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ラダックのレーでバイクをレンタルする方法と注意点【インドの秘境】

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2019年の夏にインドの秘境、ラダックを再訪した際、中心都市のレーでバイクを借りてアルチ、ラマユル方面を2泊3日のスローペースでゆっくり一人で回ってきたのでその時の体験を元に、レーでバイクをレンタルする方法、注意点等をまとめたので参考にしてください

海外ひとり旅に慣れている方ならわかると思いますが、現地での移動手段としてバイクが使えると旅の自由度、行動範囲がとてつもなく広がります

移動手段が充実してる先進国の都市部ではそこまで違いを感じないと思いますが、ラダックのような移動手段に乏しい秘境ではバイク等の自力で運転可能な移動手段があるかないかでは旅の充実度が大きく変わります

カップルや友達とのバイク旅ももちろん否定するわけではないですが、旅程の全てを自由に決めることができるひとり旅こそがバイクとの相性が最も良いスタイルだと思います

結論=『ひとり旅×バイク』は自由を求めるひとり旅の最高形

なんかノリが普段の記事と違って一層気持ち悪いですね

でも本当にそれくらい、この秘境ラダックをバイクで一人で駆け抜けた3日間は最高でした

それでは秘境ラダックの中心都市レーでバイクをレンタルする方法と注意点を淡々と以下で説明していきます

インドの秘境、ラダック最大の街レーでバイクをレンタルする方法

レーでバイクをレンタルする際の相場、人気のバイク、レンタルに必要なもの、手順についてまとめました

レンタルバイク屋はレーの街中にたくさんある

メインバザール周辺のレンタルバイク屋は記憶に残ってる限りだと地図の赤丸で記したエリアに多かったですが、他のエリアにももちろんレンタルバイク屋はあるので街中を散歩しながら探してみましょう

青で丸をしたエリアにもいくつかレンタルバイク屋があった気がしますが、うろ覚えなので色を変えておきます笑

だいたい店の前にバイクがたくさん並べてあって一目瞭然誰がどうみてもレンタルバイク屋だとわかるようになってますので、店の中に入ってスタッフの人に話しかけてみましょう

何件か回って見て、感じの良いオーナーのところで決めると良いと思います

レーでレンタルできるバイクと相場

なんと言っても一番人気はロイヤルエンフィールド

この写真のバイクは筆者が借りたロイヤルエンフィールドクラシック350です

一人なら350ccで十分ですが、二人乗りなら500ccの方が安心できると思います

ロイヤルエンフィールドはイギリス発祥、世界最古のバイクブランドで現在はインドで生産されています

多くの旅人がロイヤルエンフィールドに乗るためにラダックを訪問しており、レンタルバイクの人気車種は圧倒的に以下の3つです

レンタル料金は上から順番に安いです

  • ロイヤルエンフィールドクラシック350
  • ロイヤルエンフィールドクラシック500
  • ロイヤルエンフィールドヒマラヤン411

おそらくラダックをバイクで走り回る人の8割程度は上の3つのどれかを選択していると思います

3つともセルがついてるので始動が楽です

キックだけでもオーケーという人は同じ排気量でもロイヤルエンフィールドスタンダードを選択すればレンタル料金は安くなります

ロイヤルエンフィールドに拘りがない人はBajaj Avenger220というバイクがかなり安く借りられるため、これを借りてる人もチラホラ見られますが、やはりミーハーな観光客である我々はロイヤルエンフィールドに拘りたいですね笑

ギア付きのバイクが苦手な人用にスクーターのレンタルもやってるのでラマユル方面の舗装された道がメインであればこれでも問題ないでしょう

レンタル料金に関してはレーでレンタルバイク屋さんにいくと大抵このような紙が貼ってあります

まぁレンタルバイク協同組合の協定料金表みたいなもので2019年7月現在ではどこのレンタルバイク屋もこの2018年版のやつを貼ってました

この注意書きの3番を見てください、というか画像だと読みにくいと思うのでなんて書いてあるか要約すると

『協定料金より安く貸したり高く貸したりした場合、その店は5000ルピーの罰金となります』

と書いてあります

安心してください

このルールを守ってる店は1つもありません(いい意味で)

なので必ず料金交渉をしてください

この協定料金より絶対に安く借りることができます

とは言ってもインドの他の地域みたいにしつこく料金交渉をする必要はありません

『3日間借りる場合割引料金あるかな?』

とサラッと聞いてあげればすぐに割引料金を提示してきます

2019年7月現在、レーで大人気のロイヤルエンフィールドクラシック350を借りる場合、お店側は1日900ルピー〜1200ルピー前後(今のレートでだいたい1400円〜1800円)を提示してきます

1000〜1100ルピーを提示してくるお店が多かったのでここらがアベレージですかね

協定料金が1400ルピーなので平均的に300〜400ルピー引きです

結構な割引率でまぁなんとなくお得感があります

筆者は1100ルピーでロイヤルエンフィールドクラシック350を借りました

1200ルピーを提示してきたところのバイクは綺麗で新しめのバイクをたくさん揃えてたんで最初はここで借りようと思ってたんですが、一通り見終わって戻ったときには全部借りられちゃってました笑

