オフシーズンにハイシーズン、複数回のラダック観光経験を持つ筆者がインドのチベットと呼ばれる秘境ラダック最大の都市レーの歩き方とその注意点をまとめました!
(以前まではローシーズンしか訪れたことがなかったのでローシーズン中心の記事だったんですが、2019年7月のハイシーズンに再訪したため、ハイシーズン情報を追記中です。まだ追記が完成しておらず中途半端な部分がありますがご容赦ください。)
実はこのブログ、これで13記事目なんですが、タイ以外の情報を扱うのは初めてです笑
筆者はこの5年間でアジア、中東、アフリカ、ヨーロッパ、オセアニア、北米と中南米以外のかなり広い地域を、しかも複数回に渡って旅しているので、これらの地域についても少しずつ記事にしていこうかと思います
インドのチベットと呼ばれる秘境ラダック最大の都市レー
まずはラダック最大の都市レーの紹介と基本的な情報についてまとめたので参考にしてください!
Q.どこにあるの?
インド最北のジャンムー・カシミール州最大の都市で標高3650m、ほとんど富士山のてっぺんと同じ高さに位置します
レーの周りを含むこの州の東部がラダックと呼ばれている地方で周りを世界一高い山として有名なエベレストのあるヒマラヤ山脈と、世界一登頂が難しい山として有名なK2のあるカラコルム山脈に囲まれています
ぁ、ちなみに言っておきますが、筆者は登山には一切興味はありません
国境が点線になってるのを見ればわかると思いますが、中国、パキスタンとの間に色々と問題を抱えている地域です
一応今のところ、レー周辺の観光地域に関しては特に治安面では問題がなく、これから先もしばらくは問題があるとは思えませんが、一応この地域を旅する方はその時点でのリアルタイムの治安情報等を必ず入手してください
ここはインドでは非常に珍しい地域で、大部分がチベット民族ですので街の様子はインドの他の地域と全く違います
完全に別の国だと言っても良いくらいです
よく南北インドを旅した方が
『南インドは北インドとは全く別の国だ』
等と言いますが、私からしたら南インドも北インドも正直同じ国なんですね
南インドと北インドの違いなんてせいぜいバンコクとイサーン(タイの東北地方)の違い程度ですが、ここラダックとインドの他の都市の違いはフランスのパリと日本の群馬県くらい違います
住んでる民族から食べるものから環境から言語に至るまで全てが全く違います
異国情緒感じまくれますので、ありきたりな旅行先に飽きた方には本当におすすめします
Q.料理は?
上述した通り住んでいる人のほとんどがチベット民族でインド系の人はそこまで多くないです(もちろん少しはいます)
なのでインドの他の地域みたいに
ご飯と言えば朝も昼も夜もとりあえずカレー系的なノリにはなりません
ほとんどチベット料理です
街中にはハイシーズンには観光客向けに欧米系の食事が食べられるレストランもたくさん開いていますが、筆者が初めてこの地を訪れた3月下旬から4月というのはオフシーズンなこともあって、観光客向けのレストランのほとんどが閉まっており、街中の食堂で食べられる料理の種類もかなり限定されてました
代表的な料理と言えば
モモ(チベットの餃子)とトゥクパ(麺)
こちらは揚げ餃子バージョンのモモです
こちらテントゥクと呼ばれる料理でチベット風のすいとんです
こちらはチュータギという料理で、店によってはラダッキパスタ等とメニューに載っていますレーではあまり見かけないですが下ラダックの小さな村等にホームステイするとよく作ってくれます
焼きそば的な料理もありましたね
後はインドの他の地域と比べると数は少ないですがターリーを食べられるお店も当然あります
Q.物価は?
物価ですが基本的にインドの他の地域と比べて高いです
他の街でローカルの食堂で食べたら30ルピーくらいじゃない?ってな感じのご飯を街中の食堂で食べても100ルピー以上かかることもあります
外国人価格が設定されてるなと感じたことは何回かありましたが、デリー等でよく聞くような悪質かつ危険な騙し行為やボッタクリはほとんど聞きませんし、安心して観光することができます
Q.治安は?
