世界中を旅して周り、複数カ国に居住経験のある筆者があえてタイのチェンマイを選んで住み続けている理由と注意点について説明します
ロングステイ、バックパッカー、留学、外こもり、現実逃避、ノマドワーカー等海外移住に興味ある全ての人におすすめできる街ですので是非参考にしてください
チェンマイが海外移住先としておすすめできる7つの理由
筆者がチェンマイを海外移住先としておすすめする理由は以下の7つです
- 街の雰囲気が良い
- 治安が良くて物価が安い
- 外国人(特に日本人)が生活しやすい環境が整っている
- 周辺の観光スポットが豊富
- 語学留学等勉強する環境が整っている
- ビザ等の長期滞在の要件が緩い
- 綺麗なビーチで泳げる笑
それぞれ説明していきます
①伝統と流行が共存する北タイの古都チェンマイ
観光客にとってタイで有名な街と言えば世界最大規模の歓楽街を擁するバンコクやパタヤ、周辺に多数の綺麗な島々を持つプーケットを思い浮かべる人が多いでしょう
確かに短期間の観光で訪れる場合これらの街が楽しい場所であることは間違いありませんが、住むとなると『もうちょっと落ち着いた街が良い』と思う方も多いはずです
実際筆者は過去にバンコク、パタヤにも住んでいたことがありますが、『住むには少し賑やかすぎるかな?』と思うことがしばしばありました
チェンマイは北方のバラとも称される美しいタイの古都で、上に挙げた街と比べて非常に落ち着いた雰囲気でゆったりと時間が流れています
よく『バンコクを東京だとするとチェンマイは京都だ』という言葉を聞きますが、まさにそんな言葉がぴったりだと思います
四方を古いお掘りと城壁に囲まれた旧市街では今も古い遺跡やお寺が残っており歴史を感じることができます
ちなみにこの記事のトップにある写真は塔の上のラプンツェルのモデルにもなったタイの伝統的なロイクラトン・コムローイ祭りでチェンマイがこの祭りで最も有名な地です

秋にはこんな幻想的な景色を見ることができます
かと思えば、タイの代官山とも称される(誰が言い始めたんですかね)、お洒落なカフェやショップ、レストラン、ショッピングモールが立ち並ぶニマンヘミンと呼ばれる若者に人気の現代風なエリアもあり生活には不自由は一切ありません
またチェンマイはデジタルノマドの首都として有名で、街には高速WIFIが使えるお洒落なカフェがたくさんあり、パソコンを広げて仕事をしているデジタルノマドネットで収入を得ながら海外に住んでいる外国人)をよく見かけます
伝統と異国情緒を感じることができて、なおかつ流行の最先端を逃さない街のスタイルは世界中から多くの外国人を惹きつけています
②チェンマイは治安がよく物価が安い
タイという国は世界的に見ても治安の良い国の1つですが、やはり大都市や歓楽街には変な人がたくさんいます(これは日本にも同じことが言えますが)
例えば筆者がパタヤに住んでいた時は、夜飲みに行けばドラッグの勧誘をされることもあったし、実際にドラッグをやりながら仕事をしている子もいたし、夜外を歩けば売春の斡旋をするオッサンがしつこく声をかけて来たり、セクシーな格好をした怪しげなマッサージ屋のお姉さん達が(かなり強硬に)進路妨害をしてきたり無理矢理手を引っ張ったり、ビーチ沿いを歩けばカウントしきれないほどの売春婦が常に声をかけてきたりと様々な面で問題がありました
もちろんこれらが直ちに命や身の危険に繋がるわけではないですが、こういった場所では治安面に不安を感じる人も多いと思います
チェンマイではこういったことは基本的にありません
いや、ひょっとしたら変なクスリや売春の斡旋をしてるオッサンもどっかにいるのかも知れませんよ?
でも少なくとも数は圧倒的に少ないでしょう
何故なら筆者がチェンマイに引っ越してきてから約2年以上、このようなことは一度足りとも私の身に起こったことはないし、話を聞いたことすらないからです
大都会や歓楽街が中心の街と比べてチェンマイは落ち着いた雰囲気で治安面の心配をせずに過ごせる街だと言っていいでしょう
また、物価も安いです
例えば観光地や外国人の多いエリア、中心地の同レベルのレストラン同士を比較した場合、筆者の個人的な印象では、チェンマイはバンコクより1割以上、パタヤより1〜2割以上安いと思います
具体的に言えば、中心部のレストランでもタイ料理なら一食40〜50B(132〜165円)程度、メインの通りを一本外れれば30〜40B(99円〜132円)程度で食べられるところが多いです
バンコクやパタヤによくいる、外国人を見かけるとかなり強硬にモノを売ろうとしたりふっかけてくる人も見たことがないので、落ち着いて買い物や食事ができます
家賃に関してもバンコクの中心地やパタヤのビーチ沿いとチェンマイのニマンヘミン中心地の同程度のコンドミニアムを比べた場合、チェンマイの方が1割〜3割程度は安いと思います
外国人が住むようなアパート、コンドミニアムですと立地、部屋、設備によって幅がありますが大体月5000〜20000B(16500〜66000円)程度のところがほとんどです
5000B(16500円)でもそこそこ広くて綺麗なアパートもありますが、月10000B(33000円)を超えたあたりからジム、プール付きの快適なコンドミニアムが増えてきます
大事なことなのでもう一度言いますよ?
月30000円ちょっとの家賃で、プールとジムがついてる綺麗なコンドミニアムに住めます
ある程度長い期間住もうとした場合この物価の違いはかなり大きいです
チェンマイのアパート、コンドミニアムについてはこちらを参考にしてください



