世界中を旅して住み歩いている筆者が、海外旅行でおすすめの国を3つあげろと言われたら確実にランクインさせるくらい旅人におすすめの異国情緒溢れた国モロッコ
年に何回も(2泊3日の超短期から1ヶ月以上の比較的長期の旅行まで様々なスタイルで)モロッコに遊びに行っている筆者がこれからモロッコを観光する全ての人に役立つよう、今までの経験と知恵を全力でまとめました
ちなみにおすすめの国3つ上げるとしたらモロッコ以外の2つはどこですかね…
タイはもうおすすめ過ぎて使用禁止キャラレベルなので一旦除外するとして、個人的にはクロアチアとインドを推しますかね
これらの国についてもまた今度まとめます
モロッコ観光でおすすめの都市ランキングTop5
モロッコにはたくさんの見どころがありますが、その中でも特に訪れるべき5つの都市を紹介します
モロッコ観光のルートを考える場合、この5つの都市を基本として、周辺の観光地に旅する計画が一番効率的でしょう
第5位:世界最大の迷宮都市=【フェス】
モロッコ北部にある迷宮都市
世界遺産に指定されているフェスの旧市街は超巨大な迷路になっており、全ての道を正確に記した地図が存在しないと言われているくらいです
まぁ実際リアルタイムで増えている道も多数あるらしいので地図作成不可能ですよね
広範囲に細い路地が縦横無尽に入り組んでおり、さらにその路地は高い建物に左右を挟まれているので自分の居場所を把握することが困難です
この規模の迷宮になるとGPSはもちろんのことグーグルマップも全く何の役にも立たないです
異国の知らない街の路地裏で迷う感覚が好きって人も中にはいるかもしれませんが、この街に限っては迷子プレイとかそういう生易しいレベルじゃなくてガチ遭難するので、散歩に出る前に大体の目印や街の構造等をしっかりと把握することをおすすめします
筆者も遭難しかけました笑
タンネリ(皮なめし)で有名な街なので街のいたるところで革製品が売られています
モロッコ土産にはぴったりですね
ちなみにタンネリの写真は不慮の事故により消えてしまいました(T ^ T)
カサブランカ、マラケシュ、エッサウィラから直通バス、或いは鉄道でアクセス可能なのと、国際空港がある街なのでヨーロッパから空路でのアクセスも可能です
第4位:おとぎの国のような青の世界=【シェフシャウエン】
モロッコ北部、リフ山脈の奥深くにある、まるでおとぎの国のように青く染められた街です
可愛い街が好きな女子なんかは発狂するんじゃないですかね笑
インスタグラム映えする街なので、近年外国人(特に日本人、韓国人、台湾人、中国人等のアジア系)に人気で、筆者が訪れた時も街中いたるところで撮影会をやってました
シェフシャウエンに関しては以下の記事で詳しく紹介しているので是非参考にしてください
カサブランカ、フェス、タンジェからの直通バスが主なアクセス手段になります
第3位:南の真珠の名を持つモロッコ屈指の観光地=【マラケシュ】
モロッコ観光と言われたら世界遺産にも登録されているマラケシュ旧市街にあるジャマエルフナ広場を真っ先に思い浮かべる人が多いと思います
城壁に囲まれた旧市街の中心に位置するかつて処刑場だった広場でジャマエルフナ広場の文化空間として世界無形遺産にも登録されています
昼間は露店やジュース屋さんがちらほら店を出しているくらいなんですが、日が沈むと同時にとてつもない数の屋台が広場に現れます
この4ディルハム(約40円)で飲めるオレンジジュースがやたら美味しいんですよ
屋台では様々なモロッコ料理が食べられます
こちらはマラケシュの伝統料理タンジーヤ
羊の肉を様々なスパイスと一緒に煮込んだ料理で美味しいです(少し高いですが)
白いやつは一緒に注文した羊の脳みそです
白子みたいな見た目してますが、味も白子見たいで美味しいです
こちらはスパイスがたくさん入ったお茶です
ジャマエルフナ広場だけじゃなく、広場の北側に広がるモロッコ最大規模のスークも見どころがたくさんあり散歩しているだけで楽しい街ですね
カサブランカから直通バス、鉄道で移動可能なのと、フェスからも直通の鉄道があります
第2位:世界最大のサハラ砂漠でテント泊=【メルズーガ大砂丘】
モロッコ旅行で人気ナンバー1のイベントでしょう
世界中の観光客がサハラ砂漠を目指してモロッコにやってきます
そのせいかマラケシュやフェスの街中を歩いているととてつもない数の旅行会社からサハラ砂漠ツアーの勧誘を受けます笑
桁違いのスケースを誇るメルズーガ大砂丘でのテント泊は日常では体験できないようなものを見ることができます