一般的な街の治安に関してはデリーの10億倍良いです
滞在中に変な輩には1人も遭遇しませんでしたし、ストレスなく観光できます
ただ上で既に述べた通り、問題を抱えている州ですので、行く際には最新の情報を入手してください
秘境ラダック最大の都市レーへの行き方
空路で行くか、陸路で行くか、或いはその二つの組み合わせで行くかですが、オフシーズン中は選択肢が空路一択しかありません
というのも陸路で行く場合周りを高い山々に囲まれているため、中継地点で寄るマナリという街から先の道がオフシーズン中は雪で閉ざされているからです
だいたい毎年6月前後に開通となりますが、年によって若干前後するので陸路を希望する場合は最新の情報を得てから行きましょう
①デリーから飛行機で行く
- 所要時間:1時間20分
- 料金:片道7500円〜15000円(シーズンによります)
最も簡単でおすすめな方法です
秘境ラダックまでいとも簡単に到着します
デリーから早朝〜午前中にかけてジェットエアウェイズ、インディゴ、エアインディア、ヴィスタラ等複数の会社が飛んでいます
飛行機からは美しい山脈を眺めることができるので可能なら窓際の席を希望することをおすすめします
夏でも高い山々には雪が降り積もっています復路の便に関してもほとんどが早朝〜午前中の便です
ちなみにですが、飛行機でレーにアクセスを検討している方は、航空券を検索してもし往復20000円(ローシーズンは15000円前後)を切っているのを発見した場合は即購入しましょう
それが最安だと保証することはできませんが、往復で1万円台ならそこそこ当たりを引いてます
レーの空港からレーの街中までは2019年現在プリペイドタクシーで400ルピーです(ホテルによって若干変わることのあるらしい)
帰りはホテル、ゲストハウスでタクシーを呼んでもらうことができ、これも基本的には400ルピー(同じ金額)になります
帰りは出発が早朝になると思うのでタクシーが必要な場合は常識的に考えて前日までに予約しましょう
空路でレーの空港に飛んできた場合、空港で簡単なフォームを記入して提出する必要があります。2019年7月現在では以下のような形式になっています。
また、レーを出発する際も、セキュリティーゲートを通る前に簡単なフォームを記入する必要があります。
②デリーから全て陸路で行く
- 所要時間:デリーからマナリまで14時間〜20時間、マナリからレーまで17時間〜30時間(選ぶバス、スケジュールによって全然違います)
- 料金:デリーからマナリが650ルピー〜1200ルピー前後、マナリからレーが1300ルピー〜2000ルピー前後
6月から9月あたりまでは陸路が開通してるので陸路で行くことが可能です
開通期間は年によって変わるので必ず開通していることを確認してから向かってください
基本的にデリーからマナリという街を経由してレーに行くルートがメジャーです
かなりハードな移動になるので、大抵の人はマナリで1泊或いは数泊してからレーに向かいます
マナリからレーに向かう途中では標高5359mの自動車で走れる世界で最も高い(と現地人が主張する)ポイントを通過することができます
ここが世界で最も高い自動車通行可能道路かどうかの議論に関しては諸説ありますが、いずれにせよトップクラスの標高です
その他にスリナガルという街からのルートもあると言えばあるんですが、この地域は現在日本の外務省からレベル2〜4程度の警告が出ておりますので、このブログでは紹介を省きます(2019年7月現在スリナガルからレーまでバイクで横断している外国人観光客はたくさんいますが)
③デリーからマナリまで飛行機、マナリからレーまで陸路
- 所要時間:デリーからクルまで飛行機で1時間20分、クルからマナリまで車で2時間程度、マナリから先は上の②を参照
