美しい海に囲まれたタイ最後の秘境&楽園リゾート=リペ島へのアクセス方法について紹介します。
個人的にはタイ国内全てのリゾート地でダントツで一番好きな島ですが、あまりに立地が悪くアクセスが大変なので敬遠してる人も多いと思います。
確かにどこからアクセスしても時間がかかりますが、移動のための手段はある程度パターン化されており、観光客が迷わず島にたどり着けるようなシステムになっているため複雑ではありません。
是非この記事を参考に挑戦してみてください!
リペ島の行き方を考える上でのネック=立地の悪さについて
まずリペ島がタイのどの辺にあって、どのように立地が悪いのかから説明していきます。
上の地図を見てください。
タイ西部の最南端、ほとんどマレーシアと言って良い辺境の地にあるまさに秘境です。
というかバンコクやチェンマイと言ったタイの主要都市よりマレーシアのクアラルンプールやランカウイ島からの方が近いです。
特にランカウイからはボートで1時間30分ほどと非常に近いです。
タイ南部やマレーシア北部に住んでいるという特殊な人以外は、リペ島に近い空港がどこなのかというのがアクセスの鍵になるので見てみましょう。
基本的にはハートヤイとランカウイがリペ島への玄関口ですが、万が一の時に備えてトランにも空港があるということを頭の片隅に入れておくと旅程作成の役に立つことがあるかもしれません。
それでは、この立地の悪いリペ島にアクセスするための最適解を場合分けして説明します。
リペ島の行き方を出発地別にまとめた結果
置かれている状況によっておすすめのアクセス方法が変わるのでいくつかに場合分けして紹介します。
日本発=マレーシア経由(ランカウイ島からボート)が最速
※2022年10月現在、例の病気の影響で国際線、国内線共に平常時ほど充実していません。
場合によっては日本発でもバンコク経由の方が楽で早くて安い可能性があり、さらにこの状況下で何度も国境を跨ぐのに不安を感じる人も多いと思うので、その場合はこの次の項で説明するタイ経由の方法も参考にしてください。
平常時に日本からリペ島へアクセスする場合はマレーシア側からアクセスするのがバンコクからアクセスするより安く、移動時間も短いです。
例えば現在東京を深夜に出るクアラルンプール行きの便の到着時刻は
エアアジアの場合、朝6時45分着
マレーシア航空の場合、朝7時10分
さらにクアラルンプールからランカウイまでの国内線の便はエアアジア等のLCCが8時台、9時台、10時台、11時台(ランカウイ到着が12時過ぎ)に出てます。
ランカウイからリペ島へ向かうフェリーは2022年10月時点で発表されてる分だと片道149リンギット(4700円)でスケジュールは行きと帰りで以下のようになっています。
※移動時間がおかしく見えるかもしれませんが、ランカウイはマレーシア時間、リペ島はタイ時間表記なので、実際の移動時間は1時間30分です。
14時30分の便があるので、クアラルンプールからランカウイの国内線の便で12時台までにランカウイに到着することができればリペ島行きのボートへ乗り継ぐことができます。
ランカウイの空港からボートが出発するTelaga Harbour Marinaまではタクシーで20分前後、タクシー代は20−30リンギット(800円)くらいでしょう。(以前はもう一社ボートを出してましたが、現在は出てないみたいです)
現在観光業は例の病気から立ち直ってる真っ最中なので今後スケジュールが変わる可能性は大いにありえますので、最新情報はボート会社の公式ホームページで必ず確認してください。
ちなみに通常ランカウイ島とリペ島を繋ぐボートはハイシーズンの10月〜5月しか出ておらず、さらにトップシーズンの11月〜4月以外はボートの本数が減ります。
大事なことなのでもう一度言いますよ?
