先日ついにGoProデビューしました!
という書き出しでこの記事を初めて書いたのが2018年
あれから4年が経ったので、デビューから4年の経験も踏まえて軽く記事をリライト、情報を付け足しました。
おそらくこのブログに辿り着いた人は、これからGoProを始めようと思っている人が多いと思うので、当時筆者が書いた初心者目線での感想も重要だと判断し、あまり専門用語やデータを使ってゴリゴリ説明するのではなく、カメラ初心者でも直感的にわかりやすいようにリライトにしてあります。
ちなみに購入した時点ではHero6が最新機種だったんですが、開封する前にHero7が似たような価格で発売されて悲しいです(T ^ T)←こんなことを当時書いてたのが懐かしいですが、今はもうGoPro Hero11の時代です。
4年間、合計3台のGoProを使って世界中の国々を旅してきた筆者の感想としては、海外旅行、特にバックパッカースタイルで長く旅をする方や世界一周旅行をするような方にはかなり相性の良いカメラだと思います。
それではGoProの良いところ、悪いとこを一眼レフ、スマホとの比較も含めてなるべくわかりやすく説明していきます。
前半はGoProと一眼レフ、スマホとの比較、後半にはおまけで筆者がGoProを初めて買った時にタイのリゾート地クラビで何の知識もなく初めて撮影した時のGoProデビュー動画を載せてあります笑
海外旅行でGoProをおすすめする5つの理由【一眼レフやスマホと比較】
まずは一眼レフ、スマホとの比較でGoProの優れている部分について説明します。
とは言っても、スマホは皆さん当たり前に持ち歩いているものなので、基本的にはGoProとどっちを持っていくかで迷う対象になるであろう一眼レフとの比較になります。
GoProはとにかく小さくて軽いから荷物にならない
最大のメリットと言って良いでしょう
上に並べたGoProとその周辺機器、充電器、バッテリー、三脚付きミニ延長ポール等が(右側のハンドラーを除いて)全て下の写真のポーチに収まっています。
ポーチの下にあるのは懐かしのミニノートパソコン、macbook air 11インチです。
例えば長期の旅行に一眼レフを持って行く人をよく見かけますが、カメラと基本的なレンズだけで1kg近くの重量になってしまいますし、もし望遠や単焦点のレンズまで持っていくとこれだけで2kg近くなってしまいます。
さらに重たい一眼レフを支えるための三脚というのはどんなに軽くて小さいものを選んだとしてもやはりそれ相応の重さになってしまいます。
特殊なレンズや大きな三脚を持ち歩かない人でも一眼レフと必要最低限の周辺機器を持ち歩くだけで2kg以上の重量になるのが普通で、荷物の重量にシビアな海外旅行者にとって致命的な欠点です。
暖かい国(東南アジア等)に出かける時は飛行機に荷物を預けず機内持ち込み荷物の7kgだけで済ませる人が多いと思いますが、一眼レフがあるとこの7kgをクリアする難易度が上がります。
一眼レフ、レンズ、三脚、周辺機器、これに加えて必需品のノートパソコンを入れてしまうと機内持ち込み制限重量の半分をこいつらだけで占めることになり何かを諦める必要が出てきます。
筆者はオーロラとか星空を撮影しない時は三脚を諦めることが多かったです。
それに比べてGoProは軽いです。
現行モデルのHERO9、HERO10、HERO11の重量はわずか158gです。
余裕でポケットに入ります。
大きさ比較のために置いてあるのはmacbook air11インチとNIKONの一眼レフD5300です。
カメラ本体がこれなので、三脚等のアクセサリーも軽いもので対応することができ、周辺機器を含めても全く重量が増えません。
筆者が使ってる三脚は、お馴染みのショーティー(三脚付きミニ延長ポール)
いつもこんな感じでショーティを使ってタイムラプスでしてます。
ちなみに重さは66gらしいです笑
最長22.7cmほどにしか伸びないんですが、下で説明するようにGoProは広角専用のカメラなのでこの程度の長さでもセルフィ等にも十分対応します。
GoPro自体が軽いため、周辺のアクセサリーもこういった軽いものが多く、荷物を最小限に抑えることができるのは限られた重量で荷造りをしないといけないバックパッカーには非常に助かります。
GoProのおかげで旅に出る際にPCを諦める必要がなくなり、月曜日のジャンプ用にiPadを持っていく余裕すら生まれました。
