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バックパックvsスーツケース、海外旅行でおすすめはどっち?【比較】

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海外旅行、特に長期で海外を放浪するのにバックパックとスーツケースどっちが良いのか迷っている人のため、世界中ありとあらゆる地域を旅して住み歩いて海外放浪歴3000日を余裕で超える筆者が、ない頭を使って一生懸命考えてまとめたので、これから旅に出る人は是非参考にしてみてください!

バックパックvsスーツケースの海外旅行における長所と短所比較

バックパックとスーツケース、どっちが海外旅行で便利なのかをそれぞれの長所と短所を見ながら考えていこうと思います。

スーツケースについてよくありがちな意見

まず長所、短所を考える前にこの手の論争になるとよく耳にするであろう噂について、筆者の超絶独断と偏見にて軽くコメントしておきます。

スーツケースだと転がしにくい道がたくさんあるから旅しにくい

ほぼ嘘です

大したことありません

今まで世界中ありとあらゆるエリアを旅してきましたが、インドとアフリカの極一部のエリアを除いてほぼ全ての国でスーツケースで問題なく、不自由なく旅できるし、その極一部のエリアも別にスーツケースで旅行できないということは一切ないというか特に問題はありません。

当たり前ですが観光に関してはメインの荷物はホテルの部屋や車の中に置いたままなのが普通なので観光のし易さには一切影響はありません。

たまに

自称タイ通
自称タイ通
スーツケース持ってたらバイタクに乗れないから安く移動できないじゃないか!?

などと言ってるタイ好きのオジサンを見かけますが、タイのバイタクはやる気を出せばデカイスーツケース2個くらいまでなら人と一緒に運べます。(数が多いと危険なのと断られる可能性があるのでなるべく1個までにした方が良いですが笑)

よってメインの荷物をホテルの部屋や車の中に置かずに全て持ったままスーツケースが転がせない密林の中を何時間もかけて横断する、とかそういう自衛隊の訓練みたいな旅をやらない限りはスーツケース旅でそこまで困ることはありません。

スーツケースは目立つから盗難等の被害に遭いやすい

ほぼ嘘です

特に目立ちません

スーツケースで世界中を旅して回っている旅人なんて腐る程います。

以前は平均的にアジア人はスーツケース率、ヨーロピアンはバックパック率が気持ち高いような気がしないでもなかったですが、最近はどっちもどっちです。

いちいち気にするほどでもないし、スーツケースだから盗難リスクがあがるということも特にないでしょう。

むしろ物理防御力が上がって安全です。

旅上級者はスーツケースではなくバックパックを使う

完全に嘘です

上級者はバックパックを使うかスーツケースを使うかその時の状況によって使い分けます

スーツケースを転がしてるからと言って初心者だとナメられることは一切ないので安心してください笑

どっちが自分にとって快適か、が一番大事です

バックパックとスーツケースの長所&短所の比較

バックパックとスーツケース、それぞれの長所と短所を比較してまとめました。

バックパックの長所と短所まとめ

まずはバックパックの長所です。

  • 両手が常にフリーになる
  • 同重量なら本気を出した時の機動力、スピードはスーツケースより上
  • スーツケースの転がしにくい場所、特に階段は遥かに楽
  • 本体の重量が軽いので機内持ち込み7kgをクリアしやすい
  • バックパッカーっぽい雰囲気が出る

重量が軽ければ本気を出した際の機動力、最高速に関しては同重量のスーツケースよりもバックパックの方が遥かに上です。

例えばですが、インドを旅行する時なんかはニューデリー駅周辺やネパールとの陸路国境で数えきれないほどの詐欺師をはじめとするしつこい阿呆どもが襲い掛かってきます笑

こういう時にスーツケースで移動しているとスピードがやや劣るため阿呆共をかわすのに少し手こずりますが、バックパックで移動していればかわしやすいですし危険が減る可能性があります。(ただしあまり重くないのが前提です)

スーツケースを転がしにくい道も普段と変わらない速度で歩くことができるというのは大きな長所ですが、特に階段では背負うことができるバックパックは手で持つしかないスーツケースと比べて同重量でも遥かに楽です。