遠近感がおかしくなりそうな写真ですが、ツアー客が宿泊するテント等が集まった小さな集落と右側に広がる砂丘の大きさを比べてもらうと、以下に規模がデカイかわかると思います
このような巨大な砂丘がそこらにたくさんあります
こちらは砂丘の上から見下ろした光景です
反対側の黒砂漠、アルジェリア国境方面です
どこを見ても普段体験できないような光景が広がっています
かなり立地が悪いですが基本的にはマラケシュ、フェスから長距離バスでのアクセスがメインになります
どうしても長距離移動をしたくない人はカサブランカからエルラシディアへ飛行機で飛び、エルラシディアからメルズーガまでタクシーで移動が可能です
第1位:大西洋に面した芸術と音楽の街=【エッサウィラ】
筆者がモロッコで、いや世界でもトップクラスに居心地がいいと感じる大西洋に面したお洒落な港町です
そんなに規模の大きな街ではないんですが、街の作りはお洒落だし、安くて美味しいカフェやレストランがたくさんあるので滞在してて楽しいんですよね
またモロッコの他の街は結構観光客相手にガンガンいこうぜ的なノリでグイグイ来る商売人が多いんですが、エッサウィラや、さらに南にあるアガディールなんかはお洒落なリゾート地って感じでそういう人が少ない、というか全くいないです
港町なので漁港やスークには魚市場があり、そこで買った魚を料理してもらうこともできます
エッサウィラに関しては以下の記事で詳細に説明していますので参考にしてください
エッサウィラへはカサブランカやマラケシュからバスでのアクセス可能なのに加えて、規模は小さいですが空港があるのでエッサウィラ−カサブランカ間を短時間で移動可能です
モロッコ観光のルート、計画の立て方
モロッコ観光を計画する際に必要となる基本的な知識について書いていきます
モロッコの主な観光地の位置関係
上で紹介した5つの都市に加えて、日本人観光客がよく行きそうな主要スポットの位置関係をまず確認します
陸路の交通手段だけで周遊しやすい配置になっています
赤が直通バス、青が直通鉄道なので、線で結ばれている都市間は直通で移動可能です(もちろん他にも多数の区間直通移動可能ですがとりあえずここでは大まかなものを記しました)
この地図は反時計回りを想定して作ってますが、当然逆回転の時計回りでも可能です
スタート地点、ゴール地点の決定について
モロッコ観光だけじゃなくて全ての国の観光で言えることなんですが、期間に関係なく旅の計画はスタート地点とゴール地点を決めた方が計画がスムーズに進みやすいのはもちろんのこと旅自体が充実することが多い気がします
短期の場合はもちろん最初にスタート、ゴール、大まかなルートを設定しないと話にならないんですが、1ヶ月以上の長期旅行をする場合も細かい旅程までぎっしり決めていく必要はないがスタート地点、ゴール地点、大まかなルートくらいは決定してから旅立つことを強くおすすめします
基本的にはスタートもゴールもカサブランカ
この記事にたどり着いた多くの人がおそらく日本発着のモロッコ旅行を計画していると思います
そしてできるだけ安い航空券で日本とモロッコを往復したいと考えた場合、必然的にカサブランカへの往復航空券を買うことになるでしょう
安い方法を選択したい場合は、カサブランカ発着の一択しかないので、他に選択肢がなく、少なくともスタート地点、ゴール地点の選択で悩む必要がありません
この場合、途中の大まかなルートの決定に思考エネルギーを回すことができるのが良いところですね
このプランの悪い点としては、カサブランカ自体には特に見るものがない上に、他の都市とはそこそこ距離があり、移動に時間がかかるため、観光初日と最終日に少し無駄な時間を費やさなくてはいけない可能性が出てきます(うまくやれば回避できる可能性もあります)
でもまぁ移動も旅行の楽しみの一つだと思えばそんなに苦でもないと思うし、初めてモロッコを訪れる方はカサブランカの街だって歩いてて楽しく感じると思うのでそんなに大した問題ではないですね
また、移動時間の点で見てもメルズーガ(サハラ砂漠)以外へのアクセスはカサブランカの空港からそこまで長時間移動になるわけじゃないので、よほどの理由がない限り、日本からモロッコに観光しに行く場合カサブランカ発着を基本として計画を立てると良いでしょう
スタートかゴール(或いは両方)がカサブランカ以外
カサブランカ以外にもモロッコにはいくつか国際空港があります
外国人が観光で利用するとルート決定が便利になる可能性が高いのはマラケシュ、エッサウィラ、フェス、タンジェあたりですかね
