日本の免許証や国際免許証からの書き換えじゃなくて完全新規でタイの車の免許証を取得してきたので、必要書類、手続きの流れ、試験の内容まで詳細に解説します!
バイクでも流れは同じなので、バイクの免許について調べにきた人も参考にしてください
既にタイの運転免許証をお持ちの方で更新方法を調べにきた方はこちらの記事を参考にしてください
筆者はこれまでに
- パタヤでバイクの免許を新規取得(ノービザ )
- チェンマイでバイクの免許を更新(観光ビザ)
- チェンマイで車の免許を新規取得(EDビザ)
- チェンマイで車とバイクの免許を更新(タイランドエリート)
と4回ほどタイの陸運局にて免許証の手続きをしていますが基本的には難しい手続き等は一切なく取得までのハードルは日本と比べて非常に低いです
筆者が現在チェンマイ在住なのでチャンマイの陸運局情報に関しては特に詳しく載せますが、基本的には(少なくともパタヤは)以下で説明するのと同じ流れになるのでこれを抑えておけば多少イレギュラーなことがあっても対応できるはずですので、チェンマイに限らずタイで車やバイクの運転免許証を新規に取得したいと考えている人は是非参考にしてください
※ノービザや観光ビザで運転免許証を取得できるのかどうかについては後半で触れます
タイの車、バイクの運転免許証取得の流れと学科試験の攻略法【新規】
基本的には以下の6ステップになります(都市によって時間が前後したり順序が違うことは当然ありえるし、今後変更になる可能性ももちろんあります)
全ての工程を終わらせるのに通常は1週間〜2週間程度はかかると思ってください(運が良いか強力なパワーを持つ代理店にお願いすれば3日で取得可能なこともあります笑)
- 必要書類を準備する(都市によって1日〜2日程度)
- 準備した書類を陸運局に持って行く(②〜⑤までうまくいけば1日で可能)
- 色彩、ブレーキテスト、交通ルールに関する講習を受ける
- コンピュータで交通ルールに関する学科試験(要対策)
- 実技試験の予約
- 実技試験を受ける(予約が1週間程度先になる可能性があります)
それぞれ説明していきます
Step1=タイの運転免許証を取得するために必要な書類を準備する
- パスポート
- パスポートの顔写真とビザのページのコピー(コピーには全部パスポートと同じサインをする)
- 居住証明or在留届出済証明(orワークパーミット)
- 健康診断書
- (もしあれば)既に取得済みのタイの免許証
特に揃えるのが難しい書類はないでしょう
パスポートと、コピーに関しては解説する必要はないと思いますが、コピーを取ったページ全てに必ずパスポートと同じサインをしてください
問題になる可能性があるとすれば居住証明ですかね
居住証明として使用可能なのは
- イミグレ発行のresidence certificate
- 日本領事館発行の在留届済証明
- ワークパーミット原本とその写しのうち
の3つのうちどれか1つを用意すればよく、観光ビザを含むなんらかのビザを持っている方なら簡単に用意できます
在留届済証明に関してはバンコクの日本大使館かチェンマイの日本国総領事館で610B、原則1営業日(翌日)で取得できますのでコチラを参考にしてください
在留届済証明を取得する条件を満たしていない、或いは近くに日本大使館、領事館がない場合はイミグレ発行のresidence certificateを取得することになりますが、これは地域によって事情が大きく異なります
本当はパスポートとTM30のレシートと写真だけ持って最寄りのイミグレに行って必要書類を記入して提出すれば無料で発行してくれるはずなんですが、地域によって必要書類、所要日数、取得費用が異なります笑
チェンマイのイミグレでの居住証明の取得に関しては以下の記事も参考にしてみてください
もし証明の取得に手こずるようでしたらこう言った旅行代理店を使うのも1つの手です
免許の取得ができるかどうかはこの居住証明が取得できるか否かにかかってます
ノービザでの居住証明の取得に関して
2019年8月現在チェンマイではノービザだろうがなんだろうが、アパート、コンドミニアムを契約する際にもらえるTM30の控えさえあれば居住証明は取れます
2019年8月現在、パタヤ在住の友達の情報ではパタヤでもノービザで居住証明の取得は可能だそうです
2016年にパタヤで取得した際はノービザで街中の旅行代理店に任せたところ、住所情報も契約書もTM30も出さず、パスポートだけで発行してきてくれましたがこういうのがまだ可能かどうかは不明です笑
