チェンマイから日帰り、一泊旅行で簡単に行けるチェンダオ山の麓の大自然を満喫しつつ温泉を楽しめる土管温泉を紹介します
周辺のファームや川沿いでは夜になるとホタルがピカピカと舞う様子を見ることができます
この温泉、現地に住んでいた日本人がここに温泉が湧いていることを知って、土管や配管を持ち運んで作ったそうです
2017年、2018年、2019年と3回ほど訪れていますが、この温泉付近、チェンダオの街中でも日本人は1人も見かけなかったんですがタイのこんな田舎にも日本人が住んでいるんですね
チェンダオの川沿いにある土管温泉

- 入浴料無料
- 川沿いに並べられた土管に温泉が注がれるシステム
- 川沿いに土管があるだけでトイレや着替える場所はない
- 大自然を満喫できる
- 周辺は夜になるとホタルが飛び交う
通常の温泉施設みたいにどこかが運営しているわけではないので着替える場所、トイレはありません
車の中で着替えるか物陰に隠れて着替えるか方法はいろいろ考えられますが、着いてすぐに温泉に入る場合は、最初から水着を着て行った方が良いでしょう
すぐ近くにホタルの湯という有料の温泉施設があるんですが、そこには一応トイレ等あります(ちなみに3回チェンダオを訪れて3回ともホタルの湯にもトライしてるんですが、人がいたことないので温泉に入れてません笑)

この温泉の構造は一番上の土管から配管を伝って次の土管へと温泉が注がれていく形式になっています
つまり上の土管が熱いです(相当熱いので一番上の土管は入れないでしょう)
自分に合った温度の土管を探してください
土管によっては温泉の流れが止まっていてお湯が古くなっているものもありますので、きちんと温泉が流れている土管を選んだ方が良いです
横を流れてる川は普通の川で冷たいので温泉でのぼせてしまったら川に浸かって体を冷やすと良いでしょう
川では地元民や犬が元気に遊んでいました


川で遊んでいる犬を撮ろうとしたら犬が無断撮影に怒ったのか走ってきて筆者のTシャツをかなり強引に(笑)奪って持って行っちゃいました(後で飼い主に取り返してもらいましたが)
チェンダオの土管温泉に行くために必要な物
上で説明した通り川沿いにドカンがいくつか置いてあって、そこに温泉が注がれているだけの簡易的なもので、何か施設があったりするわけではありません
現場にはトイレもありません(すぐ近くにある有料温泉ホタルの湯にはあります)
よってタオル、水着等入浴に必要なものは全て持って行く必要があります
具体的には以下のものが必要でしょう
- 交通手段
- 免許(自分で運転するなら)
- 日焼け止め(バイクや自転車の場合)
- お金
- 水着
- タオル
- 水
- パスポート(現地で宿泊する方は特に)
交通手段、免許
詳しい行き方、移動手段については後ほど説明しますがチェンマイから北へ75キロほど離れていますので、何らかの交通手段を用意する必要があります
基本的にはタクシー、ソンテウ、バス、自転車、バイク、車のどれかになるでしょう
タイで車やバイクを運転する際は、国際免許証(バイクの場合は日本の普通二輪以上の免許が必要)、タイの免許証のどちらかが必要になります
無免許で運転をしている外国人もたくさんいますが、チェンマイは比較的検問の数が多く、チェンマイからチェンダオへ向かう途中にも検問があるのでおすすめしません
捕まると罰金を払わなくてはいけません
それと確定情報ではないですが、ここ最近タイ在住の外国人の間で無免許運転の厳罰化のニュースが話題になっています
今までのように捕まっても400B罰金を払ってその支払い証明書を持っていればその日はフリーパスという大甘な状況がいつまでも続くとは限らないので極力無免許運転はやめた方が良いです
バイクは市内のレンタルバイク屋でだいたい1日150B〜300B、車は小さなものであれば1日700B〜1000Bくらいが相場でこれを大きく外れて安いところは、その理由がわからない限りさけた方が良いです
在住者や長期滞在者の方でタイの運転免許に興味ある方はこちらの記事も参考にしてみてください