主にヨーロッパからこれらの都市に直接アクセスすることができます
ヨーロッパ在住の方や、ヨーロッパを旅行中の方でこれらの都市に直行便がある場所にいる場合はカサブランカへ飛んで陸路で目的地へ移動するより時間短縮ができるので積極的に利用すると良いと思います
日本在住の場合、日本からヨーロッパ経由でモロッコ地方都市へ往復する航空券は日本からカサブランカへの往復航空券よりかなり高く(2倍以上することも珍しくない)、予算に余裕がある方以外はあまりおすすめしません
高いからと言って無理に価格を抑えて日本からこれらの地方都市に飛ぶ安い往復航空券を頑張って調べたりすると2〜3回乗り継ぎだったり、結局カサブランカ経由だったりと、カサブランカから陸路で移動するのと大して変わらないどころか、下手したら遅くなるケースすらあるので、余程希望にマッチした航空券がある場合を除いて日本発ではカサブランカ往復をオススメします
ただし、予算は特に気にしない人で日本からマラケシュ、エッサウィラ、アガディール方面の観光を中心に考えている場合はヨーロッパ経由での東京−マラケシュの往復航空券は悪くないですし、北部の観光だけを考えている人は東京−フェスの往復航空券もアリだと思います
スタートかゴール(或いは両方)が海路(フェリー)
スペインとセットでモロッコを周遊する際にはスペインのタリファとモロッコのタンジェを結ぶフェリーで出入国ができます
移動時間が1時間以内で気軽に船でヨーロッパとアフリカ大陸を行き来することができるので人気の方法です
スペインのタリファからモロッコのタンジェにフェリーで入って、カサブランカやマラケシュの空港から出国するパターンか、逆のカサブランカの空港からモロッコに入って、フェリーでスペインのタリファへと出国するパターンが多いですね
タンジェとタリファを結ぶフェリーについてはこちらの記事を参考にしてください
直通のバス、鉄道で移動可能な都市を結びながらルートを決定する
モロッコの国内線は地方都市から地方都市への便があまり充実していません
大抵はカサブランカ空港と地方都市を結ぶ路線になるので、周遊に空路を組み込むことによって時間を短縮するのは結構難しいです(可能な例がないわけではないです)
よって基本的にモロッコ周遊ではバス、鉄道を利用することになります
上の地図で青い線と赤い線が直通のバス、鉄道がある区間ですのでこれらの都市を結びながらルートを決定するのが基本です
モロッコ観光で利用する主な交通手段
上で説明した通り、地方から地方へと飛ぶフライトが充実していないので基本的にはバス、鉄道での移動が中心となります
2大バス会社=【CTM,Supratours】
地図で記した赤い区間に関しては全てこの2社で直通移動可能です
モロッコのバス会社で外国人が安心して乗れるレベルのバスはこの2社です
他にもたくさんの民営のバス会社が運行しているんですが、トラブルが起こる確率が格段に上がるので、極力この2社の利用をオススメします
チケットはバスが発着するターミナルで買うか、街中の旅行代理店で買うか、泊まっているホテルのオーナーさんに相談すると何とかしてくれたりもします
モロッコの主要都市間の移動はほとんどこの2社のバスだけでなんとかなります
以下に2社のホームページを載せておきます(Supratoursのサイトが使い物になった試しはないですが)
モロッコ国鉄=【ONCF】
バスに次いでメジャーな移動手段です
地図で記した青い区間は直通鉄道で移動が可能です
バスと比べて移動時間が凄く短縮できるわけではないですが(むしろよく遅延する)、1stクラスの車両だとバスと比べて快適に移動可能です
トイレに自由にいけるのも良いですね
個人的にはマラケシュ−フェスの直通鉄道は南北をショートカットできるので利用価値高いと思います
チケットは駅の券売機でも買えるし窓口でも買えます
飛行機
モロッコはそんなに大きな国ではないのと、地方都市から地方都市へのフライトがあまり充実していないので利用価値はあまりないかもしれません
発着拠点がカサブランカになってしまうので
サハラ砂漠以外からカサブランカへの移動ってそんなに時間かからないのでバスや鉄道で十分だし、最終日に帰国便が出るカサブランカの空港へ地方都市から短時間で移動するために飛行機を使うのは欠航を考慮すると危険ですよね
なので、ほとんど利用価値がない…と思ってたんですが、一つだけ利用価値を見出せました
ロイヤルエアーモロッコのカサブランカ−エルラシディア路線です
モロッコで唯一苦しい長距離長時間の移動を強いられるサハラ砂漠へのアクセスに使えます