- 料金:デリーからクルまで毎日早朝に1便12000円〜16000円程度、クルの空港からクルの街までバスで15ルピー、クルの街からマナリまでバスで60ルピー前後、マナリから先は上の②を参照
中途半端さはありますが、一応途中まで飛行機で行くことも可能です
ただ飛行機がマナリに直で着くわけではないので微妙ですね
秘境ラダック、レー周辺を観光する方法
観光はレーの街中や王宮の散策、周辺にあるゴンパ(僧院)や村巡り、インドの最果てと呼ばれるヌブラ渓谷訪問が主になるかと思います
周辺を観光する方法は4つありますが、どれを選択するにせよまずは泊まっているホテル、ゲストハウスで相談することをおすすめします
レーではホテルとツアーは一体化しているところが多いです(とは言っても大抵はそんなに押し付けがましい感じでもないので安心してください)
標高の高い非常に特殊な地域の旅なので料金だけを気にしすぎて1ルピーでも安く済ませたいという考えは捨てることをおすすめします
①旅行会社のツアーに参加する
観光シーズン中であれば街中にたくさん旅行会社が開いていますので、そこで旅行について相談することが可能ですし、上で説明したように大抵のホテル、ゲストハウスではツアーに関する相談に乗ってくれるはずです
ツアー会社が主催するものもあれば、次の②で紹介するタクシーチャーターのシェアをアレンジしてくれるものもあります
ただオフシーズン中は閉まっている旅行会社が多いですね
いや、やってるのかもしれませんが、オフシーズンに筆者がレーの街中を歩いてみた限りでは特にやってるようには見えませんでした(まぁ意識的に探してもないですが)
②タクシーをチャーターする
実質的にはこれも①とそう変わりませんがオールシーズン対応可能です
筆者がオフシーズンに初めてレーを訪れた時は他に宿泊客がいなかったので1人でチャーターして行きました笑
タクシー乗り場に行くとこのような冊子を見せてくれます
車の種類と行き先によって金額が決まっています(ラダックの観光面での物価は年々上がっていますので、今この記事を読んでいるあなたがレーに行く場合、ほぼ確実に上に載せた金額より上がっています)
オフシーズンにホテル、ゲストハウスで旅行に関して相談をすると大抵はこのタクシーを手配してくれると思いますので相談してみましょう
ホテルのオーナーの知り合いのタクシーを呼んでくれると思うので、全くの他人に連れていってもらうよりは安心できると思います
同じ宿に泊まっている人や街中で知り合った人で行き先が同じ人がいたらシェアすると安く済みます
ハイシーズン中は、旅行代理店がタクシーシェアする人を募集していることも多く、これもホテルやゲストハウスで相談をすると最適な方法を提案してくれることが多いです
自力でタクシードライバーと交渉するメリットはあまりないと思うので(多少安くなる可能性もありますが労力には見合いません)どれを選択するかは別にしてまずは泊まっているホテル、ゲストハウスで相談です
③ローカルの人たちが使うバス、シェアジープで行く
各方面にバスやジープが出ていますので、自分で時刻を確認して行くことができます
ただ、このローカルバス、ジープというのは観光客向けに作られたものではないので目的地によっては本数が極端に少なかったり、実質日帰りが不可能なスケジュールだったりするので事前に十分に計画を立てる必要があります
また、後で説明しますが、インナーラインパーミットが必要な地域(ヌブラ渓谷、パンゴンツォ、ハンレ、ダー、ハヌー等)の旅行に関しては十分な注意が必要です
④バイクをレンタルする(超おすすめ)
ハイシーズンの夏であればはっきり言っておすすめです
筆者は2019年の7月にレーからアルチ、ラマユルまでを2泊3日のゆっくりペースで旅しました
世界最古のバイクブランド、ロイヤルエンフィールドに乗ってラダックの大地を駆け抜けるのは本当に気持ちいいです
バイクのレンタルに関しては以下の記事を参考にしてください