お金、水着、タオル、水、日焼け止め
入浴料金は無料でもいろいろと出費があると思うのである程度のお金を持っていくのは当然ですが、絶対に忘れたらダメなのは水着です
土管温泉は川沿いに湧いてる温泉を土管を利用して貯めたもので完全に自然の中にある温泉で露天風呂かつ混浴ですので水着がないと入れません
もう一度言いますよ
全裸では入れません
以前DYMの社員がホアヒンで全裸になって大炎上してましたが、酔った勢いとノリで下手なことをするとツイッターで晒されて知名度が全国区、世界区になる可能性があるのでやめましょう
タオルは貸し出してくれるところは(多分)ないので、自分で持っていくか、現地に宿泊する場合は部屋にタオルがついていればそれを持っていっても良いかもしれません
後ほど紹介する宿はどちらもタオルが付いています
かなり暑く周辺に飲み物を購入できる場所があまりないので、水は持っていった方が良いです
また自転車やバイクで移動する場合、日焼け止めは塗った方が良いです
パスポート(特に現地で宿泊する場合)
日帰りの場合いらないような気がしますが、宿泊する場合はパスポートの提示が必要な場合がほとんどなので必ず持っていきましょう(まぁファームステイとかではパスポート確認しないところも多いですが)
とりあえず以上が揃っていれば温泉に入って帰って来れます
チェンマイからチェンダオの土管温泉への行き方
基本的な交通手段としてはタクシー、ソンテウ、ミニバン、バス、バイク、車あたりが考えられるのでそれぞれ説明します
タクシー、ソンテウ、ミニバンのチャーター
市内からタクシー、ソンテウ、ミニバンをチャーターする方法がまず1つ思いつきます
恐らく最も簡単な方法です
この場合基本的には周辺のチェンダオ洞窟等の観光スポットも含めてツアー的なノリになるでしょう
チャーターに関してはソンテウのドライバーと自力で交渉しても良いですが、多少割高になってもホテルや旅行代理店で相談した方が安心できると思うしこちらをおすすめします
チェンダオで宿泊する場合、宿泊施設がチェンマイからホテルまでのタクシー、ミニバン、ソンテウをアレンジしてくれるところも多いです
例えばチェンダオで有名なリゾートChiang Dao Nestではチェンマイからホテルまでの片道送迎を
- プライベートソンテウ:1050B
- プライベートミニバン;1550B
- タクシー:1250B
で手配してくれるようなので、ある程度相場の参考になると思います
公共のバス、ミニバン
チェンマイからチェンダオへは公共のバスやミニバンも出ています
最安で40〜50B程度でチェンダオまでいけるので一番安い方法だと思いますがチェンダオはバス停、土管温泉、その他の観光地、ホテルのあるエリアが結構離れているため、現地での交通手段をどうするのかという問題が出てきます
現地でバイクや自転車をレンタルする、ソンテウに乗り換える等、移動手段を確保するのが結構大変なので、日帰りの場合はあまりおすすめしません
現地で宿泊する場合は、泊まっているホテル、ゲストハウス、ファームで自転車やバイクをレンタルすれば良いので、この場合はバスでチェンダオに行くのもありでしょう
チェンダオ行きのバス旧市街の北側にあるChang Puak Bus Stationから出ます
ノンエアコンの安いバスや、エアコンが付いたミニバン等、早朝(5時半くらい)から夕方(17時30分くらいまで)結構な頻度で出ているので特にチケットを事前に買う必要はないでしょう
運賃はグレードによって40B〜150Bくらいです
バンコクやスコータイからの長距離バスが発着している街の外れの方にあるアーケードバスステーションではありません。上のようにグーグルマップでChang Puak Bus Stationを入れて検索すると旧市街北側のバスステーションが表示されるのでそちらを利用してください。
自転車、バイク、車で自力で行く
- 自転車(ロード、ハイブリッド):300B前後〜
- スクーター125CC:150B〜300Bくらい
- 車(マーチ、ミラージュ等の小型):800B前後〜
一長一短(?)ですね
自転車は免許が不要な代わりに75キロを漕ぐ必要があり、これはかなり気合の入った人向けです
まぁでもママチャリだと流石にキツイですが、75キロ程度なのでそれなりの自転車を使えば十分に辿り着けます
実際チェンマイからチェンダオへの道のりでは自転車を漕いでる観光客をよく見かけます
ちなみに上で示した通りチェンマイでそこそこちゃんとしたハイブリッドかロード系の自転車をレンタルすると何故かバイクのレンタルよりちょっと高く付きます
バイクは免許が必要ですが泊まっているホテルで手軽に借りることができ、チェンダオに行く以外にもチェンマイ周辺観光の足として利用できます
移動時にシートの下に荷物を保管することができるので便利です
ゲストハウス等で手配してもらうとだいたい1日200B〜300B前後になると思いますが、市内にある異様に安い(1日100Bを切るような)レンタルバイク屋を使うよりはこちらの方が安心できると思います
1週間だと1100B程度になったりするのでお得感があります
75キロほどあるのでいくらバイクでも全く疲れないわけではなく、それなりに元気のある人向けでしょう
車は最も快適ですが、人によっては借りるまでのハードルはバイクよりも高く感じるでしょう
またすぐに渋滞するチェンマイの街中の移動ではバイクに劣ります
チェンマイではホテルに車を届けてくれるレンタカー会社がいくつかあり、1stクラスの保険がデフォルトで付いてる会社だとマーチやミラージュと言った小さな車が1日800B〜1000B程度から、5人乗りのセダンで1日1000B〜1200B程度からと結構安く、長期(会社によっては3日〜)で借りるとさらに安くしてくれるところも多いです
土管温泉までの行き方を説明しますが、基本的にはスマホでグーグルマップ等を使ってGPSに従っていくのが一番確実です
【土管温泉 チェンダオ】と日本語で検索すれば多分ヒットしますが、万一ヒットしない場合、【chiang dao hotsprings】等と検索してください


