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レーからラマユルまでバイクで駆け抜けたら最高だった話【月の世界】

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2019年の夏にインドの秘境ラダック地方のレーから月の世界と称されるラマユルまで世界最古のバイクブランド・ロイヤルエンフィールドで駆け抜けたら想像以上に最高の旅だったので紹介します!

アルチ、ラマユルでおすすめのゲストハウスや村の情報等もまとめてありますので、バイク旅に限らずこれらの村を訪れようとしている人は参考にしてみてください

ラダックのバイク旅で気軽に挑戦できるおすすめルート=レー→アルチ→ラマユル

レーからアルチまでが約66キロ、アルチからラマユルまでが約60キロ程度なので本気を出せばレーからラマユルまでバイクで日帰りも可能な距離ですが、途中の景色は日本では見ることができないような絶景、美しい村だらけで寄り道したくなるポイントがたくさんあるので、全行程で1泊、できれば2泊程度の余裕を持って走れると旅がより充実したものになると思います

ラダックには今回紹介する、アルチ、ラマユルルート上以外にも数多くの魅力的な村、街がありますが、今回あえてこのルートを最もおすすめする理由は以下の通りです

  1. パーミットの取得等、事前準備が不要
  2. 全行程の9割程度は舗装された道で運転しやすくルートも簡単
  3. 絶景、見どころのあるポイントだらけで運転してて飽きない
  4. 美しい村や休憩スポットが点在してるため安心感がある

これらの理由について1つずつ説明していきます

パーミットの取得等、事前準備が不要

ラダックの旅はエリアによっては(ヌブラ渓谷、パンゴンツォ、ツォモリリ、ハンレ、ダー、ハヌー等)訪問する前にインナーラインパーミットという許可証を取得する必要がありますがレーからアルチ、ラマユルのルート上の旅ではこのパーミットを取得する必要がありません

なので気軽にバイクを借りてフラッとツーリングすることができ、事前準備は一切不要です

このパーミット、その辺の旅行代理店にお願いすれば最速で即日、通常1営業日で用意してくれるんですが、2人以上で申請というのが条件になっております

以前は旅行代理店で他の旅行者と一緒にまとめて申請してもらい、パーミットさえ取得できれば1人で制限された区域に旅行に行くこともできたんですが、近年ルールが厳しくなってきており特にバイクでのひとり旅の場合、パーミットを持っていても検問を通過できずに追い返されることが多いので、制限された区域の旅行を考えている場合、特にひとり旅では何らかの対策が必要になります

レーからラマユルへのルートでは上の地図で記したカルシという街にチェックポイントがありますが、ラマユルへいく場合はパーミットは不要でパスポート情報等をちょこちょこと記入するだけの簡単な報告だけで通過することができます

全行程の9割程度は舗装された道で運転しやすくルートも簡単

9割と書きましたが実際は95パーセントくらいは完璧に舗装された道で非常に運転しやすいです

こんな感じの気持ちいいストレートがたくさんあり、絶景だらけなので運転してても全く飽きません

舗装されていない道はほとんどないんですが、メインの道路から外れてアルチの村へ向かう道が一部舗装されていなかった部分がありますが、走りにくいオフロードではなく、バイクでなんの問題もなく通れるような走りやすい道です

また、上の地図を見てもらえればわかると思いますが、ラマユルまでの道は非常に単純で標識もわかりやすく出ているので迷いようがないです(筆者はレー市内を脱出する際に迷いましたが笑)

絶景、見どころのあるポイントだらけで運転してて飽きない

日本では見ることができないような絶景や見どころのあるスポットだらけで運転していて全く飽きないです

ラダックを初めて訪れる方は眼に映るもの全てが新鮮で面白いと感じることでしょう

いくつかピックアップして紹介します

マグネティックヒル

マグネティックヒル、グラビティヒルと呼ばれている場所は世界中にいくつもありますが、簡単に概要を説明すると、この場所が持つ特殊な地形と地平線が起こす錯覚のような現象で、下り坂のように見える場所でバイクや車を停めているにも関わらず、エンジンを止めると後方に引っ張られるようにバイクが後ろに動きます

これは本来上り坂であるにも関わらずこの土地の特殊な地形と地平線の錯覚で下り坂のように見えるから起こる現象で、場所によってはこの逆、つまり上り坂のように見えるにも関わらずエンジンを止めるとバイクや車が勝手に登っていくというような現象を体験できる場所もあります

インダス川とザンスカール川の合流地点

2つの川の色が合流地点で混ざり合わずに流れていくことで有名なスポットです

筆者がここを訪れた時はどちらの川の色も茶色系だったので少しわかりにくいんですが、季節によってはどちらかの川がエメラルドグリーンの青い色でもう片方が茶色と言った具合にはっきりくっきりと色が分かれます

写真の奥の方から手前に向けて流れてきている川がザンスカール川なんですが、真冬になるとこの川が完璧に凍るため、その上を歩いてインド最後の秘境と呼ばれているザンスカールを訪れることができます