また、これに関しても後で説明しますがインナーラインパーミットが必要な地域(ヌブラ渓谷、パンゴンツォ、ハンレ、ダー、ハヌー等)の旅行に関しては十分な注意が必要です
秘境ラダック最大の都市レー周辺の観光スポット
レー周辺で手軽にアクセス可能な主要観光スポットについてまとめました
チベット仏教や秘境の大自然に触れることができる素晴らしい場所ばかりです
位置関係は以下のようになります
レーのメインバザール、王宮
上の写真は筆者が初めて行ったオフシーズンのものですがそれでも街のメインの通りは日が暮れるまでそれなりに活気に溢れていました
こちら夏のレーハイシーズンの夏は夜遅くまで観光客で賑わってます
基本的に、買い物や食事はこの通りと近くの裏路地あたりにある食堂で食べることになると思います
また街から見える場所に王宮があり、歩いて行くことができます
空が青いというか、近いです
この王宮はラサのポタラ宮のモデルになったと言われています
こんな感じの裏路地を王宮に向かってひたすら登って行くと
無事たどり着きます
王宮からはレーの街が一望できます
絶景です
Hemis
後述する、Thiksey、Sheyと共にレーからアクセスしやすく観光客に人気のあるゴンパ(僧院、寺院)です
タクシーをチャーターすれば半日でこれら三つのゴンパを回ることが可能です
筆者はHemis→Thiksey→Sheyと遠いところから順に回りました(というかチャーターしたタクシーの運転手がそう決めたんですが)
レーの街中より若干標高が高いからか、街中には雪はなかったんですが、この周辺には雪がまだ残ってました
犬も気持ちよさそうに寝ています
僧侶の方が
『どこの国から来たんだ?宗教はなんだ?』
と聞いて来たので
『もちろん仏教です』
とついうっかり嘘をついてしまったところ、鍵がかかっている部屋の中に入れてくれて仏像等を見せてくれましたがさすがに写真を撮る勇気はなかったです笑
Thiksey
ここも観光客に有名なゴンパです
全体に赤い印象が強いですね
オフシーズン中でもゴンパに僧侶達が使用するためのカフェやレストランがありますので、我々旅行客も小休止することができます
筆者は間違ってキッチンにまで入ってしまい注意されました
ひたすらここをクルクル回りながら歩いていた僧侶の方が声をかけてくれまして筆者が日本から来たとわかると
『コンニチハ』
と挨拶してくれました
このゴンパからの景色が絶景です
Shey
赤から一転して白の印象が強くなりました
写真に写ってる犬がトコトコと近づいて来た時は生きた心地がしませんでしたが運転手が
『大丈夫だから』
といとも簡単に手懐けていました
…
いやいやいやいやいや
レーの犬ってライオンみたいなやたら風格ある犬が多くて実際怖いんですよ(筆者にとっては)
昼は大人しいんですが、日没と同時に全員ブチ切れ始めますからね
ホント凄いですよ
22時〜翌2時くらいまで外でとてつもない数の犬がとてつもない声を張り上げながら喧嘩してますから
オフシーズンだからかSheyはあまり人がいなかったです
このカラフルな旗を見ると『チべット来たなー』って思いますよね
このゴンパからの眺めも良いです
遠くで犬かなんかが遊んでました
初めてレーを訪れた時は到着してすぐ体調を壊してしまい(2回目訪れた際も即体調壊しましたが)、実質ゴンパ巡りに費やせる日数が1日しかなかったので上の3つのゴンパしか行けなかったんですが、レーの周辺にはアルチ、リキール、リゾン、ラマユルと行った見所のあるゴンパがたくさんあり、特に以下で説明するアルチ、ラマユルはおすすめです
アルチ
レーから西に車で1時間30分ほど走ったところにある小さく美しい村アルチ
端から端まで歩いても15分かからないんじゃないんじゃないかってくらい小さな村ですがのどかで落ち着いてて過ごしやすいです
また夜は光が少ないので満点の星空を眺めることがきます(筆者が滞在した時は夕方ちょい過ぎまでは星空が綺麗だったんですが、すぐに月が出ちゃいました)
