女とデートしたり旅行したり、語学学校に行きたい人は学費も含めて可能です。
絶対に無理だと言い張る人はお金の使い方が下手過ぎるか語学力を含めた生活力があまりに低すぎて余計なサービスにお金を使いすぎです。(ただし、最初に述べた通り現在レートがよろしくないので100万円に抑えようとすると工夫が必要で初心者には簡単ではありません)
筆者の友達のデンマーク人はチェンマイで語学留学の学費や休日の観光代、飲み代、アパート代全て含めて10000ドル(当時のレートで約111万円)の予算で1年間満喫し、それでも最後に金が余ったので筆者と一緒にチャーン島へ卒業旅行(?)しに行きました。
またお金貯めたら来るそうです。
年間100万円前後(つまり月10万円未満)の予算で移住、ロングステイするコツは家賃を抑えることです。
10000バーツ以下(2022年10月のレートで39000円)、できれば8000バーツ以下(31000円以下)に抑えることができれば月10万円未満での生活も現実的なものになってくるでしょう。
上の方に載せたコンドミニアム、アパート紹介の記事にも書いてありますが、チェンマイ等、タイの地方なら10000バーツ以下でプール、ジムつきの広いコンドミニアムに住むことが可能ですし、バンコクでも場所を選べば10000B以下でギリ快適な部屋を見つけることはまぁ可能です。
ただ、最近のレートを考えると初心者は月10万円+αくらいの予算を確保しておいた方が良いかと思います。
月10万円+α確保できていれば多少慣れない部分や無駄があったとしても快適な生活を楽しめると思います。
お金の使い方が上手な人だと慣れればそのうち月8万〜10万円程度で楽しめるようになるでしょう。
もちろん趣味等がお金のかかるものであればこれに収めるのが難しい場合もあるので人それぞれです。
レートによって滞在費の負担がどれくらい変わるか
2016年(?)頃、筆者はパタヤに住んでたんですが、街中の両替屋のレートは
10000円=3450バーツ
くらいだったと思います。(実際今軽く調べたらだいたいそのくらいだった)
本日(2022年10月)のスーパーリッチ(レートが良いことで有名な両替屋さん)のレートは
10000円=2580バーツ
です。
仮に100万円をバーツに両替した場合、6年前と今では87000バーツ前後貰える金額が減ってます。
月8700バーツの安アパート、コンドミニアム10ヶ月分の家賃、150CCの新品バイク一台分に相当します。
すいません今この項目を追記しながらドン引きしてます
結論としてはタイでの生活にかかる費用はレート次第で1〜3割くらいは余裕で動きます。
夜の街で毎晩遊んでたら1000万円あっても足りない
あんまり説明する必要もないと思いますが、毎晩毎晩夜の街で遊んでたらお金はいくらあっても足りません。
タイの物価は体感的に日本の半分程度です。(もちろん都心部では高いし、地方ではもっと安くなるのでそんな単純な話ではないですが)
バンコク中心部で毎晩夜遊びをしたい人は、六本木で1ヶ月間毎日キャバクラにでも通ってみてください。
かかった費用の半分がバンコクでかかる生活費だと思えば年1000万円で足りるわけないことくらいわかると思います。
タイ人の女の子に騙されて最新のiphoneやmacbookを買わされて逃げられてた阿呆がいましたが、こーゆー人は1000万あろうが2000万あろうが足りません。
タイへの移住、ロングステイを考える際の注意点
最近はタイをはじめとしてマレーシアやインドネシアといった東南アジア移住、ロングステイが流行っておりブログやYouTube、SNSでは良い面だけを多く取り扱って紹介しています。
筆者は何の抵抗もなく東南アジアの生活を楽しめていますが、人によってはちょっとした生活スタイル、文化の違いから多大なストレスを受けたり、こんなはずじゃなかった等と後悔する例も少なくないと思うので以下に注意すべき点をまとめます。
タイを訪問して観光も兼ねて下見をした方が良い
タイを訪れたことない人がネットの情報だけを鵜呑みにして移住、ロングステイを決定するのはあまりよろしくないでしょう。(まぁ勢いで移住しちゃう行動力も大事だと思いますが)
いかに日本と同じアジア圏と言えどもタイは外国で文化も違えばルールも違います。
実際にタイという国がどういう国なのか、1週間程度でも良いので自分が住もうと思ってる街を下見、観光した方が良いです。
上の方でも書きましたが、フットワークの軽いアクティブな人ならタイを旅して回って、気に入ったところがあったらそのまま住み着くというパターンも可能ですし、実際これが一番良い気がします。
英語やタイ語は喋れた方が良いに決まっている
よくいますよね
って言う人
いやまぁ(多分)生活できるので100%この発言が間違ってるとは言いませんよ。
でも日本語だけしか話せない場合、できることが超限定的になりがちで、快適な生活を送るのは難しいかもしれません。
仮に今喋れなくても喋れるようになる努力をすべきです
筆者もタイに住み始めた当初は英語しか喋れなかったのでタイ語を勉強し始めました。
今でもタイ語の能力は大したことないですが、それでも簡単な会話や読み書きがタイ語でできるのと英語で全部押し通すのでは快適具合に天と地ほどの差が生まれます。
幸いタイにはたくさんの英語学校、タイ語学校があり学費も安いので勉強をする環境は整っています。
タイなのになんで英語?