GoProはどこにでも気軽に持ち運べる=シャッターチャンスが増える
軽くて持ち運びが簡単、そして水深10mまでの防水防塵機能付き、耐久性もあるのでいつでもどこへでも気軽に持って行って撮影できます。
撮影可能エリアの守備範囲が一眼レフ、スマホとは比較にならないほど広いですし、一眼レフやスマホみたいにちょっと高いとこから落としたくらいじゃ壊れません。
この気軽に持ち運べるというのが重要で、シャッターチャンスは何も気合入れて写真撮る気満々で一眼レフを持ち出している時に来るとは限りません。
ちょっとしたお出かけの時、一眼レフが出しにくい砂の舞う砂漠、そもそも一眼レフでは責められない水中等でシャッターチャンスが訪れることも多々あるでしょう。
重たいカメラを持ち運ぶ覚悟や、カメラを保護する対策等一切ナシで「とりあえずポケットに入れて持ってくか」くらいのノリで持ち運べるからこそ、いい写真を撮るためのチャンスは増えます。
またGoProは基本的に動画を撮影するものなので(もちろん静止画も撮れます)渾身のシャッターチャンスというものを狙いにいく必要が特にありません。
気軽に動画を撮りながら旅をして、静止画が欲しければあとで動画を見て、気に入った場面を切り出せばいいだけなので、一瞬一瞬が勝負の一眼レフと比べて気軽に楽しく写真撮影をすることができます。
例えばこれはタイのピピ島周辺をボートで移動中に撮った動画から適当に切り抜いたものです。
当然ボートが止まったらそのままGoProを手に持ったままダイブです。
GoProは基本広角なのでインスタ等SNS映えする
上に載せた写真を見てわかる通り、GoProは基本広角で撮影することが多く、これは(個人的には)インスタ等SNS映えには適していると思います。
こちらタイのクラビ県のホン島で撮った動画から適当に切り抜いた写真
旅行に行った後、SNSに載せてドヤるには十分じゃないですか?笑
一眼レフやスマホと違って、10m防水なので、撮影できるところを場所を選ばず、いろんな環境で気軽に撮影できるのが強いところです。
簡単に綺麗な動画が撮れる、手ブレに非常に強い
現行のGoProはもはや4K、5Kは当たり前に撮れちゃいますし、HD(1080p)ならFPS240にも対応してて、めちゃくちゃヌルヌルに動く動画が撮れるし、スローモーションも滑かです。
また手ブレ補正に関しても非常に強力で、わざと横に振りながら歩いても揺れを感じません。
全然ブレないのが不自然だと思ったら手ぶれ補正をoffにすることもできるので、表現の幅が広がりますね。
GoProは周辺アクセサリーが充実して、前後シリーズでの互換性もある
ありとあらゆるシーンに対応するため、数えきれないほどのアクセサリーが用意されていますが、その中でも特におすすめかつ基本的なアイテムを紹介します。
三脚付きミニ延長ポール=ショーティー
まず一番おすすめなのはこのショーティです。
三脚機能を備えた延長ポールはいくつか出てますが、筆者はこれを一番おすすめします。
純正品は強気の価格ですがそれだけの価値があります。
一番短くした時で11.7 cm、66gと持ち運び性能抜群で、22.7cmまで伸ばせば背景も含めたセルフィにも十分対応できます。
これ1つあればとりあえず街中の動画撮影、セルフィ、簡単な夜景、星空、オーロラ等の撮影に対応できます。
フローティングハンドグリップ=ザ ハンドラー
シュノーケリングの際に役に立ちます。
ストラップのついたフロートタイプのグリップで、万が一水の中で手放しても水に浮くので紛失の可能性が下がります。
シンプルな形で使いやすく、海水浴、シュノーケリングでの撮影には重宝すると思います。
不安定な足場で活躍する三脚=ゴリラポッド
不安定な足場に対応した三脚で、そもそも足場がない場合にどこかに巻き付けてGoProを固定することもできます。
ショーティとの違いは固定できる場所の多さです。
ショーティは三脚なので基本的に平面にしか置くことしかできませんが、このゴリラポッドは変幻自在のクネクネ曲がる足でありとあらゆる場所に設置可能です。
マウントを制するものはGoProを制する
色々と大きさがあるので自分に一番合うものを探してみましょう。
水中と陸、二つの世界を同時にカメラに収める=ドームポート
水面の上下の世界を同時に映すことができます。