知りませんでした、次回サハラ砂漠に行く時は利用したいと思います
カサブランカ→マラケシュ→メルズーガの長距離移動でアトラス山脈越えをしたくない人、カサブランカ→フェス→メルズーガの長距離移動で夜行バスに乗りたくない人等、あの苦しいサハラまでのバス移動をすっとばしたい人には利用価値が高いでしょう
モロッコの秘境サハラ砂漠への玄関口エルラシディアへたったの1時間、料金もかなり安く片道4000円前後くらいからあります
エルラシディアからメルズーガはタクシーで2時間程度です
カサブランカ→エルラシディア:22時40分発の23時50分着
エルラシディア→カサブランカ:8時45分発の9時55分着、10時50分発の12時着
が週5日程度運航しているので、辛い移動をショートカットしたい人は参考にしてください
ローカルタクシー
基本的には街中と鉄道駅、街中とバスステーションの間を移動する際に利用します
乗合のものもあれば、乗合じゃないのに勝手に現地人が乗り込んできたりとタイプはいろいろです
メーターを使ってくれなくて料金交渉が必要なケースが非常に多く、旅人にとってストレスのたまる瞬間ですが、これも旅の醍醐味だと思って楽しみましょう
どうせボラれても大した金額ではありません
プライベートタクシー(裏技)
他の移動手段に大して少し価格が高いですが、外国人が安心して乗れるプライベートタクシーはモロッコ観光において、日程調整の切り札になる可能性が高いです
特に短期間での観光計画を立てる場合、どうしてもバスや鉄道の運行状況の都合で希望のルートを諦めないといけない事態が多々発生すると思います
そんな時に時刻表やルート関係なしに、自分の出発したい時間に目的の街へと行ってくれるプライベートタクシーを使えば希望のプランを通せる可能性が非常に高いです
プライベートタクシーについてはこちらの記事も参考にしてください
滞在日数別、モロッコ観光でおすすめのルート
滞在日数別にモロッコ観光でおすすめのルートをいくつか提案してみます
短期滞在でのモロッコ観光でおすすめのルート
滞在1週間以下でのモロッコ観光おすすめルートです
1週間以下のモロッコ観光ですと、見られる都市の数は限られてしまいますし、少し急ぎの日程になってしまう可能性もありますが、最大限楽しむとするなら以下のようなルートが考えられます
日本からの旅行客はカサブランカの空港を使うことが多いと思うので以下全てカサブランカの空港利用を想定しています
現地5泊でマラケシュ&サハラ砂漠を弾丸周遊(体力ある人向け)
- マラケシュ2泊
- メルズーガ1泊
- サハラ砂漠1泊
- マラケシュorカサブランカ1泊
滞在日数が少ないけどサハラ砂漠に絶対に行きたい人向けのルートです
あくまで体力ある若い人向けなので、極力もう1〜2日程度は余裕を持って日程を組んだ方が良いです
ちょっと弾丸気味ですが、初めてのモロッコだったら十分に異国情緒を味わえるでしょう
他のプランと違ってかなり急ぎの日程なのでこのプランに関してだけは詳細に手順を記します
1日目(マラケシュ泊)
カサブランカ空港に到着後、鉄道でマラケシュへ向かい、マラケシュの駅に到着したらSouprtoursのオフィスで2日後の朝発のメルズーガ行きのバスチケットを買う(可能なら5日目のメルズーガからマラケシュまでのチケットも買う)
2日目(マラケシュ泊)
マラケシュを観光
3日目(メルズーガorハッシラビット泊)
マラケシュ朝8時30分発のSupratoursのバスでメルズーガへ向かい21時頃メルズーガに到着
- 事前にホテルは予約しておき、バス停に迎えにきてもらう
- 翌日のサハラ砂漠ツアーもホテルに連絡を取り事前に予約しておく
- 5日目のメルズーガからマラケシュのバスチケットを買ってない場合ホテルに相談する
4日目(砂漠泊)
朝から翌朝までサハラ砂漠ツアーに参加する
5日目(マラケシュ、或いはカサブランカ泊)
朝8時発のバスでマラケシュまで向かい、だいたい20時30分頃にマラケシュ着
・翌日のカサブランカ発の帰国便が午前中の場合は問答無用でそのまま鉄道に乗り込んでカサブランカへ向かい、カサブランカに泊まる
・翌日のカサブランカ発の帰国便が午後の場合
①夜マラケシュの街を楽しんでマラケシュに泊まり、早朝の鉄道でカサブランカに向かう
②カサブランカに泊まり、翌日午前中はカサブランカを観光してから帰る
以上、かなり弾丸で急ぎの日程になりますが、現地5泊という超短い期間でマラケシュとサハラ砂漠を両方楽しむプランです