また、機内持ち込みサイズのバックパックはほとんどの場合で同容量のスーツケースと比べて本体が軽いので、機内持ち込み荷物だけで旅をする場合はバックパックを選択した方が機内持ち込み制限の7kgをクリアしやすくなります。

次にバックパックの短所ですが

  • 重量が増えると体への負担が増え上のメリットも薄くなる
  • サブバックも含めて2個背負うとさらに微妙になる
  • 物理的な防御力は低い
  • 荷物の整理がやりにくい

例えばですが、重量が20kgのバックパックとかになってくると背負っててかなり疲れるし本気を出してもあまり速く、そして長くは動けません。

短時間であれば同重量のスーツケースと比べて若干速く走れるかもしれませんが、20kgのバックパックを背負って、お腹側にさらにサブバックを持つということになるとかなり機動力は下がります。

ソースは後ろにメイン20kg、前にサブバック7kgの計27kgを背負って10カ月程度の長旅をしたことのある私です。

あおい
あおい
はっきり言って後悔しかないよw

ちなみにこれは元旦から70L、約20kgのバックパックを背負ってバンコクへ到着した時に背負っていたものです。

タイを遊び回った後オーストラリアへ渡って、釣竿やソフトクーラーボックス等を購入して遊んでたらどんどん荷物が増えていくわけです。

今回の話には一切関係ないですが、南オーストラリア州はイカがたくさん釣れましたよ。

道もインフラも整っているオーストラリアをなんでこんな修行僧のような荷物を持って移動しないといけないのか意味がわかりません。

スーツケースならストレスゼロだったはずです。

そして私はバックパックを置きました。

以上がバックパッカー引退までのストーリーです笑

話を元に戻しますが荷物を守るための物理的な防御力は当然スーツケースより低いので気軽にナイフで掻っ捌いて中の物を取って行こう的な泥棒さんが現れるとちょっと困ります。(そんなに頻繁に起こることではないですが、筆者の友達はスペインでやられてます笑)

それとスーツケースみたいに広い面積でパカーンと2つに割れるわけではないので、大きなバックパックになればなるほど(仮に2〜3箇所大きく開けられるタイプだとしても)荷物の整理がしにくいです。

スーツケースの長所と短所まとめ

基本的にはバックパックの長所と短所が逆になってる部分が多いですが簡単にまとめてみました。

ちなみに上のスーツケースは筆者がバックパックの重さに耐えられなくなってから一番最初に購入したスーツケースです笑

スーツケースの長所ですが

  • 重量ほぼ関係なく移動が楽
  • 物理的な防御力は高め
  • 荷物の出し入れ、整理が楽

スーツケースがちゃんと転がせる道やエスカレーターやエレベーターが完備してある場所を歩く時は重量が10kgだろうが20kgだろうが変わらず楽に移動ができます。

サブバックがそこそこ重くてもスーツケースの上に乗っけて移動できるので楽です。

つまり重くなれば重くなるほど移動の楽さではスーツケースに軍配が上がるでしょう。

次に物理的な防御力が高いです。

例えばですが、カッター等で気軽に荷物を掻っ捌いて中のものを盗もうとするちょっとヤンチャな人が現れたとしてもスーツケースを切るのは(仮にソフトスーツケースだったとしても)かなり骨が折れるので、恐らくターゲットにはならないでしょう。(鍵を破壊して盗もうとするようなガチ勢が現れた際にはどうにもなりませんが)

単純に外部からの衝撃にも強いので、壊れやすいものはスーツケースに入れておいた方がバックパックよりは守れるでしょう。

またバックパックと違って荷物の整理がしやすいです。

大抵のスーツケースは2つにパカーンと大きく開くことができるので、余計な荷物を出さなくても必要なものだけの出し入れがしやすいです。

次にスーツケースの短所です。

  • 移動の最高速はバックパックに負ける
  • ごく一部スーツケースが転がせない道だと移動が手こずる
  • 重たいスーツケースを持って歩いてる時に長い階段があると泣ける
  • 車輪が壊れるとゴミと化す