と思うかもしれませんが、多くの場合、タイで知り合う人が全員タイ人なわけではありません。
実際今チェンマイにいる筆者の友達は4割がタイ人、4割がヨーロピアン、1割がアメリカ人、残りの1割がカナダ人、ニュージーランド人、台湾人、マレーシア人、シンガポール人、日本人等です。
なので彼らとのコミュニケーションには英語が必須です。
今現在英語もタイ語も話せない人は両方、英語しか話せない人はタイ語の勉強を一生懸命頑張るとタイでの生活がより充実したものになると思います。
タイの語学留学に関してはこちらの記事を参考にしてください。
ついでに学生ビザを取得できれば1年間滞在できるので一石二鳥だと思います。
日本の常識から外れたことが普通に起こる
タイで生活していると様々な面で日本との違いを感じることがあるでしょう。
時間にルーズな人が多かったり、ドタキャンする人がいたり、問い合わせたメールが全然返って来なかったり、スマホを見ながら適当に仕事をしている人が多かったり、日本みたいにお客様は神様扱いなんてしてくれなかったり、水道水は飲まない方が良いって言われたり、タクシーでボッタクられたり、役所で賄賂を取られたり、入居したアパート、コンドミニアムで想定外のトラブルが勃発したり
上で挙げた程度のことは日常茶飯事なので、この程度のことでいちいち腹を立ててたらストレスで死にます。
なので、これらの不具合があってもある程度は受け入れられる大らかな心が必要です。(もちろん許せない部分に関してはきちんと主張する必要がありますが)
いわゆるマイペンライ精神というやつです(多分)
以上!タイに移住、ロングステイ(短期でも長期でも)したい人向けにその具体的な方法をまとめてみました!
その他タイ移住、ロングステイに役立つ情報をまとめた記事をいくつか紹介しておきます。
日本からタイへのお金の持ち込み、国際送金、両替等に関しておすすめの方法をまとめた記事
タイ国内のおすすめリゾートをまとめた記事
片道航空券でのタイ入国についてまとめた記事
あたりも興味があったら見てみてください。
タイに住んでみたいなぁと漠然と考えているけどどうしたら良いかわからない人って結構いると思いますが
移住するだけなら誰にでも簡単に実行に移せます。
タイ移住のハードルはタイを旅行に毛が生えた同程度なので、興味がある方は是非挑戦してみてください!
それではまた!ぽっぷがんまぁい!( ・∇・)
ps
3回目のソンクラーンが近づいていますが今年も参加する気は一切ありません
ps2
何回目かわからないけど、今年もまたソンクラーンが近づいてきてる
こんにちは🎵はじめまして
最近タイ移住への興味が湧いてきて
ネット検索しましたら
貴殿のサイトを発見いたしました、うえちゃん
(上原)です。
ちなみに…68の年金オヤジ?ですが
タイへの移住は大丈夫ですか?
ご指導ください❗
よろしくお願いいたします🙏
うえちゃんさんコメントありがとうございます。
大丈夫か大丈夫じゃないかという質問に対して回答するのは難しいんですが、可能か不可能かという質問に対する回答は「可能」です。実際に同様の年齢でタイに住んでいる日本人はたくさんおりますので。
大丈夫か大丈夫じゃないかという質問に関しては、健康状態、体力、語学力、金銭面、どれくらいの期間移住したいのかと言った様々な要素が複雑に絡んでいるので、私の方で「大丈夫」と責任を持って断言することはできません。
記事の方にも書いた通り、生活費がどれくらいかかるかは、語学力と体力に寄るところが非常に大きいです。
生活に必要な作業、手続きを全てご自分で行うことができるくらいの語学力と体力があるのならタイという国の物価は私の体感では日本の半分程度(もちろん比較する都市によります)だと思いますが、自力でできない手続き、作業の数だけ誰か人の助けを借りることになりますので、生活にかかる費用は増えます。(それでも東京の生活費を超えることはないと思いますが)
ちなみに68歳とのことで、私とは置かれている状況が少し違いまして、50歳以上の方であれば条件を満たすことによってリタイアメントビザという長期滞在可能なビザを簡単に取ることができ、ビザの面では50歳未満の人と比べるとうえちゃんさんの方が有利になっております。
リタイアメントビザに関しては私の方では知識を持ち合わせておりませんので説明することはできないのですが、このビザでタイに長期滞在されている方はたくさんおり、これについて説明しているサイトもたくさんありますので調べてみると良いかと思います。
新鮮なお寿司を食べたくなりませんか?
納豆とかその他つけ合わせなども、
一生永住は多分無理でしょうか、
3年位の移住なら苦しい気持ちにならずにタイで暮らせますか?
こんにちは。パンプキンさん。
一つずつ回答します。
①新鮮なお寿司を食べたくなりませんか?
バンコク都市部で一人1500B(お酒抜き)以上払うことができれば日本の街中とあまり変わらないレベルのお寿司を食べることができます。日本円にして約5000円程度、都内でお寿司を食べるとこのくらいはいくので、そこまで法外な金額ではないと思いますし、一人3000B(10000円)以上払うことができるなら日本の高級店にかなり近いレベルのものを食べることもできます。よってお寿司を食べたくなるかと聞かれたらお寿司が恋しくなることはありません。
②納豆とかその他つけ合わせなども
タイで納豆を捕獲するのは容易です。バンコク、チェンマイ、パタヤ、プーケット等大きな都市なら日本産、タイ産どちらでも手に入ります。
③一生永住は多分無理でしょうか、3年位の移住なら苦しい気持ちにならずにタイで暮らせますか?
3年くらいの移住と一生永住の違いは食べ物以外の面が問題になると思います。食べ物の面で難点を抱えているなら3年の移住も苦になると思いますが、実際問題、少なくともバンコクでは何か食べたい日本食があった場合、その日本食が食べられないことの方が少ないです。