このプランでは全行程自力で移動することを前提に書きましたが、マラケシュ発着のサハラ砂漠ツアーに参加するともっと簡単に頭を使わず回れると思います
更に2泊程度時間が取れる場合は、サハラから帰ってきたらマラケシュに泊まり、翌日のバスでエッサウィラへと向かい、エッサウィラに2泊した後にプライベートタクシーで直接カサブランカの空港へと向かうプランが良いですね
現地5泊で北部のシェフシャウエン&フェスを余裕を持って周遊
- フェス2泊
- シェフシャウエン2泊
- カサブランカ1泊
個人的に1泊ってのはあまり好きじゃないんである程度余裕を持ってフェスとシェフシャウエンを2泊ずつで組んでみました
カサブランカからフェスは鉄道が結構な頻度で出ているので、カサブランカに到着したらそのまま鉄道でフェスに移動して、フェスからシェフシャウエンはバス、シェフシェウエンからカサブランカもバスを利用すると良いでしょう
最終日前夜は帰国便が出るカサブランカに泊まるのが安全です
現地7泊でマラケシュ&サハラ砂漠にフェスかシェフシャウエンを追加
- マラケシュ2泊
- メルズーガ1泊
- サハラ砂漠1泊
- フェスorシェフシャウエン1泊
- カサブランカ1泊
マラケシュ&サハラ砂漠のところで紹介したルートで、5日目に夜20時30分メルズーガ発のバスでフェスに向かうと6日目の早朝にフェスに到着します
よって以下の2通りが考えられます
①そのままフェスに宿泊し、翌日適当な鉄道でカサブランカに行く
②フェスに到着後数時間後のバスでシェフシャウエンへ向かう(12時頃着)、翌朝7時のバスでカサブランカへ行く
フェスからカサブランカの鉄道は頻発しているので良いんですが、シェフシャウエンからカサブランカへの直通バスが朝7時しかないというのがちょっと微妙ですね
このプランでシェフシャウエンに泊まってさらに翌日もゆっくりしたい場合はシェフシャウエンからカサブランカまでプライベートタクシーを利用すると270ユーロ前後なのでこれを利用すると良いでしょう
何れにせよ最終日の7泊目はカサブランカ泊をおすすめします
長期滞在のモロッコ観光でおすすめのルート
モロッコはノービザで3ヶ月間の滞在が可能ですので、長期旅行者向けのルートを提案してみます
現地滞在が10泊を超えるケースですと、上であげた5つの観光スポットだけでなく、周辺の小さな街や集落も見ることができます
カサブランカ空港から入ってモロッコをぐるっと一周
上で載せた地図と同じですが、このような感じで回るか逆回転で回り、滞在日数に応じてルート上にある小さな街にもちょこちょこ泊まる感じが良いですね
有名どころだとマラケシュからメルズーガまでの道程にはアイトベンハッドゥの集落やトドラ渓谷と言ったスポットがあるのでこう言ったところに寄りながら周遊するといいでしょう
これはマラケシュからメルズーガに行く時に通るワルザザードという街から近いアイトベンハッドゥの集落です
異国情緒感が半端ないです笑
こう言った見どころがモロッコには数多くあります
スペインからフェリーで入ってきて、カサブランカの空港から出国
スペインのタリファからモロッコのタンジェに入ってきてカサブランカの空港から出る場合は上に乗せた地図の逆回転ルートがおすすめです
タンジェ→(バス)→シェフシャウエン →(バス)→フェス→(バス)→メルズーガ→(バス)→マラケシュ→(バス)→エッサウィラ
って感じのルートですね
エッサウィラから先に関してはカサブランカまで直通のバスがありますし、もうちょっとぶらぶらしたい人はマラケシュまで戻っても良いだろうし、最終日エッサウィラからカサブランカの空港に直接移動したい人はプライベートタクシーという選択肢があります
またカサブランカの空港から入ってタンジェからスペインへとフェリーで出国する場合は
カサブランカ→(鉄道)→マラケシュ→(バス)→エッサウィラ→(バス)→マラケシュ→(バス)→メルズーガ→(バス)→フェス→(バス→シェフシャウエン→(バス)→タンジェ→(フェリー)→スペインのタリファ
みたいな流れが良いかと思います
タンジェについては以下の記事も参考にしてください
また、モロッコのタンジェとフェリーで結ばれているスペインのタリファに関してはこちらの記事を参考にしてください
以上がおすすめのルート案ですが、フェスからマラケシュまで直通鉄道があるので短期旅行でも南北を織り交ぜることもも可能ですのでいろいろと考えてみてください
モロッコ観光の基本情報
モロッコを観光する上で知っておく必要がある基本情報をまとめて見ました!