基本的に重くなりがちで、さらに背負うことができないので、スーツケースを転がせないような場面ではかなり移動に手こずります。

ただし、世界中を旅しててもそのようなスーツケースを転がせない場所を長距離、長時間歩き続けるような場面にはそんなに頻繁には遭遇しませんが。

あとキツイのは階段ですね。

背負うことができないので、手の力だけで持って上がる必要があります。

海外のホテルではたまにエレベーターのない5階部屋とか引きこもり養成所みたいな部屋を振られることがありますが、こう言う時は少し困りますね。

まぁでも女性の場合は大抵ホテルのスタッフが助けてくれると思うので問題ないと思いますが。

男は気合でなんとかしてください。

最後に、スーツケースは車輪が壊れると一撃で快適性が失われます。

これが壊れるとまともに転がせないのでただの持ち辛くて重たい箱と化します笑

結局バックパックとスーツケースどっちが海外旅行におすすめなの?

A.状況によります

長々と書きましたが結局状況によってどっちが良いかは変わります。

とは言っても、ただ『状況によります』と言ってこの記事を終えてしまうとここまで長々と読んでくださった方に無駄な時間を使わせたことになってしまうので、簡単にまとめてみました。

荷物が機内に持ち込める7kg以下なら絶対にバックパックが有利

例えばですが、タイやマレーシア等、年中暖かい東南アジアを旅する場合、荷物が少なくて済むので7kg以下に収まるケースが多いと思います。

寒い国と比べて服自体の重量が軽いのに加えて、安くて気軽に利用できる洗濯屋が充実しているため、長期旅でも3日分くらいの服があればなんとかなることが多いです。

荷物を7kg以下に抑えることができると飛行機に乗る際に荷物を預ける必要がないため、到着した空港で荷物待ちをする必要がないのでおすすめです。

この程度の重量であれば男女問わず背負ったままかなりのスピードで動き続けることができるし、このサイズのバックパックはスーツケースより軽いので7kg制限をクリアしやすい点でもおすすめです。

スーツケースを選択した場合と比べて特に空港での機動力が全く違います。

7kgだと30L〜40L程度の容量のバックパックを使うことになると思いますが、筆者の個人的な好みではフランス生まれのアウトドアメーカーMilletのKULA40がおすすめです。



有名メーカーの名作にも関わらずアマゾンで15000円前後とリーズナブルなのに加えて収納を上下2層に分割できるので荷物の整理、取り出しに便利です。

筆者は機内持ち込み荷物のみで旅に出る際はこのKULA40か、同じくMilletのGEANT 30を使ってます。(GEANT 30は多分もうほとんど売ってないです)

ちなみにこのKULA40

今まで一度も問題があったことがないので気にしたことすらなかったんですが、サイズが

タテ58cmxヨコ30cmxマチ19cm

だいたい世界中、機内持ち込み荷物のタテの長さが55-56あたりの航空会社が多いのでタテだけ微妙にオーバーしてますね()

ただ、筆者はこれを購入してから何十区間も世界中ありとあらゆる地域で使って問題は一度も起こってないので(というかオーバーしてるの今知った)ので気にしなくて大丈夫です。

機内持ち込み範囲のバックパックではこれがベストだと思っています。

サイズを測られること自体基本的にないですが、万が一測られても2センチくらい押せば普通に何とかなりますから。

7kg以上だけど背負っててきつくないならややバックパックが有利

7kg以上になると飛行機に乗る際に荷物を預ける必要が出てきます。

何キロくらいからきついと感じるかは人によって違うと思いますが、例えば平均的な男性であれば13−14kg程度の重さであれば特に問題なく背負ったまま身軽に動ける人が多いと思いますし、人によってはもっと重くても大丈夫な人もいるでしょう。