こちら曼荼羅美術で有名なアルチゴンパ
中は撮影禁止になっていますが、素晴らしい曼荼羅美術と仏像を見ることができます
ラマユル
アルチからさらに1時間30分ほど走ったところにある月世界の異名を持つラマユル
光の当たり具合によって大地の色が変わります
奥の方の大地が夕日に照らされていい具合に月っぽい感じが出てますね
特に満月の夜は凄まじい光景になるみたいですが筆者が訪れた時は月は満月に近かったんですが夜になって完全に曇ってしまったせいでその光景を見ることができませんでした( i _ i )
前日に泊まったアルチでは月に邪魔されて星空観測が中断しましたが、肝心な時にお月様は隠れてしまいました
アルチとラマユルに関しては2019年7月にバイクで訪れた時の様子をこちらの記事に書いてますので是非参考にしてください
もちろんバイクだけに限らず、上で紹介した旅行代理店のツアーやタクシーシェアでも訪れることは可能です(というか運転に自信がなければツアーかタクシーを強くおすすめします)
ここまで紹介したエリアは全て特別な許可証不要で旅行可能なんですが、ヌブラ渓谷、パンゴンツォ、ダー、ハヌー、ハンレと言った制限エリアを訪れる際はインナーラインパーミットというものが必要になり、取得には条件があります
インナーラインパーミットについてはラダックを旅行する際の注意事項を下にまとめてあるので確認してください
レーでおすすめのゲストハウス
オフシーズン、ハイシーズン両方を体験した筆者がレーでおすすめできるゲストハウスを3つとレーでゲストハウスを探す際の注意点をこの記事にまとめたので参考にしてください
3つとも立地がよく、部屋も安心して滞在できるレベルのクオリティでスタッフの対応も良かったです
秘境ラダックを旅する上での注意事項(超重要)
標高の高く、自由な旅行にある程度制限がかかっている非常に特殊な地域ですので以下の注意事項を確認ください
①到着時は十分な休息を(高山病対策)
標高がほぼ富士山の頂上と同じ高さの街です
特に飛行機で到着した場合はデリーからいきなり標高の違う場所に降り立つことになります
空港では観光客向けに『到着から最低24時間は観光をせずに休んでください』というアナウンスが何度も何度も何度も何度も流れています
筆者はこのアナウンスを軽視して、休息が不十分なまま王宮に観光に行ったら熱と頭痛で数日寝込みました
数日で復活しましたが重症化すると命に関わるそうです
2回目レーを訪れた際は前回の反省を生かし、1日目は何もせずただひたすらジャンプを読んで過ごすつもりだったんですが、ゲストハウスの階段を登ってる最中に高山病発症して一歩も動けなくなりました笑
王宮はすぐそこに見えますが、傾斜のキツイ坂道等を登らないと行けないのでかなりハードな運動になりますから到着初日に行くのは絶対にやめましょう
また、飛行機の場合はデリーを早朝に出る便に乗ることが多く、到着時は朝で眠いと思いますが、到着直後に昼寝をするのは呼吸が浅くなるのであまり良くないそうです
初日は宿のテラスやメイン通りの食堂やカフェでゆっくりお茶でも飲んで本でも読んでゆっくり過ごしましょう
薬局に高山病対策の薬が売っててそんなに高くないので不安な人は買うと良いと思いますが高山病になる前に飲まないと効果が薄いのとデメリットもあるようなので薬剤師の方と相談をして決めましょう
②オフシーズンは街中でインターネットが繋がらない
オフシーズンにレーを訪れた際に宿の人に
『Wi-Fiは?』
と尋ねたところ
『今街中で落ちてるからどこに行っても繋がらないよ?もう長い間繋がってないんだ。』
等と寝ぼけたことを言って来たので
騙されたぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ(怒)