モロッコの治安について
モロッコの治安は世界常識的に見て良い方
筆者はこれまで何度もモロッコに遊びに行ってますが、治安面でいうとアジアや欧州の有名観光地と比べて悪いと感じたことはありません
アジアや欧州の有名観光地を旅する時と同様で常識レベルの自己管理、警戒ができる人であれば全域一人旅しても問題ない程度には治安は良いです
有名な観光地なんかだと深夜まで人通りも多いですから、夜外出歩いてても危険は感じないですしね
一般的な治安状況とは関係なく、現在世界中どこでもテロが起こる可能性はあります。ここ数年だけでもアジア、中東、欧州、アメリカ、オセアニアの日本人観光客がよく行くような観光地で多数の死傷者を出すテロが何回も起きていますので、モロッコでもこう言ったことが起こらないとは言えないです。筆者が現在住んでいるタイだって、2015年に外国人観光客や在住者が多くいるバンコクのド中心で多数の死傷者を出すテロが起きて大騒ぎになりましたからテロのリスク的には欧州と同じ程度にはあると思っておきましょう。
女性の一人旅は一応注意、警戒が必要
女性の一人旅ということになるとアジアや欧州各国を一人旅する場合と比べて警戒レベルとあげる必要があります
モロッコ人男性は日本人女性は押せばなんとかなるということを知っているのでガンガン攻める傾向にあります
白昼堂々と襲いかかってきてレイプするとかそういう凶悪な人はなかなかいないですが、甘い言葉や強引な言葉で断りにくい状況を作り出して流れでヤってしまう人は多数いる、というかヤラレた話は何度も聞きましたし、甘い言葉で勧誘なうな現場も何度も目撃したことはあります
ナンパ戦線におけるモロッコ人の攻撃力は歌舞伎町周辺のキャッチより遥かに上でしつこいです
日本人男性が相手なら暴言を2−3発かませば大抵メンタル折れて諦めてくれるのでイージーですが、モロッコ人男性のメンタルは強靭でなかなか折れない人も多いです
今までキャッチやナンパにしつこく言い寄られて『めんどくさいから番号くらいだったら良いか』と番号を教えたことがある女性は全員ヤられる可能性がありますのでダメな時はダメと、曖昧な態度を取らずに『NO!』を突きつけてください
出会って初日にいきなり甘い言葉で告白してくる男はモロッコ人に限らず一人の例外もなく全員ヤリモクかお金目的ですよ!
ありがちな被害と回避方穂
スリ等の細かな犯罪についてはどこの国、街でもあり得ることなのでこれに関してはどこの国に遊び行く時でもある程度警戒が必要です
別にガチガチに防御を固める必要はないですが、iphoneやカメラや財布をその辺に置きっぱにしたまま目を話したり、チャックが開いたままのリュックを背負ってたりと言った油断のし過ぎにだけ気をつけていれば大抵問題は発生しないでしょう
物乞い、自称ガイドに関しては、不要なら不要と最初にはっきり断ることが大事です
曖昧な態度で案内を続けさせたりすると、終わった後に100%チップを請求される可能性があるし、一応ガイドさせてしまっているため、なかなか断りにくいでしょう
まぁモロッコの路地は複雑で迷い安いので、本当に迷ってるならガイドしてもらって多少チップ渡す分には問題ないですが
タクシーに関して、男性は特に問題ないですが、女性は一人だけで現地のローカルタクシーに乗るのはあまりおすすめしません
本当に止むを得ない事情があって他に移動手段がない場合は仕方ないですが、そういう移動は極力昼間の明るい時間帯に済ませて、できれば他に行き先が同じ外国人観光客の仲間を見つけるなりして安全度を高めましょう
深夜の人が少ない時間帯に女性が一人でローカルタクシーを利用するのはおすすめできないというか常識的に考えて危ないです
ボッタクリ、詐欺については騙される方が悪いです笑