綺麗な海でのシュノーケリング、サーフィンでは普通のカメラ単品じゃ撮れないような幻想的な写真を撮ることができるので、まさにSNS映えアイテムです笑
GoProの欠点【一眼レフやスマホのカメラと比較】
GoProのここが不満だなと思うところを一眼レフやスマホとの比較も含めて挙げてみます。
基本的にGoProは遠くのものを撮影するのは苦手
ズームが苦手なのと遠くにいる小さな被写体に焦点を合わせるのも苦手(というかできない)ので綺麗な動画、写真を撮影するとなると一眼レフには全く敵わないですし最新のiPhoneにも負けます。
例えばアフリカの国立公園で遠くにいる動物をはっきりくっきり撮影したい。
と言った場面では何も装備してないノーマル状態のGoProではまともな撮影自体ほとんど不可能でしょう。
GoProを使っての旅行での写真、動画撮影は広角が前提だと割り切って楽しむのが良いと思います。
何か1つの対象物のみを写すのではなく、周りの風景も一緒に写すというのを前提に、そういう縛りだと考えていれば苦手なシチュエーションに遭遇しても一眼レフとは違った楽しみ方ができると思います。
GoProはバッテリーの減りが異様に早い
絶望的にバッテリーの減りが早いです
バッテリー1つで1日撮影はかなり厳しいです。(というか無理です)
最高画質、最高FPSで撮影したら1時間は絶対にもちません。
一般的によく使われるであろうHD(1080p)60FPSでだいたい1時間30〜40分と言ったところでしょうか。
極寒地や水中だとさらにバッテリーの減りは早い気がします。
なので最低2つはバッテリーが欲しいですが、純正のバッテリーと充電器は高いのでコレをおすすめします。
バッテリー3つとそれを収納する充電器が付いてます。
これと元々GoProに付いてる1つを合わせて4つのバッテリーがあればまず大丈夫でしょう。
GoPro Hero9-10-11の間で互換性があるので、いくつかGoProを買っても同じバッテリーを使い回すことができて便利です。
GoProで撮った高解像度、高フレームレートの編集にはそれなりの環境が必要
別にこれはGoProだけに限ったことではないですが、高解像度や高フレームレートの動画編集にはある程度の環境が必要です。
つまり高スペックのパソコンが必要です
極端な話5万円くらいで購入した低スペックパソコンで4K120FPSの動画なんて編集しようとしたら一撃でフリーズするでしょう。
一般的によく使われる1080p、30-60FPSあたりまでなら通常のパソコンでも編集できるしスマホでも編集できるので、基本的には問題ないと思いますが最新機種のGoProで最高画質の動画を撮って楽しみたい場合は、それなりのスペックのパソコンを購入する必要があると言うことは理解しておきましょう。
ちなみにバックパッカーにおすすめのノートパソコンについてはこちらの記事でまとめてあるので是非参考にしてください。
GoProはどれを購入するのがおすすめか
ちょっと前までだったら
とアドバイスしてました。
安かったんですよGoPro
それが昨今の円安の影響もあってかGoProの価格が高騰しているので、必ずしも最新モデルを購入するのがおすすめとも言えない状況になってきました。
例えばHero10は発売当初50000円前後で売ってたんですが、2022年末の段階で既に1世代前の機種になってるのに70000円くらいしますし、最新機種のHero11は80000円くらいします。
以前のフラッグシップモデルが50000円前後で、エントリーモデルが30000円前後といった状況とは変わってきています。
その上で価格と内容のバランスを考慮した上で筆者が一番おすすめするのは以下の機種です。
現行モデルでおすすめなのはGoPro Hero9
現行モデルの中では一番古いモデルですが、アクションカメラ入門としては十分過ぎるスペックです。
というか、5K30FPS、4K60FPS、HyperSmooth3.0(高度な手ブレ補正)に対応している高スペック機種で入門としてではなく、アクションカメラに慣れてきた人にとっても普通に十分過ぎるスペックで、決してエントリーモデルや廉価版としての扱いではありません。
何ならSNSやYouTube等に使うだけならこれでも余裕でオーバースペックなので、無理してHero10やHero11を買う必要はないんじゃないかな?と個人的には思います。