旧市街に滞在してる方は旧市街北側から107号線に直接乗ればもうそのままチェンダオまで全く何も考えずに到着できます
ニマンヘミンやMAYA付近に滞在している方はスーパーハイウェイに乗って、107号線と交差してるところで左折しましょう


こんな感じの走りやすい道がズーーーーッと延々と続きます


旅路の97%は曲がるポイントもなく簡単です
が
問題はどこで左に曲がるかです
GPSを見てだいたいこの付近に到着しそうになったら下の写真のようにたくさん看板が立ってるところを探してください


目立つので走っていればすぐにわかります
この看板を発見したらそこで初めて左折をすれば後はそのまままっすぐいけば左手に土管温泉が現れます
チェンダオでおすすめのファームステイ、ホテル
筆者が実際に泊まったことのあるおすすめのファームステイ、ホテルを紹介します
リーズナブルなファームステイ=Rai Siwavej & Farm Stay


- バンガローで一泊500B
- 川沿いテラス付き
- ホットシャワー
- 水、コーヒー、お茶、タオル、朝食
2017年に初めてチェンダオに行った時に泊まったんですが、初チェンダオの宿探しは結構苦戦しました
というのも予約サイトやネットで宿を検索してもなかなか雰囲気を掴みづらいというか、結構広範囲に宿が分散してたりでどこを選んだら良いのかよくわからなかったんですよね
で
仕方がないのでグーグルの右側に表示されたこの宿Rai Siwavej & Farm Stay


予約サイトにも載ってなかった宿ですが、グーグル様が示す4.9星を信じてここに泊まることにしました
結果、大正解
場所はこちら、土管温泉から1.5キロほどと近いので温泉でゆっくりするにはぴったりの立地です
川に面したテラスは居心地が良いです
オーナーは親切で英語が話せますし、チェンダオ周辺の観光についても地図付きで詳しく教えてくれました
夜レストランでお茶を飲んでいた時、外でピカピカ光る粉のようなものが舞っているんですね
最初近くで火遊びでもしてる奴がいて、火の粉がその辺を待っているのかと思ったんですがオーナに聞いたら
あぁ、ホタルだよ
と言われておおっ!とテンションあがりました
山間部の川沿いのファームなので敷地内でホタルがたくさん舞っているのを見ることができます
この日一眼レフを持って行かなかったんでiphoneのカメラじゃ捉えきれなかったんですが、なんとかして写そうと必死頑張ってる筆者を見てオーナー夫妻が笑ってました
周りに明かりがないので星空も綺麗でしたよ
チェンダオにはここ以外にもいくつかファームステイを名乗る宿があるそうで、ネットで見てみたらどこも評判が良かったです
なのでチェンダオで宿泊する際は普通のホテルやゲストハウスではなく、ファームステイをおすすめします
一応これがRai Siwavej & Farm StayのFACEBOOKと名刺です
予約もできるようなのでここから電話やメールで予約をすると良いでしょう
田園に囲まれた景色の良いホテル=Villa DE View


- 川に面したテラス付きの部屋で一泊2000B〜(朝食付き)
- 当然エアコン、タオル、シャンプー、ボディソープ、ホットシャワー等
- 19時までレストランが営業(ビールあり)
- 敷地内にオシャレなカフェあり
チェンダオ山がすぐそこに見える景色の良いホテルです
敷地内ではお米や野菜、果物を育てておりレストランで料理を注文すると野菜を敷地内から取って来て料理してました
朝食はこんな感じで良い景色を眺めながら食べられます


部屋は川沿いに面したテラスが付いており、こちらも夜になるとホタルがたくさん飛んでいるのを部屋の中から見ることができます


敷地内を歩いて散歩するだけでも楽しいホテルです


土管温泉からはバイクや車で15分くらい離れていますがチェンダオ洞窟には近いです


筆者がここに泊まったときは、雨季だったんで仕方ないですがタイ北部で尋常じゃない大雨が降りまして夜中に大規模停電が起こり翌朝まで復旧しない大惨事(このホテルだけに限らずこのエリア一体)だったんですが、ホットシャワーはガスを使っているため停電時でも熱々のシャワーを浴びることができ助かりました
真っ暗になったので雨が止んだらすぐにホタルが飛び交う景色を見ることができて良かったです(●´^`●)
詳細は以下のリンクから確認してください!


以上、チェンマイから簡単にアクセスできる、ちょっぴり穴場のチェンダオ土管温泉でした
バイクでゆっくり走っても片道1時間半程度なので、日帰り、一泊の旅行には最適だと思います
チェンマイを観光し終わってやることがなくなって暇してるバックパッカーや『久しぶりに温泉入りたーい!』と思ってるチェンマイ居住者の方には是非おすすめなので行って見てください
それではまた!ポップガンマイ!\\\٩(๑`^´๑)۶////
ps
ゴープロなくした笑