最近はオープンプライスのお店も多く、そう言ったところは最初からある程度まともな価格を提示していますが、オープンプライスになっていない有名観光地のお土産屋さんで一番最初に出してくる相手の言い値が適正価格の可能性は限りなく0に近いです
だいたい4−5倍くらいは吹っ掛けられていると思って交渉しましょう
何店舗か回ってみるとだいたいに相場が読めてきたりしますね
交渉がダルい人は最初から信頼できるお店をリサーチして、そこで買い物をすると良いです
まぁでもオープンプライスじゃない場所での買い物はお互いが納得した金額で取引するわけですから、その金額が相場より高かろうが別に大した問題ではないと思いますけどね
モロッコの物価はぼったくりを考慮しても安い
モロッコの物価は日本と比べると非常に安いです
物によって価格は上下するので単純に日本の何倍と言うことはできないですが、体感的には日本の半分以下の物価ですね
現在筆者はタイに住んでいますが、モロッコの物価はタイよりも安いと思います
ヨーロッパを旅行した後にモロッコにフェリーで渡って来た人なんかは物価の違いを大きく感じることでしょう
モロッコの通貨と両替について
モロッコディルハム(MAD)
モロッコで使われている通貨MADは2019年3月のレートでだいたい1MAD=11.5円程度となっています
日本円の約10倍と覚えておけば良いでしょう
ついでに1ユーロ=10.9MADなので、ユーロはモロッコディルハムの10倍程度だと覚えておくと役に立ちます
有名観光地ではユーロが使えることも多い
タンジェ、フェス、マラケシュ、エッサウィラのホテル、ホステルでユーロ支払いを断られたことがありません
計算レートがどうなっているかは不明ですがヨーロピアンの観光客が多い国なので、そこまでふざけた低レートになっているとも思えないので、いざという時のために覚えておきましょう
どこで両替すると得かを悩むは時間の無駄
タイなんかだと、レートがいい有名な両替屋が多数あって、みんなそこに殺到したりするんですが、モロッコ観光においてはあまりこう言った現象は起こりません
一番簡単なのは到着したら空港にあるATMでクレジットカードを使って現地のお金をキャッシングすることですね
ごく稀にクレジットカードをクレジットカードを飲み込んで吐き出さないヤンチャなATMがあるので予備も含めて2〜3枚クレジットカードを持っていくことをおすすめします(以前エッサウィラで白人観光客がクレジットカードをATMに飲み込まれて発狂してました笑)
クレジットカードを使うのが嫌で全て現金で済ませたい人は、モロッコに到着したら空港で適当に5000円〜10000円程度を両替して、後はホテルの近くや街中で適当に見つけた両替屋さんを2〜3軒比較してレートの良さそうで両替しましょう
この際に5軒も10軒も回って比較したり、血眼になってインターネットで情報収拾するのは本当に時間の無駄です
どうせ大した違いはありませんし、物価の安い国なので両替する金額もたかが知れています
現在ほとんどの都市で日本円からモロッコディルハムへの両替が可能ですが、ごく稀にド田舎に行くと日本円からの両替ができない場合もあるので心配性な人はユーロを少しだけ持っていくと良いでしょう
モロッコ観光でおすすめのシーズンと注意が必要な時期
観光する都市にもよるんですが夏(6月〜8月)は避けられるなら避けた方が良いでしょう
死ぬほど暑いので
それ以外のシーズンに関してはそこそこ楽しめると思います
筆者がモロッコに行く頻度が高いのは12月前後と4月〜5月前後ですが両方ともまぁまぁ過ごしやすいですね
ただし、山間部や夜の砂漠は冬になるとそれなりに寒いので暖かい格好を用意しましょう
ラマダンだけは要注意!