参考までにこれまでの居住証明取得歴で思い出せるのは以下の通りです(実際はもっと取ってます)
- 2019年8月チェンマイ(EDビザ)
- 2019年4月チェンマイ(EDビザ)
- 2019年3月チェンマイ(観光ビザ)
- 2018年7月チェンマイ(ノービザ)
- 2017年5月チェンマイ(EDビザ)
- 2016年11月パタヤ(ノービザ)
最後、健康診断書に関しては、これは街中にある適当なクリニックや病院で取得可能です
だいたい50〜150Bくらいだと思うので最寄りの適当な場所で取得しましょう
取得にかかる所要時間は5分〜20分程度です
健康診断書の取得に関してこちらの記事も参考にしてみてください
車の免許を取りに行く方で既にタイのバイクの免許をお持ちの方(或いはその逆も)は必ずその免許証も一緒に持って行ってください
提示すればStep3が免除になります
Step2=準備した書類を陸運局に持って行く
準備した書類を持って陸運局に行きましょう
陸運局に訪問する回数、所要日数を最小で終わらせるには次のStep3を午前中に通過してStep4を同日午後に通過する必要があるので基本的には朝一、なるべく早く受け付けをした方が良いです
チェンマイだと8時30分に陸運局が開くのでその時間までに行って開くのと同時に受付をしましょう
定員に間に合わずStep3の午前の部に入れなかった場合、同日中にStep4まで終わらせることができず、陸運局訪問回数及び所要日数が伸びる可能性があります
チェンマイの陸運局はエアポートセントラルプラザから南に走ったところにあるハンドンの陸運局です
Grab Taxiで行く場合Provincial Land Transport Officeと打ち込んで、住所がHang Dongになっていることを確認してください
用意した書類を総合受付的なところでチェックしてもらい、OKの場合カウンターを指定されるのでそのカウンターに書類を持っていきます
チェンマイの場合は2階に上がったところに総合受付カウンター的なところがあるのでそこで書類をチェックしてもらってその後27番(2019年8月現在)のカウンターへ書類を持っていきます
Step3=色彩、反射神経テスト、交通ルールに関する講習を受ける
車の免許を取得する場合バイクの免許を持っていれば(バイクの免許を取得する場合は車の免許を持っていれば)このStep3はパスできます
タイの免許を色彩に関するテストは試験官が色を指すのでその色が何かを答えます
簡単なので特に問題はないでしょう
たまに試験官も自分が指した色がなんなのか確認せず勢いだけでパッパと進めたり何か適当です
上の写真は2019年の2月にチェンマイの陸運局に免許の更新に行った時にやったテストなんですが、2019年の8月に車の免許を取得しに行った時は、27番カウンターのところで信号機みたいなライトを使ってやってました(バイクの免許を持っていたため免除されたのでやってませんが)
反射神経テストは上の写真に写ってる女の子の足元にあるブレーキを使ってやりますがこれも今まで失敗してる人を見たことがないので、反射神経が鈍すぎる方以外問題なく通過できるはずです(というかこれ反応できない人は危ないので車もバイクも乗らない方が良いです)
反射神経のテストを終えた後はみんなで交通ルールに関するビデオを見ます
Step4=コンピュータで交通ルールに関する学科試験(要注意)
悪名高いコンピュータ試験です
基本的には上のStep3を終えた後、昼からの試験になります(チェンマイでは午後1時からです)
英語と日本語で難易度が著しく違いますので、英語ができる方はStep2の受付時に『コンピュータテストは英語で受けたい』と申し出てください
言うのを忘れると今回の筆者のように(笑)自動的に日本語の試験に設定されます
英語がスラスラ読める方でしたらこのコンピュータ試験に関しては特に問題なく通過できると思いますが
日本語での試験はハッキリ言って超難関です
対策ナシでは絶対に合格しません
試験は4つの選択肢から1つの正解を選ぶ方式で合格基準は50問中45問以上正解、1日に2回まで(チェンマイでは2回可能ですが、都市によっては1回までのところもあります)しか受けることができず、落ちた場合、翌日以降に再度受け直す必要があります
学科試験の具体的な対策方法
(2020年10月16日追記)コメント欄にチェンマイのハンドン陸運局で日本語の試験が利用できなくなったという報告がありました