900ルピーを提示してくれたとこは残ってるロイヤルエンフィールドが一台だけでちょっと古くてしかもタンクがベコっと凹んでたんでやめました

バイクって見た目がとっても重要だと思うんですよ

他の500CCのバイクやスクーターも協定料金より結構お得な金額を提示してくるので、バイクを借りる際は必ず料金交渉をしましょう

荷物を多く乗せる用のラックやバッグ、プロテクターなんかもついでに貸してくれるところが多いと思うのでこちらも少し料金交渉してみても良いかもしれません(筆者は付属品を借りてないので相場は詳しくはわかりませんがまぁチラッと見た感じだと1日100ルピーとかそんなもんだったと思います)

レーのお店での交渉はインドの他の地域と違ってすぐに妥当な料金を提示してくれるのでサラッと交渉してダメだったらその金額が適正料金だと思って話を進めましょう

レーでバイクをレンタルする際に必要なもの

基本的には以下のものが必要になります

  • パスポート
  • 免許証
  • レンタル代前払い

これらを持って行けば簡単に借りられます

ちなみにですが、免許証は国際免許証じゃなくてもオーケーなお店が多く、筆者が

『今手元にタイの免許証しかないんだけど良い?わし日本人だけど。』

と聞いてみたところオーケーがでました笑

レーでバイクを借りる手順

バイク屋に渡すもの

  • パスポート(パスポートのコピーを取られます)
  • 免許証(国際免許証じゃなくてもオーケーのとこが多い)
  • レンタル料金前払い

バイク屋から受け取るもの

  • 契約書の控え
  • 検問用のレンタル証明書的なやつ(契約書控えだけの場合もあるかも)
  • 免許のカラーコピー

基本的には上に書いたレンタルに必要なものを持ってバイク屋に行き、だいたいの行き先、旅行計画を告げて、料金交渉をして納得いく価格で合意したら全てお店側がやってくれます

筆者がバイクを借りたお店では価格合意をしたらすぐにバイクのチェックも兼ねて

『ちょっとその辺走り回ってきて大丈夫か確認してみて』

と言われたので試し乗りもさせてもらえました

ほとんどのお店でやらせてもらえるはずなので必ず借りる前にバイクに乗って確認しましょう

パスポートと免許証のコピーを取ったあとに、パスポートか免許証どちらかをデポジットで預かると言われたので、免許証をデポジットで預けました(タイの免許証なんて数百円で再発行してもらえるからデポジットにならんと思うんだけど)

『免許証を持たずに運転しても大丈夫なの?』

と聞いたところ

『免許証を提示しろなんて言われることはまずないけど万が一言われたらこれを見せればラダックでは十分』

と免許証両面のカラーコピーをくれました

それと

『検問で止められた時用にこれも一応持って行きな』

と、バイクレンタル証明書的なやつも貰ったんですが使うことはありませんでしたね

レーでバイクをレンタルする際の注意事項

他国でのレンタルバイクと比べて何か難しいことや複雑なことはないですが、一応いくつか注意事項をまとめました

レンタルするバイクの傷や不具合は必ず確認する

あまり細かいところまで見るのは難しいと思いますが、最低でも外装と基本的な動作チェックはやっておきましょう

外装はチェックするだけじゃなくて、できれば店の前であらゆる角度から写真を撮っておくと良いですね

つけてもない傷で難癖つけられて料金を取られることはそんなにないと思いますが、一応証拠を残しておきましょう

速度メーター等は基本的に壊れてるのでまぁ良いんですが(ェ)、ホーンは壊れてると困ります

ラダックは急カーブ等で死角になっている部分が多いので、基本的には急カーブの場所ではとにかくホーンを鳴らして自分の存在をアピールするのが普通です

わからないことや気になったことがあればなんでもレンタルバイク屋の人に聞きましょう

バイクを探す時は時間帯にも注意

大抵のレンタルバイク屋さんは朝8〜9時あたり夜の20〜22時くらいまでやってるんですが

基本的に借りたバイクは返却日の19時〜19時30分あたりまでに返すルールになっているお店が多いです

つまり何が言いたいかというと、バイク屋に行ったんだけどバイクが全部借りられてて実物を見れなかった場合、夕方以降レンタルされてたバイクが返却されていることが多いです(もちろん日によっては昼間も何台か残ってたりします)

大抵の人はバイクを見ずに予約とかじゃなくて、実際に自分が借りるバイクを見て借りるかどうか決めたいと思うので、日中お目当てのバイクの在庫がなかった場合夕方以降探してみると実物を見て決めることができると思います

気になったお店があったらオーナーに聞けば『19時以降くれば何台か戻ってくるよー!』って教えてくれると思います

バイクはレンタル開始日の前日に持ち出せる店がほとんど

筆者はチェックアウトギリギリまで寝てしっかり朝ごはんを食べて、食後のコーヒーをゆっくり楽しんでから出発とか旅人らしからぬ超絶激ゆるスケジュールで行動してましたが、目的地によっては早朝の6時や7時にレーを出発しないといけない人も多いです