レー周辺からザンスカールを訪れる方法は冬季に川の上を歩いていくこのルートしかないらしく非常にアクセス困難な場所です

もちろんハンパな気温ではないですし、距離も長く素人の観光客だけで挑戦するのはただの自殺行為ですから、真冬に凍った川の上をトレッキングしてザンスカールに向かう場合、専門のガイドを雇うかツアーに参加しましょう

この周辺の国立公園は真冬になるとユキヒョウを見ることができるらしいです

夏季に車やバイクでザンスカールを訪れたい場合は、非常に遠回りになりますが、カルギルを経由する方法が一般的で、これもかなりの時間を要するため、いずれにせよアクセス困難な場所であることには変わりありません

標高の高い乾いた大地に突如現れるオアシス

基本的には乾いた大地がほとんどですが、小さく美しい村がところどころ点在し、そう言った場所には上の写真のような綺麗な川が流れています

川の水は冷たく、足をつけると気持ちいいです

村には大抵カフェや食堂、ゲストハウスがあるので、立ち寄ってみて気に入ったらしばらく滞在してみるといいかもしれません

こちらは村の周辺ではなかったですが、こんな感じの小さな湧き水系(?)の川もありました

美しい村や休憩スポットが点在しているため安心感がある

この後に紹介するアルチもそうですが、レーからラマユルのルートに関してはだいたい20〜30キロおきくらいに村や集落が存在します

なのでこまめに休憩を取りながら走ることができるし、バイクの調子が悪くなったりした場合も対処できる場所が見つかる可能性が高いです

気軽に挑戦できることもあってバイク乗りには非常にメジャーなルートで、何か旅の途中でトラブった場合でも少し待てば誰か必ず通るので助けを求めることが可能です(助けてくれるかどうかは知りませんが笑)

こちらアルチからラマユルに向かう途中、チェックポイントのあるカルシという村で食べたターリーとバターナンです

レーとラマユルの間にある美しい村=アルチ

村の端から端まで徒歩で十分に歩けるレベルの小さく美しい村です

村で一番賑やかな通りですら、売店と小さなレストランが数件ある程度の規模の小さな村ですが、まったり何も考えずに過ごすには良い場所で、できれば一泊してゆっくりすることをおすすめします

夜は明かりがほとんどないため満天の星空をみることができるんですが、筆者が星空の写真を撮ろうと一眼レフの準備をしてる最中に月が出てきて星が消えてしまいました笑

この村には曼荼羅美術で有名なアルチゴンパがあり、辺境の村の割にはヨーロピアンの観光客を結構見かけます

1000年の歴史を誇る曼荼羅美術=アルチゴンパ

村唯一の観光スポットです

アルチは小さな村ですが、このアルチゴンパは世界でもトップクラスの曼荼羅美術の宝庫として有名で、国内、国外からたくさんの旅行客が訪れます

内部は写真撮影が禁止されているので、絵の写真はないですが、壁面から天井に至るまでたくさんの曼荼羅が描かれていました

2019年の時点で入場料は100ルピーです

アルチゴンパは村の一番奥に位置し、次で紹介するおすすめのゲストハウスは村の手前の方にありますが、それでも徒歩で10分程度で到着できるので本当に小さな村です

アルチでおすすめのゲストハウス=Choskor Guest House

  • 綺麗なツインルーム一泊:800ルピー(タオル付き、食事は別)
  • 2019年の時点で部屋のシャワールームでお湯は出ないけど、お湯が欲しいと言えばすぐに大きなバケツに熱々のお湯を大量に入れて持ってきてくれる
  • まさかのWi-Fiが使える(しかもSNSに写真を投下できる程度のスピード)
  • 犬が可愛い
  • 小さな売店的なものが一応ある
  • 夕食はリクエストすれば200ルピーで作ってくれる
  • 敷地内にバイク持ち込み可

どちらかというと村の入り口方面(手前方面)にある綺麗なゲストハウスです

ラダックの田舎町にしては宿泊費が高く感じるかもしれませんが、部屋のレベルはかなり高いです

オーナーさんと奥さん(?)は英語が話せるし外国人の対応に慣れているので滞在中に困ったことや疑問に思ったことはなんでも聞けます

それと全く関係ないですが

奥さん(?)は筆者のタイプです

シャワーに関しては2019年の時点で、部屋のシャワーからはお湯が出ないんですが、オーナーに言えばすぐに大きなバケツに大量のお湯を入れてきてくれますし、洗面器もついてます

シャンプーしてトリートメントして体洗っても余る程度の量を持ってきてくれるので入浴に関しては問題ないでしょう

とてつもなく元気な犬が1匹おり、筆者は初対面でスーパー頭突きをくらいました

このゲストハウスではリクエストをすると夕食を作ってくれます

ローカルの食堂と比べるとかなり高く感じるかと思いますが、この村ではそもそもそこまで選択肢がありません

レストランは村で一番賑わってる通りに数件あるのみで、日没後はおそらくほとんどのローカルレストランが閉まると思いますし、観光客用のレストランもそんなに安いわけではないので個人的には多少高くても夜は泊まっているゲストハウスで食事をリクエストする方がリラックスできて良いと思います