一時的なものかどうかわからないのと、もし日本語の試験が復活するようなことがあった場合、以下で説明されている日本語試験の内容は当てはまらない可能性があることに注意してください
試験の合否に関して当ブログは一切責任を取れません
まずはこの90問ある英語の問題集を完璧に答えられるようにしてください
Romanさんという方が作ってくれた問題集で今現在世界で最もタイの免許取得に適した教材でしょう
90問終えた後に正解数が表示されます
内容自体は簡単なので何度も何度も繰り返してやることによって瞬殺で90問全問正解できるように質問と回答を丸暗記しましょう
1時間も勉強すればできるはずです
もう一度言いますが、英語のサイトに載ってる90問は瞬殺で90問全問正解できるようにどの回答を選べば良いか覚えてください
問題集は90問構成ですが、90種類問題があるわけではなく同じ問題が何回か出題されます
これは本番の50問の試験でも同じで、何度も同じ問題に回答することになります
同じ問題が4回出ることもあり、もしそれがわからない問題だった場合4点失点します
最低合格ラインは45/50なのでわからない問題が2問以上ある場合即死する可能性があると考えてください
この英語の問題集の内容が辞書を使わずに全部スラスラ理解できる、或いはところどころ辞書を使えば難なく理解できるという人は本番の試験も迷わず英語を選択することをおすすめします
というか辞書を使ってでも頑張って解読して、最終的に辞書を見ずに90問全問正解できるようになったのなら英語での試験をおすすめします
英語で試験を受ける方の対策はこれだけで十分なので、以下の日本語試験の部分に関しては飛ばしてもらってかまいません
問題は日本語での試験を考えている方です
英語は絶対に無理、見るだけで吐きそうという方は日本語で試験を受けるしかないと思いますが、非常に難関ですので覚悟してください
日本語の試験では以下の4つに気をつける必要があります
- 本来正解のはずの選択肢が正解として認識されず、本来不正解のはずの選択肢が正解になる問題がある
- 正解の選択肢とほとんど同じ内容の選択肢があってどっちが正解かわからない
- 問題が成立していない=回答も成立していない
- 同じ問題なのに出るタイミングによって正解が変わる
正気の沙汰とは思えないですが、日本語で受ける場合以上4つを攻略する必要があります
もう一度言いますが、英語に自信のある方は英語で試験を受けてください
ここまで読んでまだ日本語での試験を希望する場合は以下の注意すべき問題を全てチェックしてください
問題文や回答文は正確には再現していないので多少違う箇所がありますが、要点は捉えてあります
※以下の怪現象に関するお話は2019年8月時点での情報で、今後も改善されるとは思えませんが、突然の変更やそれによる試験の合否に関して当ブログでは一切責任は取れませんので、その点注意した上で参考にしてください
特に注意すべき問題①(問題が壊れてるパターン)
(図が表示されてて)車はどの車線に行くべきか?
- ①へ行く
- ②へ行く
- ①、②以外へ行く
- どこでもOK
(解説)
このような問題が出て図に①も②も書いてない問題があります
この場合『①へ行く』が正解になるので必ずこれを選んでください
特に注意すべき問題②(正解が不正解になるパターン)
次の標識の意味は?
(解説)
本来の正解は『最低時速30km』ですが日本語で試験を受ける場合に限り反対の『最高時速30km』が正解になります
これに関して回答が上のパターンのものと『時速30km以上で走行してはいけない』と言った言い回しになっているものの2パターンが確認されていますが、いずれにせよこの青丸の30の問題を見たら、回答の文章がどうなってようが、『最高時速30km』の意味になるものを選択してください
本当の正解を選ぶと点数になりません
この問に関しては2パターンあるため、この問題を両方落とすとそれだけで5点失う可能性が高いです
特に注意すべき問題③(正解が不正解になるパターン)
次の標識の意味は?
(解説)
no entry、直進禁止が本来の意味ですが正解は『追い越し禁止』になっています
本来『追い越し禁止』ではないですが、『追い越し禁止』を選ばないと失点しますので気をつけてください
特に注意すべき問題④(正解できるかどうか運次第な使用禁止キャラ系問題)
車に長い積載物、はみ出るような荷物を積む際にどうすれば良いか?