2022年末の時点で50000円前後と最新のHero11より2万円以上安くて十分過ぎるほど高性能なので、あまり高すぎないモデルが欲しいと思ってるであろう多くの人にとってピッタリの機種です。
今後のドル円相場次第ではHero11がおすすめ
ただ、今後ドル円の相場次第(円高方向に進めば)最新機種の価格が下がる可能性もあるので、購入の際は一応現行の最新機種Hero11の価格もチェックした方がいいです。
具体的には5-6万円前後まで下がるなら以前と同じく最新機種を個人的におすすめします。
Hero9とHero11の違いですが、Hero11は5.3K30FPS、4K120FPSと言った、それまでの機種にはなかった超高画質(というかHero9でも十分超高画質ですが)の動画が撮影できたり、手ぶれ補正機能がさらにパワーアップしたり(Hero9の手ぶれ補正もGoPro使ったことない人からしたらびっくりするくらい高性能です)と各種基本性能のパワーアップはもちろんなんですが、一番大きな違いはライトトレイル、ライトペインティング機能がついたことで光の軌跡を撮影して遊ぶことができるようになりました。
この方が撮影した動画が一番わかりやすいですね。
この遊び方はHero9、Hero10ではできないので、夜の街で光の軌跡を撮影して遊びたい方は少し奮発してGopro Hero10に挑戦してみてもいいかもしれません。
GoProを使うには動作確認されているSDカードが必要
GoProで撮影した動画を保存するためには、GoProでの動作確認がされているSDカードを用意する必要があります。
大容量のデータの動画を扱うため読み書きのスピードが基準に達していないと正常に動作してくれません。
動作確認されているSDカードの中で一番信頼度が高いのは、やはりSandiskでしょう。
筆者もメモリー系はGoProに限らずSandiskを使うことが多いです。
最近の機種は動画の容量が大きくなりがちなので、256GBくらいはあった方が旅行中にSDカードを入れ替える手間も省けて良いと思います。
おまけ=GoPro歴3日、動画編集歴1日の大ベテランがクラビで撮影した動画
初めて買ったGoPro Hero6で、カメラの設定等もよく理解してない状態でタイの有名リゾート地、クラビに突撃して動画撮影の知識0で適当に撮影し、MacBookにデフォルトで入ってる無料の動画編集ソフトiMovieで動画編集の知識0で適当に編集した記念の動画を紹介します。
今から5世代前のGoProで知識スキル0の状態でもこの程度の動画を作れるということで、GoProがどれだけ気軽に遊べるカメラかというのを少しは感じ取ってもらえるんじゃないかなと思います。
撮影場所は以下の通り
- 観光の拠点アオナンビーチ
- 天然のエメラルドプール
- 滝のように天然温泉が流れるクロントム温泉
- アイランドホッピング(プラナンビーチ、チキン島、タップ島、ポダ島)
設定の欄から画質HD1080pを選択して視聴することをおすすめします。
この動画の作成に使ったのは5世代前のHero6なので現行のモデルはこれより遥かに画質、手ぶれ補正の性能が改善されています。
以上!買ったばかりのGoProと一眼レフの比較をまとめてみました!
GoProは持ち運びやすさ、シャッターチャンスの多さ、使用可能場面の多さから旅行先での撮影に非常におすすめですので、気になった方は是非検討してみてください!
海外旅行中に意図せぬ落下等でGoProが壊れた際に修理代や交換代をカバーしてくれたり、海外滞在中の医療費をカバーしてくれる海外旅行保険に無料で加入する裏技については以下の記事を参考にしてください。
海外旅行をするような人ですと既に持っている人が多いと思いますが、発行費用、維持費が無料のエポスカードを持って日本を出国すると90日間自動で海外旅行保険が付帯して、キャッシュレスにも対応しているので、現地で病気や怪我をした際にお金を払わず病院で診てもらうことができます。
上の動画の撮影地クラビに関する詳細は以下の記事で紹介しています。
クラビのアイランドホッピングに関する記事はコチラ
また、クラビ近郊の秘境温泉、エメラルドプールに関する記事はコチラ
タイ国内のおすすめリゾート地、離島に関してはコチラの記事もよかったら見てみてください。
それではまた!ポップガンマイ(●´^`●)
ps
口内炎うざい