③チェンマイは外国人にとって移住しやすい環境が整っている
チェンマイには日本人を含め多くの外国人が移住しているので、日本語、英語ベースで情報を入手するのが容易です
海外移住初心者、海外旅行の経験が少ない人にもおすすめできると言えるでしょう
また安価な日本食、イタリアン、中華料理等のレストランの種類も豊富で仮にタイ料理が苦手な人でもあまり食事に困ることはないでしょう
ちなみに日系のチェーン店だと大戸屋、吉野家、CoCo壱、世界の山ちゃん等かなり豊富にお店が揃っています
以下の写真はチェンマイの居酒屋ですがこんな本格的な日本食も日本で食べる時と同じくらいか場合によっては日本よりも安く食べることができます


買い物に関しても市内やその周辺にはいくつかの大きなショッピングセンターがあり、その中にはDAISO等日本製品が手に入るお店もあるので困ることもありません
④チェンマイ周辺は観光スポット、温泉等が豊富にある
チェンマイ自体が観光地として有名ですが、チェンマイ周辺にはたくさん見どころのあるスポットが点在していますので日帰り観光、週末観光の行き先には一切困らないでしょう
ガイドブックには載っていないようなマイナーなスポットも多く、観光客ではなく居住者だからこそ行ける場所を開拓していくのも面白いです
バイクで山を散策中にこんな可愛い村にも出会えます