(解説)
タイの免許取得界隈では有名な悪名高き赤旗or固定問題と呼ばれている(?)最悪の問題です
出るタイミング、或いは選択肢に依存するのかは不明ですが、回答が『荷物が崩れないようにしっかりと固定する』と『赤い旗やランプを付ける』のどちらかにランダム的に変化します
様々なパターンが検証されておりますがどれも確証を得られておらず、結論から言ってどちらも選択肢に含まれている場合は『荷物が崩れないようにしっかりと固定する』を選択した方が正解率が高いことがわかっているので複数出た場合でも全て『荷物固定』を選択することをおすすめします
仮に『荷物が崩れないようにしっかりと固定する』という選択肢がない場合が存在するとしたら(そんな場合あるのか知りませんが)その時は『赤い旗やランプを付ける』を選択してください
もう一度言いますが、この問題に関してはとりあえず全て『荷物固定』を選んでください
これに関して運が悪ければ何をどうしても失点は免れませんので、1〜2点はここで食われることを覚悟してください
つまり問題と解答を全部完璧に丸暗記していっても48〜49点しか取れないことは珍しくないということです
わからない問題が1問(大抵複数回出ます)あるとそれだけで致命傷になるということを理解して頂けると思います
特に気をつけるべき問題⑤(ちょっと何言ってるかわからない)
どんな時に前照灯や尾灯を付けてはいけないか?
(解説)
『150m以上先のものが見えない時』が正解になります
気持ちはわかりますが、いちいち突っ込まずに覚えてください
以上の5つはもう完璧に問題が壊れているため、特に注意してほしい問題としてあげました
上の5つに加えて以下の問題もほどほどに紛らわしいので注意をしてください
この標識は一時停止が正解ですので選択肢に一時停止がある場合は『一時停止』を選択してください
一時停止が選択肢にない場合は『進入禁止』が正解になりますので『進入禁止』を選択してください
両方ある場合は一時停止を選択することをおすすめします
この標識は遮断機のない踏切の意味ですが、『減速して左右を見て列車が来ないことを確認して渡る』が正解です
一時停止はしません
その他の選択肢にも正解になりそうな紛らわしいものがいくつかありますが、『減速して左右を見て列車が来ないことを確認して渡る』的な内容のものを選んでください
『一時停止』的なキーワードの選択肢を選ぶと失点します
これは前方に狭い橋があるマークですが、『対向車に注意して(前方に注意して)』、と言ったキーワードが重要になります
『対向車に注意して進む』的な回答を選択しましょう
こいつは『前方車両優先』が正解になります
以上が免許取得の最大のハードル、悪名高い学科試験の内容となりますが、上に書いた内容を全てこなせば基本的には45点以上、どんなに悪くても40点程度は取れます
もし不合格になった場合
間違えた問題と正解を画面で確認することができるので、それを全て確認して問題と回答を覚えて次の試験に活かせば2回目(当日再チャレンジ可能な都市もあれば翌日以降になる都市もあります)はかなりの高確率で合格できると思います
不合格だからと落ち込まずに奮闘すれば同日中に合格することも可能です
同日再挑戦できない場合は翌日以降で学科試験を予約して帰ります
Step5=実技試験の予約をする
学科試験に合格すると書類を持って実技試験の予約をしに行きます
どこで予約をすれば良いかは、各都市の陸運局で違うので、それぞれインフォメーションや、学科試験の試験官に尋ねましょう
チェンマイでは外の実技試験を行うコースのすぐそばのオフィスで行います
スタッフの方に書類を渡すと実技試験を受ける日をいつにするか聞いてくるので、日にちが決定したらそこに名前を書きます
運が良ければ2〜3日後に受けることができますが、運が悪いと1〜2週間程度先まで予約がいっぱいになっていることもありえるみたいです
筆者は金曜日に予約して翌週の木曜日に受けましたが、火曜と水曜もオーケーと言われた気がします(うろ覚えです)
Step6=実技試験を受ける
パスポートを持って指定の時間に実技試験の会場まで行ってください