ランカウイ島とリペ島を結ぶボートはハイシーズン(10月〜5月)しか出ておらず、さらにトップシーズンの11月〜4月を除いて本数が減るので、最新情報は必ずボート会社の公式ホームページで確認をしてください。
ランカウイからのボートが出てないオフシーズン中(雨季)にどうしてもリペ島を訪れたい場合はタイ側からのアクセスを参考にしてください。
出入国手続きについて
リペ島はタイでランカウイはマレーシアです。
なのでこのルートを通る場合リペ島に到着するまでに以下の出入国手続きがあります。
- 日本を出国する時→日本出国手続き
- クアラルンプール到着時→マレーシア入国手続き
- ランカウイからボートで出発時→マレーシア出国手続き
- リペ島到着時→タイ入国手続き
マレーシアもタイも特にビザが必要なわけではないので出入国手続きと言ってもただパスポートを見せるだけですが一応頭の中に入れておきましょう。
Telaga Harbour Marinaからリペ島に行く場合、以前のケースではフェリーターミナル で出国手続きをし、フェリー会社の人にパスポートを預けて、リペ島で入国手続きをした後にパスポートを返却してもらうシステムでしたが、タイ出入国のシステムに関してはコロコロ変わる可能性が高いのでフェリー会社の指示に従いましょう。
以上がマレーシア側からのアクセス方法です。
以下タイ側からのアクセス方法を説明します。
バンコク(その他の都市)から飛行機でハートヤイへ飛ぶ方法
タイ各都市から国内線でハートヤイ空港へ飛び、ハートヤイ空港からはバスとボートのセットチケット(900−1000バーツ)を提供している会社がいくつかあるのでそれを利用してリペ島へアクセスします。
ハートヤイ空港からリペ島まではバスとボートで合計5時間前後となかなかの移動時間で疲れますよ笑。
以前はLCC各社がアイランドトランスファーというものを出していて、例えば
バンコク→ハートヤイ→リペ島
の飛行機、バス、ボートをセットにしたものが豊富に用意されていたんですが、最近やってないとこが多いので、普通に自分で飛行機とバス&ボートを分けて自分で手配した方が確実だと思うのでこの方法を紹介します。
タイ各都市からハートヤイへの国内線はスカイスキャナーで検索すればいくらでも安く出てきます。
そしてハートヤイ空港からリペ島へのバスとボートがセットになったチケットもチケット検索サイト12GOで検索すればたくさん出てきます。(まぁ予約しなくても当日空港で買えると思いますが)
だいたい空港発11時30分くらいまでのチケットがあります。
問題にお気づきですかね(ぇ?)
2022年10月現在、ハートヤイ空港発リペ島行きのバスとボートのセットは11時30分が基本的に最終便です。(以前は午後の便も予約できた)
そして今現在タイ国内線の便数は平常時ほど戻ってません。
つまりどんな問題が起きるかと言うと、こちら現在のハートヤイ空港への到着便一覧(朝早い順)です。
11時30分のバスの接続に間に合いそうなのはプーケットの一つを除いて全部バンコク発の便です。
つまり2022年10月現在、バンコク以外のタイ地方都市からリペ島へ同日アクセスは(空路では)不可能です。
よって、地方からリペ島へアクセスする場合はハートヤイで一泊して翌朝リペ島へ向かうか、ハートヤイ到着日にそのままリペ島へ行きたかったらバンコクへ前乗りし、バンコク発の早朝の飛行機に乗る必要があります。
もともとアクセスの悪い場所ですがこれは大問題です。
でも飛行機の便数が元に戻って、ハートヤイ空港からリペ島へのバス&ボートの便数が増えれば解決する可能性もあるので、最新情報はスカイスキャナーと12GOで検索をして調べてください。
ハートヤイで一泊する場合は、ハートヤイ市内発リペ島行きのバス&ボートのチケットが12GOで予約できるのでハートヤイ到着翌朝にリペ島に到着することになります。
以下は12GOで検索して出てきたホテルトランスファーや鉄道駅でのピックアッププランの例です。
せっかくハートヤイに泊まるならタイ南部の名物を食べよう
スケジュールの都合上どうしてもハートヤイに宿泊する必要は出てしまったら、せっかくなのでタイ南部の名物料理を食べてほしいです。
例えばガイトートハートヤイ
通りがかりの自称ハートヤイ在住歴50年のオッサンがこの街一番のカオモックガイが食べられると言うので来てみたところ
店員さん『今日カオモックガイ終わっちゃったよ』
あおいさん『…』
ハァン
仕方ないのでガイトートとカオニャオ食べてキタ
Grabで注文してビールと一緒に食べたかたわ pic.twitter.com/WBLYmu3uPT
— あおい (@AoiNomad) February 23, 2022
タイ全土どこでも食べられますが、ハートヤイの名物料理なのでどうせなら本場で食べてほしい一品です。
ハートヤイはマレーシア国境に違いのでマレーシア名物肉骨茶も食べられます。