・期間は約1ヶ月
・いつから始まるかは直前までわからない
・だいたいいつから始まるの予測はグーグルに聞けばわかる
・ラマダン中はサマータイムが無効になる
・太陽が出ている時間帯は飲食ができない
・日中は店が閉まっていたりする
・日中は現地人がやる気なく、イライラしている
筆者が2018年に1ヶ月間モロッコを周遊している最中に突如ラマダンが始まりました
ラマダンの開始時期は月の形によって決まるので、厳密にはその日になってみないとわからないんですが、だいたいの開始時期に関してはグーグル先生に【モロッコ ラマダン】で尋ねればわかります
サマータイムがこれに重なった場合、サマータイム中のモロッコの時差は日本−8時間ですが、ラマダン開始と同時にこれが無効になり−9時間となります
ラマダン中の飲食について、基本的に外国人観光客はこのルールに従う必要はないんですが、ローカルの人たちが飲食を制限してる目の前でどうどうと物を食べたりするのはやめた方が良いでしょう
宿泊していたマラケシュのホステルで、オーナーがラマダン開始前のスペシャルディナーを企画してくれた際に翌日から始まるラマダンについて宿泊客に注意事項をアナウンスしてくれたんですが、やはり現地人とのトラブルを避けたければ外で堂々と食べ歩きするのはやめた方が良いとのことでした
日中は閉まる店も増えますが観光客向けに開いているレストランがいくつかあるのでそこで食べるか、泊まっているホテル、ホステルの中で食べるのが良いでしょう
筆者はラマダン中は自炊してました笑
また、せっかくラマダン中のモロッコにいるのなら、1日くらいは現地人と一緒に断食してみるのも良い経験になりそうですね
モロッコ国内のお酒事情
イスラム教徒の国ですが、そこまで厳しくは制限されてません
普通に入手可能です
ただし、酒屋でビールやワインを買うと、見えないように紙袋で包装してくれることからも公共スペースで酒を飲んだり、見えるような状態で持ち歩くのはNGですし、ホテルによってはお酒の持ち込みが禁止されているところも多いので、ルールをきちんと確認しましょう
お酒を買える場所
基本的には砂漠方面を除いてほとんどの街でお酒の購入は普通に可能です
一番有名なのはCarrefourというスーパーですね
サハラ砂漠でお酒を飲みたい人は砂漠周辺でお酒を入手するのは(一応可能ではあるが)難しいので、マラケシュのCarrefourでお酒を購入しておきましょう
マラケシュのCarrefourは路線バスを使えばフナ広場からすぐに行ける距離だし、何なら徒歩でもアクセス可能です
マラケシュ以外の都市ではこのCarrefourというスーパーは街から少し離れているところが多かったりするので、どうしてもお酒を飲みたいという人がたくさんいるならタクシーをシェアして買いに行くか、現地人に近くでお酒を売ってるところがないか聞きましょう
エッサウィラでは旧市街を出て歩いてすぐのこんな感じの小さな酒屋でお酒を売ってます
安いですね笑
モロッコの路上ではどう考えてもお酒に合うおつまみが大量に安く売ってますので、お店でお酒を買って、路上でおつまみを買うのが一番安く済むパターンです
つまりこういうことです
お酒を飲めるレストラン、バー
大抵の都市にはお酒を飲めるレストラン、バーがあります
こちらはシェフシャウエンでお酒が飲めるレストランOum Rabi
少し値段は高かったですが、外国人にも多く利用されるタイプのちゃんとしたレストラン、バーだったら女性の方も安心して入れると思います
この時はフランス人の女の子と一緒に旅してたんですが、普通に問題なく入店できたし、モロッコ人はフランス語を話せる人が多いのでむしろ店員さんとのやりとりが楽で助かりました
こちらはエッサウィラで安くお酒が飲める闇バー的なやつ
写真撮影禁止()のアンダーグラウンドな感じのバーです
何回も行ってますが一度も女性客を見たことがないので、女性にはまったくおすすめできません
筆者は男なのにも関わらずセクハラされましたから、日本人女性が行ったら100パーセント被害食らうと思います(その前に入店できるのか知らんが)
詳細はこちらの記事を参考にしてください
モロッコ観光で必要な海外旅行保険
モロッコの医療費はそんなに高くないので高額な保証がついている海外旅行保険に加入する必要はありませんがクレジットカード付帯の保険でもなんでも良いので一応何らかの保険には入っておきましょう
金欠でお金がないから保険はちょっと…とアホなこと言ってる人をよく見かけますが、お金がない人だから保険に入る必要があるんですよ
極端な話100億円持っている人は海外旅行保険なんか入る必要ありませんから
海外旅行保険に一切お金をかけたくない人は、マルイのエポスカードを持つと入会費用、年会費無料で1円も払わず270万円分の海外旅行保険がついてくるのでこれを強くおすすめします
これがあれば現地で病気になっても1円も払わず大きな病院で適切な診察を受けて薬をもらうことが可能だし、もちろん入院も可能です
クレジットカードを一切利用しなくても海外旅行保険が自動で付くので申し込むメリットはあってもデメリットが一切ありません
詳細は以下の記事を参考にしてください
以上!モロッコ観光に必要な知識をまとめてみました!
各都市ごとの詳細については今後少しずつ記事を追加していこうと思います(多分)
それではまた!ポップガンマイ!
ps
昨日お隣のラムパーンで雨が降ったそうですが、チェンマイにも一発超集中豪雨をお願いします