バイクと車に分かれて説明を聞き、テストをします
チェンマイでは13時から始めるから12時50分までに来るように言われたんですが、13時に行ったところ既に説明は半分くらい終わってました
説明は全てタイ語で行われますのでタイ語がわからない人は事前に試験内容を把握して行った方が良いです
バイク試験の内容
バイクの試験は簡単です
小さなコースを一周グルっと回ってくるだけで適切な箇所でウインカー等出し忘れないようにすればOKです
気をつけないといけないのは一本橋くらいですかね
ちなみにパタヤでバイクの免許を取った際に、外国人だったこともあり(?)なぜかその日の最後列になったため、試験官が
『良い?コースは簡単だから焦らなくて良いからゆっくり走れば大丈夫だからね?じゃあ行ってらっしゃい!』
とスタート合図を出し、バイクを発信させたところ試験官がすぐにどっか行っちゃったため実技試験の内容を誰も見てませんでした
その結果
一本橋は盛大に落ちたけど合格しました
本来は一本橋落ちたら即アウトらしいので気をつけてくださいね笑
普通のバイクなら簡単ですが、スクーターだと結構コントロールしにくいです(´□`)
車の試験内容
以下チェンマイでの車の試験内容です
車もバイクと同様に指定の時間に行き説明を聞きます
どうなったらアウトでどうなったらセーフかを説明してもらいますが、説明は全てタイ語なので、わからない人は図をよく見て理解して、わからない部分は後で英語で質問しましょう
覚えておく必要があるのはパーン(合格)とマイパーン(不合格)です
説明が終わると番号札とカードをもらいます
この番号札を車のフロントガラスのところに外から見えるように置きます
濃いめのスモークが貼ってある車の場合はワイパーに挟んで外に置いた方が良いでしょう
別にこの番号の順番に試験を受けなくても良いです
車の試験も小さなコースを一周するだけなんですが、適切な場所でウインカーを出し忘れないようにするのはもちろんのこと、3つの試験が課されます
各試験に入る前に白いボックスのような箱があるので、そこに上で受け取ったカードをタッチします
タッチすると番号が表示されるのでその番号が受け取った番号と一致していることを確認して試験に入ります
各試験共に(何分か忘れましたが)十分な試験時間が与えられています
1つ目の試験はポールの間を通過する試験です
狭いポールをミラーが当たらないように通過し、全て通過し終わったら、バックで再度全てのポールをミラーが当たらないように通過します
無事通過し終わってOKなら『パーン』とアナウンスされるので再度前進してポールを通過して終了です
2つ目の試験は車を左の路肩に駐車する試験です
白線の真上に左の前後輪がピッタリ乗り、前輪の停止位置も決められているので、図の説明を聞いてどこに停車しないといけないかをきちんと把握しましょう
これもOKなら『パーン』とアナウンスされるので次の試験に進みます
3つ目の試験は縦列駐車です
これは失敗してる人が多かったですね
トップバッターのこの人も失敗してました笑
右のタイヤが緑の枠からはみ出たり、車が並行に停車してないとアウトです
一応縦列駐車に慣れてない人向けにチェンマイの試験場での縦列駐車のコツですが、一般的な乗用車でしたら
- 前方部の3つのポールの一番外側(一番右側)にあるやつが、車の左後方の小窓の部分に入る位置に車をある程度左に寄せて道と並行に停止させる
- ハンドルを左いっぱいに切ってゆっくりバックし、右のミラーに後方部のポール3つが全部入ったら停止させる
- ハンドルをまっすぐに戻してゆっくりバックすると前方部のポールの一番外側(一番右側)のポールがフロントガラスの左側から入ってきますので、一番外側(一番右側)のポールの赤色のシマシマの個数が1つ、2つ、3つと増えて、4つ目に入ったら右に思いっきり切ってそのまま緑色の線と並行になっているか右の窓から顔を出して目視しながらバックして平行になったらストップ
この3ステップでいけます
慣れてる人は自分のやり方で右後輪と緑色のラインを参考にするのでも左ミラーを見て左後輪と左端の位置を参考にするのでも第六感に頼るのでも何でも良いです