と思いながら、メイン通りのネットカフェに行ったところ、本当に街全体で繋がってませんでした
確か4/1か4/2でしたかね
到着した翌々日くらいに街にインターネットが物凄く久しぶりに(数日とかそういうレベルじゃなかったっぽい)復活してネットカフェが地元住民で混んでました笑
デリーの空港で買ったsimカードもラダックでは一切使えませんでしたので、冬場にラダックに行く場合現地でネットを一切確保できない可能性がありますので、そのつもりで準備をしてください
シーズン中であれば大抵のホテル、ゲストハウスでWi-Fiが利用可能だし、ネットが使えるカフェも街中にたくさんあります
③レーの空港に入るには航空券が必要です
インドの空港はどこもそうなんですが、入る際に航空券の提示が必要なことが多く、ここレーも同様に提示できない場合は中に入れません
特にオフシーズンにレーを訪れる人に気をつけて欲しいのが、レーに来る前に、レーを出発する航空券を印刷するか、スマホかタブレットに入れてオフラインで提示できるように準備をしてください
上で述べたように、オフシーズンのレーではインターネットが全く繋がらない可能性があります
運悪くそう言ったタイミングで航空券を印刷せず、またオフラインでスマホやタブレットで提示できるようにしてない状況でレーに入った場合、航空券を提示する術がありません
レーの空港はインドの空港の中でもかなり警備、検査が厳しい空港ですので、航空券が提示できないと非常に困ったことになります
そう行った事態を招かないようにするためにも必ず航空券を提示できるよう準備をしておきましょう
個人的にはシーズン関係なく端末に不具合があったときのことも考えて、航空券を印刷していくことをおすすめします
④レーの空港を出発する便では貴重品以外機内に持ち込めません(2019年7月現在持ち込み可能になってます)
お金、パソコン、スマホ、カメラ等以外は全て預けることになりますのでそのつもりで準備をしてください
また、預け荷物は一旦検査を受けた後、持ち主がその荷物のところに行き、自分の荷物だということを確認する作業があります
2019年7月にレーを再訪した際、機内持ち込み荷物に関するこのルールは変更になっており、貴重品以外も全て普通に機内に持ち込めました
利用航空会社はvistaraです
どうやら2018年末にこのルールが変更になったようです
⑤観光する場所によっては許可証が必要(インナーラインパーミット)
ヌブラ渓谷、パンゴンツォ、ハンレ、ダー、ハヌーと言った制限されたエリアを旅行する場合インナーラインパーミットというものが必要になります
自分が行きたい場所がインナーラインパーミットが必要な地域かどうかを事前に調べて必要な場合はホテルやゲストハウスのオーナー、旅行会社で相談をしましょう
朝に申請すれば最速で夕方前にはパーミットが貰えるみたいですが、基本的には1日待つのが目安みたいです
インナーラインパーミットを取得する条件に【申請には二人以上必要】という規定があります。『それじゃあ一人旅をしてる人はインナーラインパーミットが必要な地域を旅行できないのか?』と思うかもしれませんが、旅行代理店がアレンジするツアーやシェアタクシーに乗っかればこの二人以上という条件をクリアすることができます。
問題なのはパーミットだけ旅行代理店の人数合わせに乗っかって取得し、ローカルのジープやバスで一人で制限エリアへの旅行を計画している場合です。2019年7月現在インナーラインパーミットを持っていても、一人でローカルのバスやジープに乗って行くとチェックポストで追い返される事態が多発しているみたいです。特にバイクでの一人旅は追い返される確率が非常に高いみたいなので、一人旅でこれらの地域への旅行を計画している場合は、旅行代理店のアレンジするツアーやシェアタクシーの利用をおすすめします。