そいや肉骨茶って朝食うもんだったっけ
てなわけで久しぶりの肉骨茶美味しィーーー
流石マレーシアが近いだけあって肉骨茶屋さんも多いね
みんなもハートヤイに来たら是非食べて
kepongでよく食ってたの懐かしいゼ pic.twitter.com/iybWUaZe9Z
— あおい (@AoiNomad) February 24, 2022
朝早くから開いてるとこが多い(そして昼以降は閉まってるとこが多い)ので、リペ島へ出発する前に食べてみることをおすすめします。
ちなみに上のツイートのお店はこちらです。
また、ハートヤイの空港でも南部っぽい料理を食べることができたので、空港で待ち時間がある人は挑戦してみると良いかもしれません。
空港のレストランでカオマンガイを注文したら出てきたマレーシア風カオマンガイ
空港にも肉骨茶あった。
バンコクから寝台列車でハートヤイにアクセスしてリペ島へ向かうのもアリ
移動時間が18時間近くとまぁまぁエグいですが、鉄道の旅を楽しめる人で時間に余裕のある人はハートヤイに朝着く寝台列車でアクセスするのも良いでしょう。
2ndクラスのエアコン付き寝台が750−1000バーツくらいであります。(古い車両の方が安くて新しい車両の方が高い傾向にある)
鉄道チケットの予約はタイ国鉄の公式ホームページからオンラインでできますし、12GOで鉄道駅出発のバス&ボートのセットチケットを手配することもできます。
※タイの鉄道は余裕で1−2時間くらい遅延するので、バス出発ギリギリ到着の鉄道を選択するのはやめましょう。
ギリギリのに乗ると以下のツイートのように乗り継ぎに不具合が出ます。
結局1時間以上の遅延で6時5分到着
で
チュムポーン駅→Lomprayah Pierの6時出発のバス
167番の電車到着を待っててくれるもんだと思ってたら6時ピッタリに出発しやがってた
で
4人いれば1人150BでPier行けると言われたので待ってみる
で
私しかいなかったから500B払って到着なう
…天気悪くね pic.twitter.com/tkX2W5wncw
— あおい (@AoiNomad) August 3, 2022
おまけ=自家用車、レンタカー、バイクでリペ島へ行く人向け
2022年2月にチェンマイから車でタイ縦横断旅行をした際に車でリペ島に行きました。
スピードボートの出発するパクバラ港でおすすめの駐車場を紹介するので、ほぼいないと思いますが笑、必要な人がいたら参考にしてください。
タイ最後の秘境&楽園=リペ島に行く際の注意事項
リペ島に行く際に注意すべきことをいくつかまとめてみます。
リペ島のシーズンについて
リペ島の観光シーズンは10月〜5月で、ベストシーズンは11月〜3月前後になります。
リペ島だけに限らないですが、マレー半島の海は西と東でシーズンが真逆で基本的に西側は冬ハイシーズン、東側は夏ハイシーズンだと思ってください
オフシーズン中は雨が多かったり、波が高かったり、店が開いてなかったりそもそもアクセス自体が困難だったりします
リペ島があるマレー半島西部がオフシーズンの間はマレー半島東部のタオ島やペルヘンティアン島(マレーシア)がシーズンに入ってるのでこちらをおすすめします
フェリーの時間は早くなったり遅れたりする
筆者が11時30分発のリペ島発のフェリーに乗るために11時頃にフェリー乗り場に着いたところ、チケットのチェックをされた後
と言われたので近くのカフェでスムージーを飲んで待ってたんですが、11時10分頃急に大勢の人がボートに乗り始めたので念のため確認しに行ったところ
…
集合予定時刻の15分前に乗船開始して集合予定の5分前、出発予定時刻の10分前にはボート出発してました笑
出発時刻はある程度前後するものと思って(物理的にも精神的にも)余裕を持って行動しましょう。
以上!
タイ最後の秘境&楽園=リペ島へのアクセス方法をまとめてみました!
辺境の地過ぎてなかなか行くのが大変かもしれないですが、頑張ってたどり着くことができればタイ最後の秘境&楽園の名に相応しいリゾートを満喫することができるので是非挑戦してみてください!
リペ島滞在中の海外旅行保険代、医療費を完全無料にする裏技については以下の記事を参考にしてください。
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リペ島の魅力とおすすめのホテルについては以下の記事を参考にしてください。
タイでおすすめのリゾート地、離島のまとめ情報に関してはこちらの記事も参考にしてください。
それではまた!ポップガンマイ( ´・ω・`)♪
ps
2019ロイクラトン、コムローイ祭りが終わりましたが批判、苦情で凄いことになってますね
コムローイをあげる行為自体は現地人にとってそこまで重要なイベントではないので下手すると来年以降チェンマイでコムローイあげるの完全禁止になる可能性もあるんじゃないかと予想してます(゚◇゚)