7回まで切り返しOKらしいですが、7回も切り返したらめちゃくちゃになりそうですね。。。少ない回数でスパッと入れましょう
実技試験に合格したら
書類を渡されるのでそれを持って免許証発行カウンターにいきましょう
チェンマイだと2階の総合受付的なところに書類を渡すと整理券を発行してくれるので、自分の番号が呼ばれるまで待ちます
呼ばれたら書類を提出し、バイクは105B、車は205Bを支払い、そのまま免許証発行のブース前で待つように指示されます
番号を呼ばれたら指定された番号のブースに入り、写真を撮って免許を発行してもらって終了です
そんなに時間はかからないでしょう
10Bで免許証を入れるケースも購入できます
実技試験に不合格だったら
もう一度受け直す必要があります
都市によって何日後に受けられるか違うと思いますが、チェンマイでは三日後からになってるみたいです
再度実技試験予約をし、次こそは必ず合格してください笑
以上が免許証を取得するまでの一連の流れとなります
ここまでの説明で一切触れてなかったとてつもなく重要な問題点について以下で説明します
実技試験の注意事項=試験場でバイク、車を貸してくれない
ある意味一番問題な気がします笑
タイの運転免許試験では試験に使う車両は自分で持ち込む必要があります
陸運局の試験場はバイクも車も貸してくれません
試験場の周辺にバイクや車のレンタル屋があるかどうかは都市によりますがチェンマイにはないと思います
バイクの準備は誰でもある程度簡単にできると思いますが、車を準備するのは人によっては手こずると思います
どうしても解決方法が見つからない場合は陸運局で実技試験を予約する際に担当の人にどうすれば良いか尋ねてみると良いでしょう
似たようなケースは(多分)よくあると思うので周りに試験用の車両をレンタルしているところがあるなら教えてくれるだろうし、そうじゃないなら(多分)何らかの解決方法を考えてくれると思います
一応ですが主な解決方法としては以下の4つが考えられます
友達に車両を借りて、さらに陸運局まで連れてってもらう(ベスト)
これが可能ならこれが一番です
旅行代理店の免許取得ツアーや教習所を利用せずに自力(友達の力借りてるけど)で合法的かつ不安要素、不確定要素ナシで解決したい場合はこれ以外に方法はないと思います
誰か現地の友達に試験で使うバイクや車を借りましょう
数時間付き合わせて、さらに車両を借りるわけですから謝礼金なりご馳走するなりお礼は忘れないようにしましょうね
市内で車両をレンタルし、無免許で陸運局まで乗っていく(違法)
一般公開してるブログで違法行為をすすめるのもアレなので、一応言っておきますが
無免許運転は違法だからダメですよ?()
無免許運転はダメだということを理解して頂いた上で参考程度にこういうことやってる人もいるよってことを紹介しておきますが
ほとんどみんな無免許運転で陸運局まで自分で運転していってます
車はほとんどのレンタカー屋さんで貸してくれないと思いますが、バイクは免許証提示なしでも貸してくれるのでまぁ1つの方法としてありといえばありなように見えなくもないんですが
チェンマイは昼の13時前あたりになると陸運局へと繋がる道で警察が普通に検問やってます笑
この間車の免許を取るための学科試験を受けに行く際、バイクで行ったんですが12時40分頃検問に引っかかりました(免許をバイクの鍵に連結してて瞬時に見せられるので10秒で通してくれましたが)
外国人でバイク運転してる人は100パーセント止められるのでかなりリスキーです
試験場で誰かに借りる(不確定要素アリだけど割とおすすめかも)
試験終わった人にバイクや車を借りてる人を何人か見たことあります
筆者はこれやったことないし、やや不確定要素アリな気がしますが現実問題恐らく誰かは貸してくれると思います
ノリの良い人ならタダで貸してくれるだろうしちょっとレンタル代払えば貸してくれる人は(多分)いっぱいいるでしょう
教習所の生徒を連れてきてる人もいるのでそういう人なら100Bとか200Bで貸してくれるんじゃないですかね?