この場合

『早朝はレンタルバイク屋が開いてないので出発前日からレンタルする必要がある』=『出発前日の分も最低半日分払う必要がある』

と思う人もいるかもしれませんが

レーのレンタルバイク屋は夕方の19時以降(店によっては19時30分以降)、つまり返却時間以降であれば追加料金ナシで出発前日の持ち出しが可能なところが多いです

筆者が聞いたレンタルバイク屋では全てこれをオーケーしてくれました

なので前日の夕方に追加料金なしで借りてガソリンを入れてから、自分が泊まっているゲストハウスに持ち込んで、翌朝はゲストハウスからバイクで出発することが可能です

ちなみにレンタルバイク屋さん曰く、朝はガソリンスタンドが混むので、前日の夕方以降にバイクを借りたらそのままゲストハウスに戻る前にガソリンを入れに行った方が良いと言われました

ガソリン残量とガソリンスタンドの位置をきちんと把握しておこう

ラダックではガソリンを持ち運んでいる旅人やタクシーも結構いるので、ガス欠になったら絶対絶命の危機になるというほど大げさなものではないですが、場所とタイミングによってはそこそこ危機なのでガソリンに関してはきちんと考えておきましょう

ガソリンスタンドの数が非常に少ないです

ロイヤルエンフィールドはなんか見た目的に燃費悪そうな感じしますがそこそこ走ります

筆者が借りたロイヤルエンフィールドクラシック350はリッター35−40kmって言われてますが一応バイク屋とゲストハウスのオーナーに尋ねたところだいたい35kmくらいで考えた方が良いかなぁと言われました

実際に旅してみた感じだと35km走れるってのはかなり信憑性のある情報だと感じましたが、一応さらに最悪のケースを想定して30kmで計算したとしてもフルタンク13.5Lで405km以上走れます

つまりレーからの単純往復ならラマユルだろうが、ヌブラ渓谷だろうが、パンゴンツォだろうがフルタンクで途中給油なしで行って帰って来れますが、複数回る場合やザンスカール方面やツォモリリ、ハンレといった遠方を旅する場合、フルタンクで足りないことも考えられますので、その場合、途中どこにガソリンスタンドがあるのかをレンタルバイク屋に確認し、しっかりと計算しながら走ることが重要になります

ガソリンスタンドがほとんどないエリアを旅する場合は、ガソリン用の容器を購入し、持ち運ぶ必要があるので、そういった計画も含めて相談できるレンタルバイク屋が望ましいですね

インナーラインパーミットが必要な地域へのバイク旅について(超重要)

今回筆者がバイクで駆け抜けたレーからラマユルまでのルートは許可証等一切不要ですが、遠方のヌブラ渓谷、ダー、ハヌー、パンゴンツォ、ハンレ、ツォモリリ等、訪問が制限されている地域へ旅行する場合インナーラインパーミットという許可証が必要です

検問でパーミットのチェックがあります

許可証自体は街中にある旅行代理店にお願いすれば1日で取得できるんですが問題があります

ネットで古い情報やたまたま通過に成功した例がポジティブに報告されているせいもあって混乱が生じておりますが、レー現地の複数の旅行代理店で確認を取った結果

2019年7月現在インナーパーミットラインが必要な地域へバイクで【ひとり旅】はできません

パーミットの取得条件が『2人以上で申請』となっており、以前は取得の時だけ旅行代理店の人数合わせに乗っかって取得し、出発はバラバラでも問題なく通過できたんですが、2018年の後半あたりから検問に一人で行くと通過できない例が多発するようになっています

特にバイクでの通過は非常に成功確率が低いようですので、たまたま検問のやる気がない時を狙って一か八かの通過に賭けるのは、時間とお金を無駄にすることになる可能性が高いのでやめましょう

2人以上で旅をする場合は特に問題はないので、インナーラインパーミットの件については泊まっているホテルやゲストハウスのオーナーに相談すると旅行代理店を紹介してくれたり何か良い案をくれると思います


以上、ラダック最大の都市レーでバイクをレンタルする方法でした!

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それではまた!ポップガンマイ^ – ^

ps

家の近くのセブンイレブンに可愛いけどめっちゃ態度悪い店員さんがいるんですが、昨日店の前で雨宿りをしてたら傘を貸してくれてギャップにやられそうになりました

ABOUT ME
あおい
世界中を旅して住み歩いてる旅人兼一流の現役カリスマニートやってます。禍々しすぎて最近はまぉうを名乗ってたり名乗ってなかったり…現在はタイのチェンマイに引きこもって(多分)5年目くらい、タイ語の勉強を適度に頑張っています。ブログのタイトルはチェンマイちゃんねるですが、アジア、中東、ヨーロッパ、アフリカ、北極等どこにでも出没するので幅広い地域について記事にしています。紹介文の下の方にある(パソコンだと右下)メールマークの隣のツイッターのマークを押してもらえると筆者がやってるツイッターページ(@AoiNomad)に飛びます。リアルタイムの情報やらなんやらをたまに気分で発信しているので興味ある方は是非!

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