メニューはなく、何を食べたいか相談して決めることになると思います

筆者はチュータギ(ラダック風パスタ)を食べました

ネットのホテル予約サイトからの予約には対応していないと思うので、直接ウォークインするか、電話、メール以外には予約方法はないと思われます

一応貰った名刺の画像を貼っておきます

月の世界の異名を持つラダックの秘境=ラマユル

アルチからカルシのチェックポイントを超えてラマユル方面に走っていると急に途中で景色が変わります

大地の色が変化し、月の世界と称される光景が目の前に姿を表します

この大地の色は光によって姿を変え、満月の夜は別世界のように凄まじい光景になるそうです

ちなみに筆者がここを訪れた時はちょうど(前日星空の観測を邪魔してくれた)満月だったんですが、この日は雲が大きくかかってくれたせいでその凄まじい光景とやらを見ることができませんでした

結構夜遅くまで粘ったんですが。。。

それでも夕方付近に夕日に照らされて綺麗に光る大地を見ることができました

散歩してる最中に犬が現れてトコトコついてきたのが可愛かったです(●´^`●)

月の世界に佇むラダック最古の僧院=ラマユルゴンパ

月世界の崖の上に佇むラダック最古の僧院の1つと言われているゴンパです

ラマユルゴンパでは久しぶりに一眼レフを使いました

最近はiphoneのカメラが性能良いので日中一眼レフを使うことはほとんどなく、今回の一眼レフも夜景と星空撮影のためだけに持ってきたんですが、天候のせいで夜景も星空も一眼レフの出番がなかったため無理やり使いましたね笑

 

ハイシーズンにも関わらず休日だったからか時間的な問題かほとんど人とはすれ違わなかったですね

修行僧の方も数名しかお会いできなかったんですが、皆さん普通に英語が通じるのがなんというか笑(もちろん通じた方が助かりますが)

良い意味でも悪い意味でも秘境ラダックは外国人が旅行しやすい場所へと急速に変わってきてるんだと思います

最後のこの写真はiphoneで撮りました

入場料は忘れましたが、今ネットで見たら50ルピーって書いてあったので、多分そのくらいです

ラマユルでおすすめのゲストハウス=Welcome Guest House

  • 綺麗なダブルルーム一泊:800ルピー(食事は別)
  • ホットシャワー付き(ホットシャワーが調子悪い場合は言えばお湯を持ってきてくれます)
  • Wi-Fi付き(ただし街全体でネットが落ちることがある)
  • 夕食と朝食のリクエスト可(金額は忘れたけど多分100〜200ルピーくらい)
  • 敷地内にバイク持ち込み可

旅人の間で有名なLion’s Den Guesthouseが満室だったので近くにあったこちらのゲストハウスに泊まることにしました

建物自体新しい感じで部屋、バスルームどちらも綺麗でした

窓からの眺めも良いですね

どちらかというと街の入り口に近い方にありますが、ラマユルゴンパまで徒歩でアクセス可能です(筆者はバイクで行きましたが)

数年前まではラマユルでWi-Fiが使えるゲストハウスはLion’s Den Guesthouseだけだと言われていたんですが、2019年現在割とその辺のゲストハウスや併設レストランでWi-Fiの利用が可能になっています

ただし、インフラ環境は急速に整ってきているのは確かですが、辺境の地であることに変わりはなくこのゲストハウスに限らず街全体でネットが使えなくなったり停電したりというのは日常茶飯事です

上で紹介したアルチよりは大きな村で、売店やレストランは多数あるし日没以降も割とやってるのでそこまで買い物や食事で困ることもないでしょう


以上!秘境ラダックをレーからラマユルまでバイクでひとり旅した話でした!

比較的気軽に誰でも挑戦することができるルートなのでラダックを訪れた際は是非挑戦してみてください!

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それではまた!ポップガンマイ(-^艸^-)

ps

雨ばっかで外に出られません

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あおい
世界中を旅して住み歩いてる旅人兼一流の現役カリスマニートやってます。禍々しすぎて最近はまぉうを名乗ってたり名乗ってなかったり…現在はタイのチェンマイに引きこもって(多分)5年目くらい、タイ語の勉強を適度に頑張っています。ブログのタイトルはチェンマイちゃんねるですが、アジア、中東、ヨーロッパ、アフリカ、北極等どこにでも出没するので幅広い地域について記事にしています。紹介文の下の方にある(パソコンだと右下)メールマークの隣のツイッターのマークを押してもらえると筆者がやってるツイッターページ(@AoiNomad)に飛びます。リアルタイムの情報やらなんやらをたまに気分で発信しているので興味ある方は是非!

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