実際に今回実技試験の受付を終えて番号札とカードを受け取って試験会場の周辺をフラフラしてたらどこぞの教習所のオッサンが『試験に使う車いる?』と声をかけてきたので当日試験場で解決できる可能性は結構高いでしょう
ただ、試験場で車両探しに力を使う必要があり、試験に集中できないのはマイナスですけどね
これをやる場合は、実技試験を予約する際に陸運局のスタッフに相談してからの方が良いと思います
教習所に通い、教習所の車両を使う(特に車の場合は確実でおすすめ)
現在タイの主要都市、少なくともバンコクやパタヤやチェンマイやプーケットでは外国人に対応した英語で指導可能な教習所がたくさんあります
特に車の免許を取得したい場合はこれをおすすめします
車の運転経験がない方はもちろんですが、運転経験のある方もタイの交通事情を把握する意味でも教習所で免許証取得用のコースに参加するのをおすすめします
タイでお馴染みの縦列駐車等も練習できますし
筆者も今回車の免許はこれを利用しました
料金もリーズナブルで車の教習は4〜6日で2000〜4000B程度のところが多く、実技試験と全く同じコースでの練習もでき、教習以外に実技試験当日に同行してくれて教習で使っている車と同じものを貸してくれる学校がほとんどでしょう
試験で合格するために実技試験当日の午前中10時〜12時に実技試験と全く同じコースで最後の練習を入れてくれ、そのまま同じ車で13時からの試験を受けることができたので助かりました
以上、車両準備に関する対策でしたが、まとめると次のようになります
- 陸運局は車両を貸してくれない
- 友達が貸してくれるならこれが一番(お礼を忘れずに)
- 陸運局に相談をすると何か良い案をくれる可能性は高い
- 無免許で車両をレンタルして持っていくのはバイクなら可能だが違法なのと検問が怖い
- 試験場で車両を誰かが貸してくれる可能性は結構高い
- 車の免許取得では教習所の利用をおすすめ
ノービザ、観光ビザでタイの運転免許証を新規取得できるか否か
元も子もないことを言いますが、ノービザや観光ビザで取得できるか否かをインターネット上で最新情報を探すのは無駄です
観光ビザならまだしもノービザでタイの運転免許証を日本の免許証や国際免許証からの書き換えじゃなくて完全新規で発行したいという人は非常に少なく、情報も非常に少なく、情報の需要も非常に少ないです
成功例が1つ見つかったところで数が少なすぎて運良く成功したのかどうか判断がつきません
局所的、限定的な可否を把握している人は少なからずいるとしても、タイ全土でのノービザ、観光ビザでの運転免許証新規取得の可否を把握している外国人はおそらく1人もいないでしょう
一応陸運局の公式サイトでは免許証の新規取得にはノンイミグラントビザが必要だと書いてあります
筆者はちょっと前までは居住証明さえ取れれば必要書類は全て揃うのでビザがあろうがなかろうが問題なく免許が取れるという認識でしたが、今現在は自信ありません
一応今確認が取れている情報は
- 筆者は2016年にパタヤでノービザで完全新規でバイクの免許を取った
- パタヤ在住の友達曰く今でもパタヤでは少なくとも旅行代理店を通せばノービザでも余裕(自力でいけるかどうかは不明)
- 確かにパタヤの旅行代理店はノービザでも問題なく免許が取れると宣伝してるとこばっか
- 少なくとも2018年まではチェンマイで観光ビザで運転免許証を取得している人が複数人、外国人専用のタイビザ関連のグループで確認されてる
- 筆者の知る中でこの世で最もタイビザに詳しい外国人曰く、チェンマイでは書類さえ揃えばビザの種類は関係ないと信じている(自信はないらしい)
- チェンマイで有名な旅行代理店のホームページ曰く2019年現在ノービザと観光ビザで新規取得は無理だと主張している
- 外国人専用のタイビザ関連のグループでノービザ免許取得できるかどうかのスレが荒れている
- 陸運局の公式サイトではノンイミグラントビザが必要だと書いてある(免許の更新に関しては特にビザ要件は書いていない)
見て頂ければわかると思いますが、局地的、或いは一定の条件下で可能不可能を把握している人は少なからずいても一般的に可能不可能を把握している人は皆無でして、情報も交錯しまくっている状態です
さらにタイのこう言った手続き関連の話題は、自分が体験したことが全てだと信じ込んで自分の意見を強く主張し続ける頭のおかしい爺さんがたくさんいるためスレが荒れやすいです
なのでノービザ、観光ビザでタイで車やバイクの免許を取得したい人は以下のように対応すると良いです
- ノービザ、観光ビザでタイで車やバイクに乗りたいなら国際免許証が圧倒的に楽
- どうしても国際免許証じゃなくて現地の免許証を取得したい場合は、住んでいる都市で居住証明の取得が可能かを(自分で)調べ、可能なら陸運局にノービザ、観光ビザで免許の新規取得が可能かを(自分で)訪ねに行く
- 自分が住んでいる街で取得が不可能なら今現在パタヤの旅行代理店を通せばビザ関係なく取れるみたいなので、パタヤの旅行代理店に問い合わせて、可能だということならパタヤに行って免許取得ツアー的なのに参加する(パタヤでこう言った旅行代理店を通すと住んでなくても居住証明が出てくるので居住者じゃなくても関係ないです笑)
以上!タイで運転免許証を取得する方法でした!