素早い動きに支障がなく、体への負担もそこまで気にならない重さであれば基本的にはバックパックの方がやや有利だと思います。

階段なんかは同重量でも背負うことができるバックパックの方が上り下りしやすいですし。

ただし、力に自信がない人、特に女性の方はあまり無理をせず、ちょっとでも『大変かな?』って感じる場合は迷わずスーツケースを選択した方が良いと思います。

7kg以上となるとだいたい50L〜60Lのサイズを選択する人が多いと思います。

というかこれ以上の容量になると次の項の『背負っててきついレベル』に足を踏み入れるので…

このサイズでおすすめなのはドイツの有名メーカーDeuterのエアコンタクトライト50+10


Deuterってなんかゴツゴツした感じで見るだけで重そうな印象があると思いますがこいつはDeuterの同容量の他のバックパックと比べてかなり軽いです。

+10ってのは何なのかと言うと、バックパックの雨蓋のところを上に引っ張り上げることによって通常時より多めにものを入れるDeuterではよくある仕様でアクトライトやフューチュラバリオでも同じような構造になってます。

ちなみにエアコンタクトライトはSLシリーズと言って女性の体型に合わせたバックパックも発売しています。

 

2層構造に出来て、荷物の出し入れが上と下の2箇所から可能なので荷物整理がしやすいです。

7kg以下の容量では最悪数千円程度の適当なバックパックでも何とかなりますが、このクラスの容量のバックパックでは安さに釣られてあんまり変なメーカーの商品には手を出さない方が良いです。5000〜10000円程度で売ってる安価な50−60Lのバックパックも見かけないことはないですが、10kgを超えてくると、長時間及び長期間背負って旅する際の快適性やバックパック自体がしっかりしているか、機能構造が便利かというのが重要になってきます。人によってはあんまり変なバックパックで重たい荷物を運んでると体への負担が大きくなったり場合によっては具合が悪くなることもあります。旅にはお金をかける場面と節約する場面がありますが、バックパックに関しては間違いなくお金をかける場面だと思った方が良いです。

背負っててきついレベル、だいたい20kg前後からは絶対スーツケースが有利

相当体に自信がある人以外は20kg前後から、力に自信がない人であれば15kg前後からはスーツケースを利用した方が良いでしょう。

このレベルになると普通の道を背負って歩いてるだけで疲れるし、体への負担は大きいです。

また20kgを超える大荷物をバックパックに入れてる場合、物の出し入れが大変です。

工夫してよく使う物を取り出しやすいところに入れたとしても、予定外のことはよく起こるので自分が出したい物一つ取り出すために中の荷物を全部出さないといけなくなったり…考えるだけでめんどくさいですね笑

通常の旅行でこの重さの荷物をバックパックで背負うメリットはもうほとんどありません。

ごく稀にあるちょっと転がしにくい道の心配をするよりも通常時の自分の体への心配と荷物整理のし易さを優先した方が良いです。

筆者が個人的におすすめするのはアメリカンツーリスターのこのスーツケース。


軽くて転がしやすくてデザインも良いので気に入ってます。

リンク先を見てもらえればわかると思いますがカラーバリエーションが多く、さらにサイズも35Lの機内持ち込みサイズから100Lの大きなサイズまであるので、気に入ったサイズ、色を選びやすいと思います。

筆者が今使ってるのは97Lのパープル。

目回りますよね?笑


以上!海外旅行においてバックパックとスーツケースどちらが良いかを考えてみました!

人によって事情も荷物の量も違うと思いますが、是非参考にしてもらえればと思います!

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それではまた!ポップガンマイ(●´^`●)♪

ps

スーツケースのTSAロックは他のスーツケースの鍵を挿しても開いたりと割といい加減な作りをしてることも多いです

ソースは私で以下の通りです

ABOUT ME
あおい
世界中を旅して住み歩いてる旅人兼一流の現役カリスマニートやってます。禍々しすぎて最近はまぉうを名乗ってたり名乗ってなかったり…現在はタイのチェンマイに引きこもって(多分)5年目くらい、タイ語の勉強を適度に頑張っています。ブログのタイトルはチェンマイちゃんねるですが、アジア、中東、ヨーロッパ、アフリカ、北極等どこにでも出没するので幅広い地域について記事にしています。紹介文の下の方にある(パソコンだと右下)メールマークの隣のツイッターのマークを押してもらえると筆者がやってるツイッターページ(@AoiNomad)に飛びます。リアルタイムの情報やらなんやらをたまに気分で発信しているので興味ある方は是非!

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