山奥でキャンプなんかもできちゃいます



旅人に大人気の恋するパーイもチェンマイから簡単にアクセス可能です



またこれは意外かもしれませんが、タイは隠れた温泉大国で特に北タイのチェンマイ周辺にはたくさんの温泉があります






この二つは数ある温泉のうちほんの一部ですが、日本の温泉のように設備の整った場所もあれば大自然の中にポツンと存在するところもあります
温泉好きの方にはたまらないですね
⑤タイ語留学、英語留学等の環境が整っている
チェンマイは留学先としても有名な街です
世界中の国の人たちがタイ語や英語を勉強しにこの街を訪れます
大学が外国人向けに開講してる語学講座を始めとして街中にもたくさんの語学学校があるので学校選びの選択肢も広いです
チェンマイの落ち着いた環境はタイで語学を学ぶには最も適した場所と言えるでしょう
『チェンマイで英語?』
と疑問に思う人も多いかと思いますが、チェンマイはアジア圏(特に中国人)の人達にとって英語留学ではかなり有名な場所で、若いタイ人の学生さん達も積極的に英語を勉強しておりアメリカ人やイギリス人等ネイティブの先生が教えている学校が多いです
チェンマイの多くの学校では日本人比率が極端に高くなることは珍しいので、個人的には今流行りのフィリピンやフィジーでの留学よりおすすめ…というか正直穴場だと思います
また、次に述べるビザの件とも関係しますが、長期学校に通う場合はEDビザを比較的容易に取得できるのでそういう点でも語学学校はおすすめです
タイの留学に関してはこちらの記事を参考にしてください



⑥タイはビザ等長期滞在の要件を満たすのが比較的容易
海外に住もうと思ったら滞在要件は重要な問題の1つになってきます
タイはノービザで60日(延長を含む)
隣国への出入国をすることによって実質、最低でも
ノービザで120日(延長含む)
の滞在が可能です
つまり、ビザ等のややこしいことは一切考えずパスポートだけ持って行けば120日間移住可能ということです
はっきり言って旅行ついでに気に入ったからプチ移住的なノリで住むことも十分可能です
実際に筆者はそれで2年以上住んでますから笑
また、これを超えるような長期滞在を希望する場合は、90日間(延長含む)の滞在が可能な観光ビザを利用することによってさらに長い滞在が可能となります
1年を超えるような滞在を希望する場合はEDビザ(学生ビザ)を取得するのが比較的簡単な方法かと思います
滞在期間別の適切なビザの選択に関してはこちらを参考にしてください



⑦チェンマイに移住すると綺麗なビーチで泳げる
『突然何を言い出すんだこの人はついに狂ったか?』
と思った人も多いかと思います
実際綺麗なビーチで泳げます
もちろんみなさんご存知のようにチェンマイは北部の山岳地帯にある街ですので、当然海などありませんよ?
ただ、チェンマイの空港からタイ国内の美しいビーチに超格安かつ簡単にアクセスが可能です



タイの国内線って安いからほぼバス感覚で気軽に使えるんですよね


例えば適当に航空券を検索してみたところ北部の山奥の街チェンマイからタイ屈指の歓楽街リゾート地パタヤまで片道2500円、たった1時間でいけてしまいます
パタヤの周辺にはラン島やサメット島と言った海の綺麗な離島がたくさんあり容易にアクセス可能です
同じくプーケットやクラビと言ったタイ南部の美しいリゾート地へも直行便で2時間、安い日であれば片道数千円で行けちゃいます
山に囲まれた街に住みながらもちょっと時間があれば綺麗なビーチに遊びに行ける
物価が安く国内線が充実しているタイだからこそ実現できることです
以上の7つがチェンマイを海外移住先としておすすめする理由でした!
海外移住先としてチェンマイを選択する上での注意点
前半はチェンマイをおすすめする理由について書きましたが、良いことばかり書いてると信憑性にかけますから、少し注意すべき点をまとめてみます!
環境面での唯一の欠点=乾季後半の大気汚染
2019年の春、乾季後半(3月前後)を経験した人ならわかると思いますが、世界で一番空気の悪い街として堂々の世界チャンピオン防衛に連日成功するレベルで大気汚染が酷かったです
なのでこの3月前後にチェンマイ滞在を計画している方は覚悟が必要です