都市によって若干手続き方法は違うだろうし、これから変更点が出てくる可能性もありますが、特に難しいものではなくだいたいの内容、流れを掴んでおけば何が起きても対応できると思います!
タイでバイクや車を運転できると行動範囲が一気に広がって旅行や生活が充実したものになると思うので気になる方は是非挑戦してみてください!
バイクに一度も乗ったことがない人はバンコク、プーケット、チェンマイと言った外国人がたくさん住んでいる街では英語対応の教習所があるのでこちらの記事を参考にしてください
また、車両の購入に関してはこちらの記事を参考にしてください
それではまた!ポップガンマイ(●´^`●)
ps
免許を取ったのでせっかくだから車をレンタルしたんですが、ニマンヘミン周辺は狭い道もあるし渋滞もすごいので一番小さいマーチを予約したのに
『マーチは1.2Lだが君には追加料金なしで2Lの大きめの車を用意させてもらった!』
とドヤ顔で不要な親切心を発動され、筆者の返信を待たずに勝手にデカイ車を持って来やがりました
タイでバイク免許取得(排気量区分なし)して、これを日本で中型とか大型バイクの免許に書き換えることは可能でしょうか?宜しくお願い致します。
こんにちは。私は書き換え経験者ではないので、実際にできるかどうかはしりませんが。一応一般的に言われている内容としては、外面切り替え試験(1発試験をさらに優しくしたもの)を受ければ可能と思われます。可能である場合は排気量関係なく大型の免許に書き換えることができるはずです。
ただし、免許証を取得してから3ヶ月以上タイに滞在する必要があるのと、免許を最初に取得してきた際にもらえる2年間有効のtemporaryの免許で書き換えが可能かどうかは知りません。
インターネット上にいくつか書き換え経験者のブログが載っておりますが数が少なく参考にならないのと、旅行代理店等が「タイの免許証を取得すれば日本の免許に書き換え可能♪」等と気軽に宣伝していますが彼らが日本の外面切り替えに関する最新情報を把握しているわけがないので、最新情報の確認は実際に免許を切り替える日本の機関に電話をして尋ねることをおすすめします。
初めまして、タイ在住の者です!
免許取ってみようかなあと軽い気持ちでこちらのブログを読み始めたのですが、あおいさんの文章が最高すぎて何度も読み返しては学科試験のところで毎回腹筋崩壊しました…
とっても詳しく記載してくださってありがとうございます!
試験頑張ります^ ^
こんにちは!日本人は何も言わないと自動的に日本語に振り分けられるので、もし英語選択が可能なら英語の選択をおすすめします。ただ都市によっては対応できない可能性もありますが。
いずれにせよ頑張ってください笑
77歳のお迎え老人ですが、70歳時にバイク免許を日本語で受験して合格しましたが、75歳の免許再更新を失年後、今年2020年に免許証を紛失したため免許再更新とセットで取得する手続きをやっていました。ところが1年以上未更新の場合、更新は不可新規免許の獲得が必要と言われて再手続・本日10・16学科試験後実技試験日としてハンドンの陸運局に出かけました。
で学科試験ですが以前受験した日本語はマイミー英語オンリーと知ってショック!いつから変更になったかご存じなら教えてください。
こんにちは、最新情報ありがとうございます。本文に追記をしておきます。いつから変更になったかはわかりませんが、ハンドンの陸運局では少なくとも2019年8月時点では日本語の試験は行われていたのでもし変更になったとしたらつい最近ということになると思います。
ちなみにチェンマイでは過去そう言った変更があったかどうかはわかりませんが、他都市では(大抵その後復活しますが)日本語の試験が利用できなくなることはたまにありました。恐らくご存知の通り、試験の問題文の日本語の精度があまりに低すぎて試験の体をなしていないからだと思います。