『俺は問題なく通れたけど?』等とドヤ顔でオラついてる自称バックパッカーもどきの日本人をたまに見かけますが、今回筆者が尋ねた旅行代理店全てで、2019年に入ってから一人旅のバイクでの通過率は非常に低いというという説明をされておりますので、一か八かの賭けに出て時間とお金を無駄にするよりは最初から適切な手段で訪問する方が良いと思います
ちなみに旅行代理店と違ってレンタルバイク屋さんやホテル、ゲストハウスのオーナーに尋ねると『全然一人で行けるよー!』と言う人が多いですが、多くのレンタルバイク屋さんやホテル、ゲストハウスのオーナーはまだあまりこのことについて詳しく把握していないようなので鵜呑みにしないでください。
筆者も最初、レンタルバイク屋さんが全然大丈夫だというので、一人でパーミットを取得してバイクでヌブラ渓谷に行こうとしたんですが、本当に大丈夫なのか心配そうな反応をしたところ、レンタルバイク屋さんのオーナーが『君が心配そうにしてるから今私の知り合いの旅行代理店にパーミットの件確認をとってみよう!』と確認の電話を入れてくれたんですが、1分後、『すまない、やっぱり厳しいみたい…』と言ってきました笑
⑥オフシーズンは冗談じゃなく寒いです
4月上旬は、オフシーズンの中でもまだまともに観光できる気温になってきた頃だったんですが、それでも夜は冗談じゃなく寒かったです
4月のデリーは灼熱地獄ですがたった1時間飛行機に乗るだけで全く違う環境です
ちゃんと服を準備して行きましょう
真冬の1月や2月なんかは多くの宿でシャワーが凍りついて使えないらしく、体を洗うようのお湯を大きなバケツで支給して貰ったりするそうですが、4月はちゃんとシャワーは使えました
が
停電が多い街なので、オフシーズンの夜にシャワーを浴びる際は、服を脱ぐ前に大きなバケツの中に十分なお湯を貯めてそれを使うことをおすすめします
何故ならばお湯を確保してない状態で夜中のクソ寒い中シャワーを浴びてる最中に停電になったら相当死ねるからです
寒い時期は風邪を引かないよう気をつけて行動しましょう
逆に夏場のハイシーズンは結構暑く、日中は半袖でも余裕で過ごせます(ただし夜は想定外に冷えることのあるので、ユニクロのウルトラライトダウン等簡単なもので良いから暖かい服も持っていきましょう)
⑦必ず海外旅行保険に加入を!
インドだけに限らず、世界中どこへ行く場合でも海外旅行保険の加入は必要です
インドの治療費は安い方なので、そんなに高額の医療保険がついている必要はないですが、クレジットカード付帯の保険でもなんでも良いので必ずなんらかの海外旅行保険に入ってください
命に関わることですので
海外旅行保険に一切お金を使いたくない人にはマルイのエポスカードをオススメしています
入会費、維持費が一切かからず文字通り無料で持てるクレジットカードにも関わらずこのカードを持って歩くだけで270万円分の医療費が自動でカバーされます
インド国内で通院、入院する程度であれば270万円あればほとんどのケースに対応可能です(ヘリコプターで他の街に緊急搬送とかになるとメーター振り切りますが)
詳しくは以下の記事を参考にしてください
以上、インドのチベット文化圏、ラダックでした!
まだまだこの記事で伝えきれなかった魅力がたくさんあるエリアです
我々日本人からすると目にするもの全てが新鮮で異国情緒をたっぷりと感じることができます
これだけの秘境にも関わらず外国人観光客に必要なものは大体揃っていて実際に行こうとするとハードルはそんなに高くありません(飛行機で1時間ちょっとですからね)
旅行先に迷っている方!インドには何回も来たことがあるけど、まだラダック方面は行ったことない方!次回の旅行先にラダックはいかがでしょうか?
それではまた!ポップガンマイ!^^
ps
先月の電気代の請求書が来たんですが、割とエアコン消すの忘れたまま(しかも二つとも)外出したりしてるにも関わらず妙に電気代安いんですよね
他の部屋と間違えてないか心配です