2位のカトマンズに連日ダブルスコア
北部チェンダオでの山火事や、野焼き、焼畑等様々な要因が重なってすごいことになっていました
PM2.5対応のマスク必須です
これに関しては政府が早急になんらかの対策を考える必要があると思うんですけどね…今後改善していくことを願います
積極的にいろんなことに挑戦していかないと退屈な街かもしれない
チェンマイは山に囲まれた街で、規模はそれなりに大きい方ではありますが、バンコクのような大都会ではありません
なので自分から何か挑戦する気持ちがないと退屈に感じる可能性が高いです
語学留学でも良いですし、マッサージのお勉強でも良いですし、ムエタイの修行でも良いです
学ぶ機会はたくさん与えられてますし、外国人が参加可能な活動はたくさんあるので、積極的にいろんなことに挑戦すると良いかもしれません
タイ移住に必須なマイペンライ精神をどれだけ持てるかが重要
マイペンライはタイ語で【問題ない、大丈夫】という意味です
よく聞くワードだと思いますがタイに住もうとするとガチでこの精神がないとやってられません笑
時間にルーズな人に出会うことあるかもしれないし、依頼したことをちゃんとやってくれない人に出会うこともあるかもしれないし、バスが時間通りに来なかったり時間通りに着かなかったり、お店の店員さんがスマホを見ながら適当に仕事をしてたり、借りたアパートにトラブルがあったり
いろんなことが日本と違ってたまにイラっとすることもあるかもしれませんがあまり深く考えすぎず『ま、いっか』とマイペンライ精神でスルーできるスキルも時には重要になってきます
タイに移住すればおおらかな心とメンタルを鍛えることができると思います笑
チェンマイだけに限らないけど海外移住には海外旅行保険が必要
タイの医療費はそんなに高くないのは確かですが、それでも筆者がチェンマイに住んで2年ちょっとの間で友達が長期入院と手術を繰り返した結果最終的な医療費が70万B(240万円)を超えてたので何かトラブルがあった際この程度の支払いはあり得るということです
そんなに物凄い上限が高くなくても良いので何かしらの保険には加入しておきましょう
筆者は3ヶ月以内の滞在なら完全無料で使えるエポスカードの海外旅行保険をおすすめしています
体調を壊したらお金を一切払わずにバンコク病院やチェンマイラム病院と言った大きな病院で診察、治療、入院と言ったサービスを受けることができます



以上!ロングステイ、バックパッカー、留学、外こもり、現実逃避、ノマドワーカー等海外移住に興味ある全ての人におすすめできる街チェンマイでした!
まだまだこの記事では伝えきれていないチェンマイの魅力は山ほどありますが、もし『海外に住んでみたいけどどの国、どの街が良いかイマイチ決められない』とお悩みでしたら、是非タイのチェンマイを検討してみてください
タイに住むための手順、注意事項はこちらの記事も参考にしてください



それではまた!ポップガンマイ!
日本人が出来る仕事は何が多いですか?チェンマイ。まともな仕事で馬鹿な人でも出来る仕事ありますか?
管理人さんは何の仕事してますか?
やぶか。ゴキブリは何階以上に 住んだら来ないですか?
こんにちは、コメントありがとうございます。
私はタイ国内の日本人の就労状況に詳しくないので、現地で働いている方や専用のエージェント(いるのかわかりませんが)に相談された方が有効なアドバイスをもらえると思います。
私自身の情報は秘密です笑
次にゴキブリに関してですが、私は熱帯気候の都市ではクアラルンプール、セブ、バンコク、パタヤ、チェンマイに合計で6年?ちょっと、2階〜20階以上と様々な階に住んでいますが室内に出現したことは一回しかありません。
直近ですとチェンマイのコンドミニアムの2階にちょうど1年住みましたが、ゴキブリは一度も出たことないです。たまに蚊は入ってきましたが。
東南アジアである程度ちゃんとしたコンドミニアムですとかなり強力なペストコントロールがされてるようで、基本的には何階に住んでも出ないと思います。一番出やすいのは引っ越し直後みたいですね。私の時も唯一室内に出現したのは引っ越しの翌日で、確か11階の部屋だったと思います。なぜ引っ越し直後が出やすいのかは知らないですが、多分使ってない配管等を伝ってたまたま入ってきたタイプだと思います。いずれにせよ6年以上東南アジアに住んで1度しか室内に出現したことがないので運次第です。
藪蚊に関しては低層階は出ますね。10階以上になると減るような気がするので、藪蚊を防ぎたければ10階以上のなるべく高い位置にある部屋にすると良いかもしれません。